(1/23 さらに「乃が美」のパンを買ったので追記しました)
もっぱらホームベーカリー派の私にも、近頃の生食パンの噂は聞こえてきて興味津々だったんですが、皆さまはいかがですか。
いえ、私の場合はほんとはホームベーカリー「派」なのではなくて、毎朝食べるパンにそこまでお金をかけていられないってだけなのだけど。なんてったって、2~3日に1度はホームベーカリーを稼働させているんです。
使うのは取り寄せている国産小麦に粗製糖。そこにバターを入れたり入れなかったり、牛乳も入れたり入れなかったり。材料は悪くないつもりだけど、いかんせんホームベーカリー。トーストするときトッピングに工夫したとしても、所詮ホームベーカリーのパンでしかないのです。
そこへ聞こえてくる生食パンの噂。Stay home生活では、お家で美味しいものが食べたいですもんね。1本丸ごと買っちゃうというのも、ちょっと贅沢で尻込みする反面、テンションが上がる!
rumor?or reputation?
知りたい~!!!
これまでの6選をご紹介します。
価格表示は、すべて税込みで合わせて見ました。
(画像はいずれも公式HPより)
1.嵜本
一番初めに買ったのがこちらの嵜本。本店は大阪。
初めて買った生食パンに、大感動。
900円(税込)は、この長さであれば、そこまで高く感じません。
トーストしなくても、甘くておいしい。トーストしても、カリッとして、ふわっとして美味しい。へぇ~ 生食パンって美味しい~!!!
ただ、ここのパンは甘いんです。
自己主張が強いものは、やっぱり飽きる。美味しいんだけど、甘い。
材料は、北米産の小麦粉で、湯種製法が特徴です。
極葡萄パン1,300円(税込)も買ってみました。美味しいけど、後述のマチダベッカリーのレーズン生食パンには敵わないかな。なんといってもレーズンの量が違う。
ここには、ジャムも各種置いてあって、ラムレーズンとショコラベースのものを買ったことがあります。780円(税込)が、安いか高いか、ちょっと微妙なあたり。
というのも、以前に娘が食べるショコラを買ってきてくれたのですが、それぞれサントリー・シングルモルトウイスキー山崎や、マッカラン12年をふんだんに使用していてリッチな味わいだったので、腑抜けて感じてしまうんです。ただしそれらは2,000円以上だけど(爆
2.銀座に志かわ
次に買ったのが銀座に志かわ。
ここは、この食パン1種類のみで勝負しています。
864円(税込)は、嵜本よりもわずかに安いけど、サイズが一回り小さいです。
材料は、カナダ産小麦粉、はちみつ、生クリーム、バター。仕込み水にもこだわっていて、アルカリイオン水。
こちらは、飽きのこない美味しさです。
毎日食べるなら、断然こちら。ただ、嵜本に比べて小さいことを考えると、毎日食べるからこそ、ちと迷う・・・(せこい)
右側が銀座に志かわ。こうして画像で比べると、そう違わないように見えてしまうかしら?
あと、現金払いのみというところも、私にはポイントが低いです。
3.panya芦屋
銀座に志かわに似たタイプのパンがこちら。
店名がpanyaって・・・オチをつける土地柄じゃなかろうに^^;
芦屋というのは、東京で言えば(行ったことはないけど)白金みたいに、ちょっとハイソなところなんです。それが、まんま「パン屋」(笑
材料は、生クリーム、 バター、 砂糖、 シママース塩なので、リッチなパンです。しかも今回は、SELECTの702円(税込)ではなく、PREMIUMの810円(税込)のほうを購入ししました。配合割合がリッチなのでしょう。
サイズは1.5斤と書いてあったのですが、銀座に志かわと同じぐらいの長さのように思いました。
甘さをウリにしていて、その点で比べるべきは嵜本かもしれませんが、リッチ度でいくと銀座に志かわに似た味わのように思います。うちではトーストして食べるほうが好みで、バターをのせてカリッ、サクッという味わいが好きなのですが、嵜本のパンはちょっとアレンジしたくなるのに比べ、panya芦屋と銀座に志かわはそのまま食べたいと思わされます。その違いはなんだろう?
気になって、銀座に志かわを買いに行き、比べてみました。
panya芦屋と銀座に志かわ、とてもよく似ています。
まず、サイズ感。長さは比べられませんでしたが、スライスしたときの断面は同じ大きさ。この2本だけ、ほかのパンよりもひと回りスリムです。
テイストは、panya芦屋がPREMIUMのほうなので、若干リッチ度が高いかも。でも、ふたつ並べて食べ比べるからこそわずかな違いを感じられるだけで、そうでなければ私にはわからないと思いました。焼いたときのサクッと感は、若干panya芦屋のほうが高いかな。どちらも好みの味です。
1/23 追記
4.乃が美
ある日、新宿西口のヨドバシカメラ付近で迷い込んでいると、乃が美を見つけてしまいました。ここは私の生活圏になく、GETするのが難しいと諦めていたのでテンションが上がります。
急いでいたのでそのときは通り過ぎざるを得なかったのだけど、誰も並んでいないものの行列対策にレーンが作ってあったので、すでに売り切れているのかも?
それから約1時間、お昼を過ぎてから行ってみました。予約以外はダメかもと思っていましたが、緊急事態宣言中だから人の足も鈍っているのでしょう。ありました!
こちらも大阪が本店。嵜本も後述のパン工房春日も大阪。いつの間に大阪は食パン天国になっているんでしょう。
こちらの「乃が美 はなれ」は、去年オープンしたということでした。
材料は、生クリーム、砂糖、マーガリン、バター、はちみつ、食塩、パン酵母のリッチなタイプで、1斤432円(税込)、2斤864円(税込)。1斤もあるのがウレシイですね。
食べてからここまで時間が経っていると、私の味の記憶は何も残っていません。
嵜本のパンは何度食べても甘いと感じるので、やはり甘いのでしょう。ということは、こちらのパンは銀座に志かわ寄りの味。好みのタイプです。
しかもクレジットカードが使えるので、うちには甘過ぎる嵜本よりも現金の銀座に志かわよりもこちらに軍配が上がります。
やはり、食パンは一口食べたときのインパクトも大事だけれど、毎日食べて飽きないことを重視したい気がします。嵜本のポイントカードがあとひとつでコンプリートなので、それを終えたら乃が美にシフトするでしょう(笑
(文末にさらにもう少し追記があります)
さて、残り2店舗は、「高級」というより「庶民的な」生食パンのように思います。人様に差し上げるなら気の置けない友だち向けといった感じ。でも、おうちで毎日食べるパンとしてはおススメです。
5.マチダベッカリー
都心からは離れますが、通りすがりにいつも行列ができているとかで、相棒がずっと気にしていたのがこちらマチダベッカリー。なぜかベーカリーじゃありません。
行列ってやっぱりに気になりますよね。
売り切れるとそこで終了ってとこも、そそるかも?
材料は、北海道産小麦「ゆめちから」と牛乳。
950円(税込)は、今回紹介する中では最高額。でも、許容範囲かと思います。
なんといってもここのパンはもっちもち。柔らかくて型崩れするほど柔らかいのですが、なかなかの美味しさ。行列も頷けます。ただ、行列してまで買うかどうかが、判断の分かれ目かも。
相棒が言うには、最近は焼く回数も増えたらしく、行列なしでも買えるタイミングがあるようです。
ところで、みなさま。パンでよく言う1斤って、どんな大きさかイメージがありますか?
私はスーパーなどで売っている、袋入りの正方形サイズを1斤と思っていました。
今回買っているのは、そのふたつ分の長さなので2斤かと思っていましたが、各店舗で大きさがまちまち。嵜本と銀座に志かわは同じ2斤となっているけど、見た目はひと回り違う。なぜ?
調べてみると「斤」は重量の単位で、1斤は約600gでした。
製パン業界の公正競争規約では1斤340g以上と定めているのですが、600gの元種を焼成すると、これぐらいになるからなんだそうです。
市販のパン1斤は概ね350g~400g。一度量ってみてくださいね。
で、何が言いたいかといいますと、マチダベッカリーにはレーズン生食パンがあるのですが、これがめちゃ小さいのです。どーんと大きい生食パンに対し、見た目1/4で1,058円(税込) !!!
自分の目で見て購入するなら、先に視覚から入ってくるので納得でしょうが、店先で「おひとりさま各1本」と呼びこまれたら、つい同じ大きさを想像しますよね?(しかも、当初は「斤」と言っていたと相棒は記憶している)
レーズン生食パンと同じサイズ、同じ価格でチーズ食パンもありますが、小さいのに高いからテンションが下がる・・・でも、「斤」で考えると同じと言えるんですよね。


でも、同じレーズンパンならマチダベッカリーのレーズン生食パンのほうが、嵜本の極葡萄パンよりもはるかに好みです。レーズンの量がまずすごい!そして、もちもち感が最高に美味しい。食パンと並べて陳列しているから見劣りしてしまうけど、冷静に考えるととてもお買い得のレーズンパンだと思います。サイズが小さいことを認識したうえで買いに行ってください。
チーズのほうはちょっとレーズンのようにチーズの量が可視化できない分、インパクトに欠けるかな。ただ、いずれもデイリーパンというよりは、アクセントとしていただくタイプ。たまに買うのがいいでしょうね。
6.食パン工房春日
こちら食パン工房春日も大阪北部(地元民は摂津の国の北部だから北摂ホクセツと呼ぶ)の吹田市(すいたし)が本店です。そのほか、大阪・横浜でヴィクトワールという名前でも展開しているようです。
2020年10月22日~2021年1月31日、期間限定で町田東急ツインズに出店中。
(2月も追加出店が決まったそうです)
こちらも相棒情報で、私は店舗に行ったことがありません。
この春日KASUGAは、1.5斤と表示しており650円(税込)です。1本の長さに換算するならば、866円(笑
材料には、フレッシュバターと高級生クリームが使われています。
我が家で一番評価が高いのは、ここのパンです。適度にもちもちしていて、しっとり柔らかく、必要以上に自己主張もしていない。
ただ、もったいないことに、こちらのパンは「生食パン」という表示にしていないのです。嵜本で生食パンに出会って以降、方々で食パンを買い求めていますが、生食パンと食パンはまったく違う。トーストしなくてもしっとり美味しいパンを生食パンと定義づけるのなら、こちらのパンも絶対に生食パンなのです。生食パンファンの人に、もっと知ってもらいたいのになぁ。
その後、ちぎりパンも買いましたが、こちらはふつうの食パンでした。断然好みは春日KASUGA。あちこちの催事場に出店しているようなので、機会があれば是非試してみてください。
1/23 追記
yahoo!ブログ時代のブロ友さんのまんちさんが、この記事を読んでマチダベッカリーと春日のパンを買いに行ってくれました。
さらにレーズンパンのほうも!
もともと私が生食パンに凝り出したのは、逆にまんちさんのこの記事がきっかけです(笑
まんちさんの感想によると、私がイチオシする食パン工房春日はふつうの食パンだったとのこと。そうだったかな?
にわかに自信がなくなったので、相棒に頼み再度購入してもらいました。
でもやっぱり、私はこのパンが好きらしい。バターをのせて焼くだけで、ほかは何にもいらない。つくづくパンには好みがあるんですね。私はどうやらあっさり系のようです。
前日の売れ残りがあった場合、400円で売っているとのこと。さらに私好みかも(笑