英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【代々木上原】春の献立は花山椒の牛しゃぶ「割烹 茂幸」

2025年(令和7年)5月

 

割烹茂幸さんとのお付き合いも4年目に突入しました。5月は花山椒のしゃぶしゃぶが提供される最後の月。去年はこの時期を飛ばしたのですが、今年はまたいただきに伺いました。前回の11月から半年ぶり10回目の訪問です。

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18時開店一番乗りの予約。雨模様のお天気でしたが、幸い傘なしで済みました。

 

他のお客さまは19時まで来られないので、それまでは貸し切り状態。

 

壁に掛かっている絵は富士山から猫の絵に替わっていました。井上覚造の「休日」という作品。

 

本日のカウンター上に見える食材はこれぐらい。鶏肉だよね。

 

スタートは季節のお酒。12ヶ月の杯から選びます。

 

私は6月の杯をチョイスしました。前にも6月に選んでいる紫陽花の杯。

 

今月は木の芽のお酒でした。これがとても香り高い。本日のメインとなる花山椒への助走です。

 

相棒も少し飲めるようになったので、黒ラベルをいただきます。

 

まずは雲丹と湯葉、オクラととろろの組み合わせ。すべて混ぜていただきます。贅沢な量の雲丹がアクセント。ずるずるの食感が最高。夏向きの一品。

 

続く料理は、んん?なんだろう?

 

烏賊とヤングコーンの天婦羅をコーンの髭と行者にんにくの炒め煮を合わせていただきます。ふつうのトウモロコシの髭はしっかりし過ぎだけど、ヤングコーンの髭は食べられるらしい。あっさりした食材にこの炒め煮を合わせるといい仕事をしてくれます。

 

こちらは穴子寿司に木の芽が入っています。鱧、鰻、穴子など、長いものが好きなので嬉しい。でも東京では鰻は寿司屋では食べられないのよね?

 

2品置いていただきました。これは、日本酒にいかなくては。

 

秋田のお酒、六舟をおススメされました。刈穂の中でも好きなお酒です。

 

日本酒の到着を待ってからいただきます。中トロの漬けとアボカド。辛味大根おろしホースラディッシュ、海苔とともに。辛味大根にホースラディッシュという取り合わせ、すごいわ。

 

甘鯛の昆布締めは、きゅうりとおぼろ昆布でいただきます。高級な酢の物といったところでしょうか。

 

鱧と加茂茄子のお椀。関西人には外せない夏の食材です。

 

こういう知識はまったくないのですが、瓢箪のお椀はたいてい6つの瓢箪がついており、「6つの瓢箪=六瓢(むびょう)息災=無病息災」を表すと教わりました。確かに!蓋に3つと、蓋の裏にひとつ、中に2つの瓢箪。日本書紀の伝説に由来するようですが、日本の伝統文化って粋だわ。

 

次のお皿は満足度が高かったです。真ん中はサービスのフルーツトマト

 

蓬麩と里芋木の芽味噌を絡めていただきます。この木の芽味噌が絶品。クリーミーで主役はこちらと言いたいぐらい。前にも京都加茂茄子の白味噌掛けをいただいたことがあるのですが、そのときも感動的でした。それの木の芽入りバージョン。

 

時鮭(ときしらず)の炭火焼き。夏に水揚げされる鮭を時知らず鮭と言うのですが、炭火で炙って木の芽をオンしてあります。香ばしくてこれも気に入った一品。

 

日本酒は酒一筋に移行。今回はこれで最後の日本酒の注文ですが、あとになって花邑という声が聞こえたので、見せてもらうのもありだったかな。私の好きなお酒なの。酒一筋は前にも夏にいただいています。

 

折敷が大徳寺盆に替わったら、精進料理の箱膳の時間です。いつもより一品多いのは、お味見用に少し入れていただいたもの。

 

確かお弟子さんが作られていると聞いた覚えがあります。彼もなかなか慣れてきて様になってきたと感じるこのごろ。一方、4月に入ったという新入社員くんはまだまだどうすればいいのかわからずパニック模様。頑張れ。

 

箱膳の内容は大きく変わりません。でも、素朴な素材の料理を味わえるのでちょっとした箸休めと酒の肴になる時間帯。

 

炊き込みご飯に使うと聞いたさや大根を少しいただきました大根の花が咲いたあとの鞘で、ほんのり後味に大根を感じると聞いたのだけど、うーん、私にはほぼ豆だったわ。でも、食感も味も好み。

 

その他上段の2品。赤干しぜんまいアスパラソバージュ。赤干しぜんまいは乾燥させると緑から赤になるのでそう呼ぶみたい。アスパラソバージュはお初。ヨーロッパ原産のアスパラガスの仲間で、土筆みたいな姿。ちゃんと結んであるのよ。丁寧な仕事だわ。お隣はもずくと浜防風。はまぼうふうもここで覚えた食材で海辺に自生する山菜。

 

下段は新牛蒡のきんぴらモロヘイヤの胡麻和え。きんぴらは胡麻油が利いていたという記憶があります。香ばしさがよかったな。胡麻和えの方は水っぽくなってしまってました。

 

さて。メインの登場です。たっぷりの花山椒。うちにも山椒があるのですが、実ができるのが基本的に雌株で、花山椒になるのは雄株だそうです。昨今の花山椒人気で、花が咲いて花粉を飛ばす前に摘み取ってしまうので受粉できず、実山椒が減ってきているのだとか。計画的に雄株の花を残す取り組みをしているという話でした。

 

向こうに見えるのが2人分のしゃぶしゃぶ用牛肉。結構なボリュームがあります。

 

ふんだんに入った花山椒の牛しゃぶ。このピリッとくる刺激と香りがたまらない。年に一度の楽しみを堪能します。

 

カウンターに置いてあった鶏肉はここで登場しました。しゃぶしゃぶの残りのお出汁に卵豆腐と鶏肉の親子丼。カリカリあられがアクセントになって締め括りに最高のお味。甘辛い味付けが満腹のはずの胃袋を刺激してくれます。

 

量が足りなかった日本酒の分、尾瀬の雪解けを入れていただきました。わーい。

 

本日の炊き込みご飯はさや大根。敢えて「魚」とおっしゃるのだから、1種類ではないのでしょう。

 

炊き込んでもしっかりした食感のさや大根と、お出汁にも貢献している魚の炊き込みご飯。

 

ここでも瓢箪登場。数えてみたら、やっぱり6つの瓢箪が描かれていました。

 

外に4つ、中に2つで無病息災です。いつもこのお椀でいただいていたのに知らなかったので、今後愛着が湧きそう。ちなみにどこにも画像が残っていないのですが、今回の箸置きも全員ガラス製の瓢箪でした。

 

最後のシャーベット。今回は苺にシャンパン。好きな取り合わせです。

 

大抵はソーダで作られるのですが、たまにシャンパンバージョンがあるのが楽しみ。次回予約をして帰ります。

 

今まで気づかなかったのですが、トイレに行く途中に小さな猫の絵を見つけました。開店を決めたときに買い求めたものだそうです。尻尾が2本に分かれている猫は、猫又という妖怪でしたっけね。

 

翌朝のおにぎりで余韻も楽しんで終了です。もっと手頃であれば毎月でも通いたいぐらいなのですが、あまり通い詰めるとメニューも似てしまって新鮮味がなくなりそうなので細々通い続けられるといいなと思っています。

 

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