2023年(令和5年)9月22-23日(金-土)
前夜から北アルプスへの日帰り登山のため、安曇野を訪れています。早朝から登り、下って来たのは17時。かなり緊張を強いられる下山を終え、くたくたです。
たまには安曇野を離れた宿にしようと選んだのが、浅間温泉「別邸 一花」。浅間温泉と聞いたら群馬を連想する人もいるんじゃないでしょうか。群馬には浅間山も浅間高原もあるけど、その名での温泉はありません。浅間温泉は松本駅からバスで20分の長野県にあります。
相棒は別行動だったので、とっくに寛ぎ中。私の到着が19時近くなっており、夕食開始のラスト時刻が迫っていて焦っていたようでした。だから外観や部屋の画像を撮ることも出来ず、シャワーもままならず、着の身着のままで夕食会場です。個室が用意されていました。お飲み物はとりあえず、ビールでしょ。エビスビール(900円)です。
登山では途中にエネルギー切れを起こすと危険なので相当のカロリーを取る必要があり、登りながら体力維持のため歩きながら少しずつ食べます。消費カロリーも多いけど、摂取カロリーも相当。そこへこの食事量。帰宅するとかなりの体重増でした。
先付 小柱ぬた和え 鱧南蛮漬け
お造り 石川真鯛 沖縄赤烏賊 鮪 妻一式
台の物 信州牛プレミアムステーキ 野菜彩々
林檎を食べて育ったプレミアム牛を、脂身ではなく牛肉本来の味をご賞味頂く為、敢えて赤身肉をご用意いたしました。
「敢えて赤身」と書かれているけど、それでもじゅうぶんサシが入っているよね。お塩やなめこの入った大根おろし、お味噌でいただきます。
ハウスワイン(2,700円)もボトルでいっちゃいましょう。良心的な価格です。
お椀はメニューに載っていません。でも、このタイミングで提供されています。
焼き物 鱒 幽庵焼き サラダ仕立て
揚物 穴子 海老 舞茸 天婦羅
見た目どおりいまひとつ(笑
食事 浅利 長葱 窯炊き御飯 味噌汁 香の物
取り忘れなのか、このときのお味噌汁が画像に残っていません。浅利のお味はいまひとつだったから、たぶん生じゃないね。
水菓子 抹茶プリン 巨峰添え
全体に「そこそこ」というのがこの宿の印象。これまで私が多用してきた1泊朝食付18,000円/人クラスの宿であれば、満足だったと思います。でも、ここはもう少しお高い。
さらに温泉も見てみましょう。翌朝の貸切露天風呂です。
家族で入るなら内風呂でも申し分のないサイズ。
続く露天風呂から景色は望めないけれど、気持ちよく入れます。
カランはふたつ。家族で交代に使うなら問題なし。
洗面所にはアメニティも揃っています。
サービスドリンクが置いてありました。コカ・コーラの冷蔵庫だけど中味はサントリーで、ザ・プレミアムソーダ FROM YAMAZAKIが置いてありました。貸切風呂は悪くないと思います。
朝食はどこでいただいてもさほど感激することはないので、まったく問題なし。
工夫が見られるのは、ご飯を各自の釜で炊き上げるところ。このごろこういうのが増えてきましたね。
小鉢も取り敢えず充実しています。干物は金目鯛かな。
湯豆腐はセルフで。
がんもは温かいものを持ってきていただけたと記憶しています。
感想がほぼなくてすみません。悪くはないけど良くもないといった印象でした。部屋は畳敷きにベットを置いた和洋室のスタイルでしたが、きれいに改装されていて居心地は悪くない。でも、一見良さそうに仕上げたありきたりの部屋は心に響かなかったのかと思います。とりあえず女子会というなら、たぶんいい。この界隈は星野リゾート「界 松本」や「ホテル玉ノ湯」のほうが格上のはずなので、それを追うといった位置付けだと考えるとわかりやすいかと思います。
1泊2食47,600円/2名(入湯税込み)
浅間温泉全体が高めの設定のように思います。これだったら先の穂高駅へ行って「お宿 なごみ野」や「にし屋別荘」に泊まる方を俄然お勧めするかな。昨今の物価高で18,000円クラスの宿が値上がりして、この価格になっていっただけというほうが合点がいきます。お泊まりの満足度を価格に見合わせて得るのは、なかなか難しくなりました。