2026年(令和8年)1月31日(土)
ANAにこだわるのは止めようと決めたものの、ドイツからの帰国時にANAの機関誌「翼の王国」の持ち帰りを失念していたことを思い出し、いくらなんでも1月から収集を放棄するのもね、ということで急遽飛ぶことにしました。前回は羽田空港ANA SUITE LOUNGEなどについて書いています。
函館空港からバスで湯の川温泉までやって来ました。降車すると歩道は雪で覆われています。人ひとりが通れるぐらいにはしてありますが、ちょっと外れるとこけそうで都会人には危ない。

湯の川温泉って、こんな街中の温泉地だったのね。今回の宿は「割烹旅館 若松」。一休.comからの予約で83,600円-8,360p=75,240/2人での予約です。私にとっては高額の部類。

昭和天皇やヘレン・ケラーも宿泊されたという創業100年を超える老舗旅館です。

でも宿泊するのは背後に聳える近代的な建物のほう。

敷地に入ると源泉が湧いているのが見られます。

掘削:明治18年/泉温:63.8℃/泉質:無色透明・酸味あり・臭なしとありました。

あはは。湯気でほとんど見えないけど。元気にボコボコ言っていました。

案内された場所は、たぶん旧館と新館を繋ぐ場所を通って、新館に渡ったのだと思います。

立派な一枚板のテーブルがあるここでチェックイン。

樹齢約400年の東南アジア原産の巨木を使った一枚板のテーブルが圧巻。

お抹茶を点てていただきました。

お菓子は「若松」の名のとおり松の形をしていて、お味も抹茶。ふわっと軽い美味しさでした。


今では輸入を禁じられているという樹齢約2500年という台湾檜の一枚板も飾られていました。

いわゆるお土産は置いておらず陶芸作品などの展示。飲み物のサービスが置いてありましたが、案内がなかったのでお水だったのか、お茶だったのかは不明。

その他館内の一角には昭和天皇がご宿泊時などの写真や、センスのいい旅館案内が置いてありました。

左上が大正11年(1922年)開業時の写真。あとは昭和22年(1954年)昭和天皇の宿泊時の写真です。レトロな車が逆に素敵。

部屋へ参りましょう。新館には「南坊」という名前がつけられていました。私たちは6階。

雰囲気のいい廊下。4部屋のみ配置されています。

予約は和室一間12.5畳のスタンダードな部屋。

でもアップグレードされていたのでしょう、前室と二間続きの和室の部屋でした。

ただし部屋に目一杯ベッドがあるので、入口が狭すぎで入るのがちょっと面倒です。しかも突っかかりそうで危ない。

ベッドの高さはぐんと低め。案内を見るとここではなく主室のほうに置いてあるのですが、どちらがいいかは一長一短。年配者には出入りに注意を要するかなという感じ。

この部屋にクローゼットがついていて、浴衣とタオルがセットされています。

前室は水屋仕様。

茶室の設えなのかな。

エスプレッソコーヒーマシンが備えてあります。でも、この手のものの掃除具合が気にかかるたちなので、使ったことがありません。共有部分にあるなら試すかもしれないんだけど。

冷蔵庫には無料のミネラルウォーター。保冷剤を持ってきていたので冷凍機能があったのは助かりました。

主室へ参りましょう。

ここにベッドが置かれていたとしたら、座卓が隣室へ移ることになると思います。開放的な空間が閉塞的になるのは残念。でも、開放感を得るのなら広縁があればOKかも。

私の言いたいことがこの角度であれば少しわかるでしょうか。ベッドルームとして使うと、前室からの出入口がほぼベッドで閉ざされているので入退室にはベッドが障害になるのです。

ただし開放感はあっても広縁はどうしても少し寒め。どの配置が適当かは、人の好みや季節によっても違うかもしれません。リピする場合はリクエストできますね。

テレビは最近では珍しい小さいサイズ。私たちはめったに点けないので問題ありません。隣は鏡台スペース。ん?ドレッサーというべきか。そういや昔は鏡台って嫁入り道具のひとつだった気がするのだけど、今も必需品なのかしら。

入口を入って右手に水回りのスペースがあります。

突き当りがトイレ。

手前のドアを入ると洗面所。

アメニティは化粧品以外一式揃っています。

一応部屋にもお風呂あり。

窓の外は津軽海峡。日没までいつまででも眺めていたい景色です。遠くに見えるのは下北半島。直線距離で25kmぐらいだとこの天気でも青森が望めるのね。

函館山も右手に見えています。20年ほど前、社員旅行で行った記憶が残っています。

一休で4.62、楽天トラベルではなんと5.0(51件)という高評価。そこまでの評価に惹かれてきてみましたが、それにはミシュラン北海道で一つ星獲得という料理にもあるのでしょう。なんとなく不足を感じることもあったのですが、それはそもそも3つ星ホテルというところにもあるかもしれません。
続く 【北海道】ヘレン・ケラーも宿泊した老舗 函館湯の川温泉「割烹旅館 若松」温泉編