2025年(令和)7年10月12日(日)
ANAスーパーバリューセールに乗っかって、10月のANA搭乗は北海道にやってきています。前回は新千歳空港の立ち食い寿司「五十七番寿し」や北海道ラーメン道場「麺処 白樺山荘」の話を書きました。
2日目の夜はポルトムインターナショナル北海道のフレンチレストラン「TATERU YOSHINO(吉野 建)」でいただきます。フレンチは娘に連れられて行ったぐらいでわざわざ選ぶことはなかったのですが、はじめてタテルヨシノで食べたときにその洗練された料理にとても魅了されました。以来、富山でCave Yunoki、松本ではmannacktableなどフレンチに特化して旅行したぐらいです。
2連泊に1食だけ追加できなかったので、前日に一休.comから18時スタートで予約しています。

三連休とあって、いつもより人が多かったように思います。入口の向こうの座席からは子どもの声も聞こえていました。

いつものテーブルセッティング。カトラリーは伏せて置いてあります。

季節のディナーコース18,975円(税込)。ショートコースとなるビストロコースもありますが、あの感動を味わうにはフルコースのほうがいいでしょう。他でも食べてきた今となっては、決して高くないと思えるようになりました。

まずはアミューズ・ブーシュ。毎度お目見えする定番料理からスタートです。

興部町のチーズ入りビーツのスープ、豚の腸詰ブータンノワール、チーズ風味のプチシューはGWと同じもの。このポンデケージョっぽいシューはお気に入りです。

ワインは初めて来たときと同じMouton Cadet Classique(7,590円)にしました。最安値のワインを毎度選ぶのも恥ずかしいので、部屋でチェックして銘柄を覚えていったのですが、たぶんこれが失敗。この件は最後に書きます。

小樽産鰊と秋茄子のキャビア見立て
パイ生地のように茄子をピューレにし、軽く炙ったニシンをのせてあります。ソースはパプリカとバルサミコ。

ミニサイズのパン3種類はひとり分。ミニバケット、ライ麦、豆乳ミルクパンをメニューに合わせながら食べるか、好きなものから食べるかしばし悩みます。バケットはあとになるにつれ固くなるけど肉料理に合うし、かといってお気に入りのミルクパンを最後まで置いておくと満腹で食べられないかもしれないし。ここのバターもまた旨し。


野付産帆立貝のグラチネ
ドライトマト、松の実、空心菜にシードルを使ったマヨネーズソースでレアに焼いた帆立のグラタン。酸味があってマヨネーズソースが美味しい。

安平産かぼちゃのポタージュ ウニの風味とともに
ここからはシルバーのクローシュで蓋をし、保温して運ばれてきます。

真ん中の薄い色がウニクリーム。濃厚なかぼちゃのポタージュです。

カトラリーが好きなのでついチェック。魚料理の前にフランス製Christofleに交換されました。

道産きのこを使った寿都産ソイのヴィエノワーズソース・ヴァンブラン
道産きのこのペーストをのせたソイ。下には人参、セロリ、ポロ葱が敷いてあります。添えられているのは落花生。

オマール海老の殻から取った泡と白ワインソースがかけられた贅沢な一品。

メイン用のカトラリーはOPINEL。フランスの老舗ブランドが次々登場します。

子羊背肉のロティ
メインは+2,530円で道産和牛にもできますが、子羊は大好きなのでそのままに。骨まわりには手掴みでとのことで、フィンガーボールも置かれています。添えられているのはスティックブロッコリーとミニ人参。

このエスニックな味は、記憶がある。GWのビストロフレンチで鴨をいただいたときのソースがこんな味だった。たぶん香辛料に中東のスパイス、デュカが入っていたんじゃないかと予想。

デザートのひとつめは洋梨のシャーベットとマスカットのコンポート。

肉料理のあとのさっぱりとした口当たり。

デザートのふたつ目、モンブランとトンカ豆のアイスクリーム。

秋らしいデザート、モンブランは実は2人ともいまひとつなのだけど、サイズも小さく美味しくいただけました。トンカ豆は初めて聞くのだけど、フランス人が熱烈に愛する魅惑のスパイスだそうです。バニラ味、アーモンド、桜、干し草、タバコの葉などの複雑な香りで表現されることが多いとか。

焼き菓子のマカロン、カヌル、ゼリーは持ち帰り用にしてもらいました。

今回もとても美味しくいただきましたが、味のパターンがわかってきたので新鮮味が感じられなくなってしまっているのが残念。でもそれは、このレストランならではの定番の美味しさというふうに考えるべきかもしれません。また季節を変えて訪れる予定です。
残念だったのはお会計です。コース18,975×2+ワイン7,590-ポルトムクレジット2,000-一休ポイント400=43,140と思っていたのですが、44,911円で請求が来ていました。レセプションでは明細が見られましたが、領収書には記載されていなかったので確かめられませんでした。ワインの年代が前回と違ったのでそのためかとも思うのですが、それには端数が謎。後味が悪くなるのなら、きちんとチェックすべきでした。
フレンチにも慣れてきました。得意の手法はあるでしょうし、それがそこのオリジナリティなのであれば、それを楽しみに他のお店も開拓してみたいものです。いくつか候補はあるので、また機会を探ってみます。