2026年(令和8年)5月3日(日)
今年のゴールデンウィークは「翼の王国」に掲載されているのを見て、珍しく相棒が行きたがったアクロバットショーを観にベトナムへ飛んでいます。前回は2泊する古都ホイアンの4つ星ホテル「The The Signature Hoi An」の充実した朝食について書いています。
さて。ホイアンでは特に予定を立てていませんでした。ミーソン遺跡へ行くことも考えたのですが、なにぶん私は暑さに弱い。日中のホイアンを見ていないので、ひとまず散策することにしました。外の気温は28-30℃という予報。夜の喧騒はすっかり鳴りを潜めています。

朝9時過ぎですが、まだ春の日本から(暑い日があるとはいえ)いきなり30℃前後の地に飛び込むのは身に堪えました。

夜には賑わうトゥボン川にも一艭のボートも出ていません。

対岸に浮かぶボートは屋根付きなので、昼間にツアーで訪れる観光客向けかもしれません。

2階にまで人が入っていたカフェも今は静か。

夜にはナイトマーケットが連なるこの場所もひっそり。

暑いとはいえ、穏やかな時間が流れる朝のアンホイ橋。灯りがなければ素朴なふつうの橋です。

傍らに黄色い花が咲いている気はナンバンサカイチ。インド原産のマメ科の落葉樹で、日本では沖縄にも生息していてゴールデンシャワーとも呼ばれ、ささげのような実を付けています。でも猛毒なんだって。

アン・ホイ橋はサンライズポイントでもあるそうです。どのあたりから昇ってくるんだろう。

これから出番を待つ人力車、シクロ。暑いので日除けもついています。ピンクの花の木はキョウチクトウのような葉をつけているのだけど、百日紅の仲間でバナバというらしい。

アンホイ島とは異なり、旧市街側へ渡るとすでに賑わいを見せていました。ベトナム人は写真好きだそうで、三脚持参での撮影者も。

ブーゲンビレアとアラマンダの花が鮮やか。

ホイアンの旧市街は約180年前の町並みを今に残し、その風情ある街並みは世界遺産に登録されています。寺院や旧家が公開されているので、それらの見学が昼観光のメインのひとつ。こちらは福建會舘。

中国福建省が中国移民のために建てた17世紀の華やかな祈祷所で、漁業と航海の神である天后聖母が祀られています

どの施設も26施設のうち5施設を120,000VND(730円)で見学できるというチケット購入が必要のようです。

この廣肇會舘は1786年創建の広東省出身華人の集会場で、今も華僑の人たちが集まるそうです。

こちらの中華會舘は入場料が不要だったらしい。同じく天后聖母が祀られ、華僑の商工会議所的役割を担っていた場所だそうです。

1644年の明の滅亡前後、ベトナムに移住した中国系移民の子孫を明郷と言い、この明郷華先堂は彼らが建てたもの。

中国系の會舘はあとひとつ瓊府會舘があります。1851年海南島から貿易のために海を渡っていた商船がホイアン近海で海賊に間違われ、商人108人が処刑されるという痛ましい事件が起きました。彼らを祀っているのがこの瓊府會舘、別名海南會舘です。

その他、古い木造建築も公開されています。朱印船で運ばれた陶磁器が見られる貿易陶磁博物館では、有田焼の展示もあるそう。

よく似た建物なので見分けがつきにくいのですが、こちらは伝統医療博物館。無料で入れたようです。

木造建築はカフェとして利用していたり博物館だったりするので、観光マップがあったほうが見学しやすいと思います。でもなにより暑い。

見学はしなかったものの私にとって外せないのが市場で、ホイアン市場へも行ってみました。

ただし、中を見ると食堂。フードコートと言うべきか。うーん、これはいらないな。10年以上前に台湾へ行ったころはこういうお店へも入れたけど、今となっては無理。

外周には建物を囲むように市場らしい品揃えのお店もあったのだけど、食堂としての営業がメインっぽい。観光客目当てに全体でシフトしたのかもしれません。


側面はモロにお土産物でした。

ホイアン市場の周辺には別の露店もあって、そちらの方が地元民が利用している市場なのかも。

そして、道端にも作業をしながら野菜を売っている人たちが多くいました。

こっちのほうが買いやすいかもね。

でも、ドリアンはたぶんホイアン市場に来る観光客目当て。

古いけれど趣きのある建物。屋根瓦が特徴的でお皿を立てて並べたような形状でした。

ふとした路地もいい雰囲気。

夜にはフォトスポットになるランタンのある店先。前夜見た小屋よりも豪華。これを見るとやっぱり撮影料がタダってわけにはいかないよね。

そうして1時間半ほどの散策したあと、暑さに負けてそろそろ戻ることにしました。できるだけ観光地から離れた場所にあるお店を検索し、きちんと値札の貼ってあるワインとビール見つけて買って帰っています。

日本橋へ近づくにつれショップが増えてくる感じでした。ベトナム製の服を売っているところも多く、暑さに負けて麻のパンツを購入しています。値切ったし安いつもりだったけど、たぶんぼったくられてる(笑

そもそもこの地で革製品なんて着るか?と思ったのだけど、缶を挟めるこのショルダーは面白かった。

ダナンから日帰りで訪れているのであれば、カフェでの休憩は必須。でも思い返してみれば、初めてベトナムを訪れたのは20年ほど前のやはりゴールデンウィーク、アンコールワットと併せてのツアーでした。あのときも酷暑だったな。

ワインは、SAIGON WINE185,000VND(1,145円)、ビールは現金で20,000VND(120円)・25,000VND(150円)。夕方まで部屋でまったり。

夕方17時半を目指してアンホイ島の橋にあるルーン・パフォーミングセンターへ向かいます。今回の旅の目的、バンブーサーカス「TEH DAR(テッダー)」の会場です。


トゥボン川には夕暮れを前にボートが集まってきています。

開演30分前の17時半にチケットを交換。チケットは日本から公式HPで購入しています。ホーチミンのサイゴン・オペラハウスで公演されているAOショーと共通。

右隣りにあるカウンターで温かいお茶か冷たいお茶をいただながら開場を待ちます。


公演中は撮影厳禁なので、終演後に1枚撮りました。私たちの座席は最安値の700,000VND(4,313円)/人でしたが、E4Rからの見え方はこんな感じで、悪くありませんでした。

長い竹を自在に扱ってのアクロバティックなショーは、迫力満点。1時間の公演は飽きさせない楽しいものでした。それにしても遅刻者の多かったこと。開演30分前来場と書いてあったのは何だったんだろう。

ショーが終わると出演者はアンコールなしに退場してしまいます。あっけない終演だなと思って外へ出ると、出演者が歌って踊っていました。

ほどなくして、撮影タイム。上演中の撮影ができない代わりに順番に記念撮影してもらえ、大行列でした。

ダナンの日没は18時過ぎ。公演が終わるとちょうど夕涼みにいい時間になっていました。トゥボン川のボートが増え、カフェも2階まで賑わい始めています。

暑さを除けば都会とは違ったゆったりとした時間が流れているホイアン。歩いてのんびり観光できる良さがここにはあると思います。

これまで訪れたハノイやホーチミンでは味わえなかった穏やかな古都ホイアン。リラックスする旅を考えると、ここがもっともふさわしいかなと思いました。