英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【長野】美ヶ原温泉「追分屋旅館」食事編

2025年(令和7年)4月18-19日(金-土)

 

所用のため半年ぶりに安曇野を訪れました。その後、相棒の湯治を兼ねて松本駅からバスで20分のところにある美ケ原温泉「追分屋旅館」に宿泊します。前回は施設と温泉について書きました。

fuwari-x.hatenablog.com

 

楽しみにしていた夕食です。開始は2部制で早い時間は18時から。準備ができると部屋に電話がかかってきます。大浴場奥の食事処へ案内されました。いくつか部屋が分かれているようで、私たちの他、あと1組の気配しか感じません。

 

テーブルの上にはすでに食事の用意が整っていました。レビューには食器の感想が多いのだけど、これなのね。一貫して創られた食器ということがわかるわ。食前酒はノンアルコールのシードル。お品書きが挟まっているのが見えます。

 

食卓には伝統工芸品の松本てまり。江戸中期から松本城の歴代当主が好んで作らせたとも言われ、藩士の子女が家計を支えるために作り始めたという説もあります。

 

本日のお品書。すでにテーブルにセットされている料理は「前出し」、これから出される温かいものは「後出し」と書いてあります。この潔さはいいかも。

 

これらが前出しとなる「先付け」。季節ごとのコンセプトによってテーブルセッティングが違うようです。

 

黄交趾箱(「きいこうちばこ」でいいのかしら?)を開けると春らしい料理が並んでいます。

 

●花山葵数の子和え ●菜の花明太和え ●紅白はじかみ ●細魚黄味寿司 ●帆立富喜味噌田楽

数の子のプチプチと山葵の辛味、菜の花とめんたい子のプチプチの食感がともにアクセントのある取り合わせで好感度高し。細魚の酸味も良かったし、味の変化があちこちにあって楽しい。

 

●開花桜豆乳寄せ ●安曇野吟醸豚の葱巻き ●甘煮揚牛蒡

こちらも柔らかい豆乳の食感と、しっかりした噛み応えの豚や牛蒡、濃いめの味と薄めの味など構成のうまさを感じます。

 

●もずく寄せ ●蛍烏賊 小柱 小葱 ●なた豆の花 桜長芋 酢味噌

もずく寄せがとりわけ印象に残っています。蛍烏賊の下に置かれたもずくは寒天寄せかな。酸味のある味でコリコリ感もあって気に入りました。

 

紫巾着 湯葉美味餡

お品書を挟んでいた台の上にあったのが生湯葉。餡が絡めてあるのだけど、薄味というより水っぽいのがちょっと気にかかる。この先、ここのお料理の水っぽさがあちこちに感じられるようになります。

 

御所車 炊き合わせ ●有頭海老 ●里芋旨煮 ●鮮若芽 ●筍土佐煮

炊き合わせが冷たいのは残念だけど、きっぱりと先出しと書かれているので冷たい料理としていただくのはアリだと思います。でも、これも同じく水っぽい。薄味は好みなので、お出汁の旨味が足りないというのかな。せっかくいい状態に仕上がっていても、後味が残念な感じ。

 

ここから「後出し」が始まります。

吸い物 季節のお吸い物は桜海老団子やうるい、土筆などが入っています。こちらは桜海老団子がアクセントになって美味しくいただきました。

 

造り お造り盛り合わせは、小さなお重に入って運ばれてきました。「追分」と書かれているので、追分屋旅館特注のお重でしょう。

 

お造りは間八、鰆、桜鯛、桜鯛の子の4種類で絶品でした。桜鯛の子はまったく味付けがされていなかったのでもったいないなと思いましたが、山葵をつけていただくと美味しかったです。その他、どれも外れがありません。皮目などにきちんと一手間掛けられているのが見て取れます。

 

揚げ物 いかにも春らしい季節の揚げ物が運ばれてきました。

 

メインは胡麻豆腐茶巾。おそらくこれ以外は季節によって違う野菜になっていくのだと思います。ただ、なぜか熱々じゃないのが残念。

 

 こちらは熱々で上手に揚がっていて抹茶塩で美味しくいただきました。

 

テーブルの上に塩と味噌があったので、味噌のほうを味変に使います。

 

こちらはこごみ公魚(わかさぎ)。公魚釣りで知られた諏訪湖が近いから、地元食材だと思います。こちらもサクッと揚がっていて美味しくいただきました。

 

蒸し物 山の芽吹き蒸し

 

蕎麦米の茶碗蒸しにそら豆の餡が掛けられています。このそら豆味がとても美味しい。蕎麦米も茶碗蒸しの食感の変化になっていて、とても美味しい一品でした。

 

焼もの 信州牛 地元赤ワイン煮込み

ポルチーニ茸のソースとクラッシュアーモンドでいただきます。

 

これがまた残念。キャベツやブロッコリーは水っぽいし、なんといってもせっかくの牛肉がぬるい。ホロホロと解けるように煮込まれていて美味しいのに、少しのことでもったいない。せっかく茶わん蒸しで持ち直したと思ったのに、またテンションが下がるわ。

 

食事 ●ごはん ●おかず ●香の物 ●みそ汁

思わず引いたのが、みそ汁が新玉ねぎ、独活、そしてなんと鯖缶だった点。缶詰は止めて~ ツナ缶ですら苦手な相棒が絶句していました。

 

ここへ来て気づきました。水っぽいのが好きなんだわ。雑穀米もちょっと水が多めなの。これは好みの差と言うべきかしら。ただ、香の物だけではなく、ちょっとしたおかずも添えられている点はいい工夫です。やっぱりちょっと水っぽかったけど、菜っ葉を何で和えてあったのかな。

 

デザート ●桜餅 ●甘酒いちごミルク

 

餡を包むように作られた桜餅はなかなか斬新です。でもやっぱりこの糯米も水っぽいので、味がぼやけてしまいます。

 

いちごミルクの方は、甘酒仕立てだからまぁ緩めの味でもいいかもしれないけど。様々な味覚を刺激する献立は本当によくできていて、むしろ単調だったポルトムインターナショナル北海道下鴨茶寮よりも評価したいぐらいでした。それだけに気の抜けた水っぽさが残念。でも、この価格帯での旅館と考えるとコストパフォーマンスは抜群です。

 

夜食 野沢菜寿司

部屋へ戻ると布団が敷いてあり、信州名物の野沢菜寿司が置いてありました。こちらは作り置きしてあるためか水っぽさは感じません。ただ、相棒が飲めないので本当にお夜食の位置づけ。お腹いっぱいだったので希望者だけでも良かったかも。

 

朝食

朝食は早い時間の7時半でお願いしました。会場は入口すぐの竹翠亭で、前夜とは違う場所です。こちらは思った以上に多くの個室がありました。

 

私たちが通されたのは一番奥で、手前にはもう一組いらっしゃいました。簾のロールスクリーンで仕切る感じ。

 

お味噌汁以外すべて先に用意されています。器は前夜と同じブランドのものらしい統一性がありました。

 

蓋がされていた3点はそれぞれ、揚げ出し豆腐、長芋のとろろ、そして梅粥です。ご飯もありますが、温かいお粥もどうぞ、と。奥の四角い箱には山葵海苔が入っていました。これ、美味しい。

 

花弁の形の器には、貝の佃煮、ひじき(だったかな?)、山くらげ。さらに右の大根おろしとともにいただいたのはなんだったかな。魚は信州サーモンだろうね。きゃらぶきなど美味しくいただきました。お櫃に入ったご飯はふたりで完食。デザートのヨーグルトや、なぜかよく出されるポテトサラダはいまひとつだったけど、概ね満足でした。お味噌汁は濃過ぎかな。

 

あれこれ書きましたが、この価格でこのクオリティは大満足です。同行者がいる場合、どのホテルを基準にどれぐらい高いか、安いかなど、目安を伝えておかないと、どれもこれも最高峰と比べられてしまうので要注意。今回の場合、私はリピもアリだと思っているのに、相棒は部屋がいまひとつなのが嫌だったのですが、部屋も食事もいいとなると、それなりに嵩みますもんね。企画係としてはプレゼンも大事だわ~

 

一休.com 1泊2食45,000円-4,500ポイント=40,500円

www.ikyu.com

続く 【長野】温泉卵もできる上諏訪駅の足湯/お土産編 

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