2025年(令和7年)6月14-15日(日-月)
毎月飛行機に乗ろう!というコンセプトで選んだ6月は足立美術館への再訪。前回は宿泊した足立美術館隣接のさぎの湯荘の温泉について書きました。
さて、肝心の食事です。夕食は、隣の部屋を個室利用。宿泊客が多いときには客室としても使うだろうと思います。

テーブルには、食前酒の梅酒、小鉢、前菜、お造りがセッティングされています。

傍らに献立も置いてあります。

飲み物のオーダーを聞かれたのですが、なかなか高い。日本酒は1合550円。でもこれは、熱燗か常温用。冷酒なら300ml2,310円、4合瓶で4,950円~9,900円。当初はフランス産ボトルワイン6,600円が無難かと思ったのですが、とりあえずビールです。

瓶ビールは、サントリープレミアムモルツ、アサヒスーパードライ、キリンラガービールともに中瓶990円。他に地ビールもありました。

小鉢 枝豆豆腐
山葵でいただく枝豆豆腐。なぜに食感の合わないカラーピーマンで信号色にしてあるんだろう。

前菜 生じゅんさい・バイ貝・穴子煮凍り・稚鮎南蛮漬け・新蓮根黄身寿司・グリーンピース
バイ貝は美味しかった。煮凍りもいい。でも、じゅんさいなぁ・・・うーん、高い日本酒を頼む価値はなさそうだよ。

お造りは、かつら剥きした大根で乾燥を防いでいます。なかなかいい工夫。でもね、若いスタッフの男性は、まだ慣れていないんだろうか、説明がまったくないの。

お造り 旬魚三種盛り
サーモン、烏賊ともうひとつは不明。なーんとなく、飾り切りが独特で気になるわ。烏賊は特にねっとりとした食感で美味しかったです。

箸休め 人参スープ
ポタージュっぽい仕上げにあられがアクセントになっていました。

温物 あご団子と炊き合わせ
なんとなく盛り付けのセンスが気になる、と相棒。確かに。

蓬麩、かぼちゃなど美味しく炊いてあります。アスパラが特に美味しかったし、あご団子も悪くない。山椒も利いています。

アルコールなしで食べ進めるのは楽しくないし、かといってアルコールの価格に見合う食事でもないので、うんと割り切って300mlの月山の芳醇辛口純米を1本だけオーダーしました。それでも1,650円とはいい値段を取っていると思います。

お品書き以上の説明はしないスタッフ男性が、登場するたび火をつけましょうかと聞いていたのは、既にセッティングしてあった陶板焼き。お酒を飲むからもう少しあとでいいんだけどね。

小鍋 奥出雲軍鶏の味噌陶板
あまりに頻繁に声を掛けられるので、根負けするかのごとく点火してもらいました。軍鶏は美味しかったな。でも、この人参の飾り切りもやっぱり気になる。もしかして、ここの料理人は日本人ではないんじゃなかろうか?そう考えると、なんとなく全体の違和感も納得いくのだけど。

ところで、今回の予約は足立美術館の入館券付きプランだったのを失念して、先に入館していました。入館料は2,500円/人もったいなかったな。こちらのミスなのだけど、夕食に一品付けますと言っていただいたのがこちら。
鮑の岩海苔餡掛け
鮑はふだん好んでは食べないので久方ぶりですが柔らかく煮てあって、若芽と絡めながら食べるのはよかったです。

揚げ物 蓮根餅揚げ出し

酢の物 蛸 のどぐろ
これは特に印象に残りませんでした。飾り切りのセンスはやっぱりちょっと気になったけど。

ご飯 新生姜の釜飯
島根産のお米で炊き上げた釜飯。20分ほど前に卓上で火を点け、炊き上げたものです。おにぎりにしたいぐらい美味しかったわ。

食事 吸物 香の物

水物 抹茶ムース

私たちの居室とまったく同じ造りの部屋なので、食事だけのために使用するには贅沢な個室でした。

でも、上から眺めてみると、庭園を見ながら食事をしているグループも見られました。もっといいグレードで予約していれば、さらに優雅な食事タイムだったのでしょう。

飲み足りない分は、米子空港で購入した日本酒で。うーん、なんだか盛り上がりに欠けました。

翌朝の食事会場は大浴場手前の大広間「月山」です。7時半、8時、8時半から選べるのですが、1組を除いてすべて7時半開始でした。6,7組いらしたと思います。

大浴場の並びの位置なので、窓の外には田園風景が広がるとともに、さぎの湯荘離れが見える位置です。障子でうまく目線を外し、庭園も楽しめるよう開けられています。

広縁まで行ってみると初夏の爽やかな雰囲気が感じられました。離れは植栽もあって気になりません。

ただし、朝食は品数を確保しているように見えて、質素。

あとで運ばれてきたのは小さな鰈で、その他、ご飯のお供になるようなものがとても少ないのです。

温泉卵、煮豆、炊き合わせ、サラダ、もずくの酢の物はご飯のおかずというものではないし、いまひとつだった味付け海苔と香の物だけでは厳しかったです。美味しかったのは湯豆腐。出汁醤油の味が良かったわ。

前夜、食事会場の個室だった部屋も、朝は閉まっていました。

広縁で寛いでいる人が見えた部屋も客室ではなかったのでしょう。人の気配はありません。食事会場を贅沢に使っている旅館です。

足立美術館の素晴らしい庭園を見たあと、その記憶のままに泊まれるような造りなのがいいところ。

部屋や食事のグレードによって印象は違うかもしれませんが、少なくとも朝ご飯はここ最近で一番質素でした。もし、冬の足立美術館へ再訪するとしてもさぎの湯荘のリピではなく、皆生温泉か松江へ行くだろうなと思います。

鷺の湯温泉は3つしか旅館がないので、うまく棲み分けてしまっているのが残念な点に繋がっているのかもしれません。過剰なことを求めるわけではないけれど、スタッフの質にバラつきが大きいので、この庭園に見合うようには鍛えたほうがいいんじゃないかなという印象でした。それとも、1泊2食62,260円-6,220ポイント=56,040円には入館料も含まれていたので、一休.com4.66・楽天トラベル4.46という評価がちょうどそのあたりを表していると思います。
続く 【鳥取/島根】念願の吉田酒造と米子空港ANA FESTA/プレミアムクラス搭乗記