英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【山口】金魚ちょうちんと白壁の町柳井 まずは岩国錦帯橋空港へ

2021年(令和3年)11月23日(火・祝)

 

マイルを利用した旅を重ねていましたが、来期のステータスにまつわる誤解で、有償で乗らねば!と奈良へ行き、さらにブロンズステータスぐらいは獲得しようとプレミアムポイント2倍キャンペーンを利用して、残り2週間で3度も飛ぶ計画を立てました。でも、その最中にプラチナステータス招待の案内が(涙

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これはまだそれを知らずに飛んだ山口の話です。熊本に続き、費用対効果で選んだのが岩国空港。年明けにここを中心に感染者が爆発的に増えましたが、私が行ったときはこのまま収束するのかと思わせるぐらい落ち着いていました。

山口県内を回るか、広島へ出るか。でも、錦帯橋も宮島も、広島の市内観光もざっくり終えているのでなかなか行先が決まらず、直前まで迷走していました。

 

まずは、5年ぶりの岩国錦帯橋空港へ向かいましょう。またしても始発でやってきた羽田空港。優先レーンから入ります。

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ANA LOUNGEの入口にはもうアルコール提供の時間制限を知らせる案内板はありません。

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稼働するサーバーは減らしていますが、2種類用意されています。

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焼酎も戻ってきてる。

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日本酒はこんなサーブの仕方だったっけ?ちょっと飲んでみたけど、ま、火入れだからね。

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さすがは小規模の岩国空港行き、バスラウンジからの出発です。

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バスに乗り込む人数自体がかなり少ない。さ・さみしい。

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ぞろぞろと搭乗します。乗ってみればそこそこの人数はいましたが、満席には到底なりません。

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帰りはプレミアムクラスにアップグレードできましたが、行きは今回も普通席のままにしています。サンドウィッチの機内食より、やっぱり夜の食事の方がいいからね。各座席にはモニターが付いている機種。ビデオを見て楽しみましたよ。

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またしても富士山とは逆側でしたが、降下を始めたあたりから雲が晴れて空からの景色を楽しめました。見えているのは東広島市大芝島。

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そのまま呉市に入って安芸灘大橋

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呉から続く倉橋島の沖に見えるのは牡蠣の養殖の筏かな。

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前回岩国空港へ行ったのは、飛行機での国内旅行を始めたばかりのころで、飛行機の到着に合わせてリムジンバスが出発することに驚いた記憶があります。バスの本数は少なくても遅延して乗り過ごす心配はないんだ、と。

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岩国駅までは10分200円で到着。あれ?はっきり記憶に残っている車窓からの様子がまったく違います。そう。岩国駅の西口が開発され、リムジンバスは東口に行かなくなっているのです。

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思わず東口も見に行きました。あらまぁ、きれいになっちゃって。でも、地方の風情はもうなくなってしまいました。前回の雰囲気はどこにもありません。

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さて。JR山陽本線に乗って柳井駅へ向かいます。このまま乗っていけば下関なのね。3時間半ほどかかるけど。

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柳井駅金魚ちょうちん白壁の町を謳っていて、案外地方の穴場かもしれないと思ってやって来ました。意外と近くて岩国駅から30分ほど。

周防大島が見えます。ここも候補に考えたのですが、バスの本数が少なくてなかなか日帰りが難しく、オフシーズンの11月は季節的にも向いてませんでした。せめて渡ってみたいと考えたものの、徒歩で橋を渡る時間ぐらいしかなさそうで断念。

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それがその大島大橋。徒歩で渡れるだけでなく、うず潮も見られるんだって。なかなか個性的なデザインの橋です。

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最寄の大畠駅に到着したときも、まだ名残惜しく周防大島を見ている私。やっぱり車に乗れたら格段に行動範囲が広がるよなぁ。

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柳井駅に到着しました。金魚ちょうちんと白壁の町というだけで、見どころはそう多くありません。夜までどうやって時間を潰そう・・・熊本に続き、充実度の低い計画を立てているので、はじめから相棒の機嫌もよくありません。

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最初に空港を決め、そこから日帰りできそうなところという条件で決めた柳井、果たしてどんなもんでしょう・・・

 

【熊本】馬肉を食べに「馬料理 天國」へ

2021年(令和3年)11月

 

マイルを利用した旅を重ねていましたが、来期のステータスにまつわる誤解で、有償で乗らねば!と奈良へ行き、さらにブロンズステータスぐらいは獲得しようとプレミアムポイント2倍キャンペーンを利用し、残り2週間で3度も飛ぶ計画を立てました。でも、その最中にプラチナステータス招待の案内が(涙

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これはまだそれを知らずに飛んだ熊本の話です。とりあえずの目的は、熊本ということで馬肉料理。半月で4回も飛ぶので夕方のフライトで早々に帰りますが、それでも最低限の観光はしたい。

 

優先レーンを使ってチェックインをします。いつもと違う南ウイングから入りましたが、直接行けるのは、ANA SUITE LOUNGEだけ。ANA LOUNGEごときは、普通の人と同じようにいったん通路に出てから、ラウンジへ向かうことになります。なんだ。

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残り少なくなったアップグレードポイント、食事内容の充実した夕食時刻に使うほうがお得感があるので普通席に乗ります。今回は始発で空港へ向かうので朝食は当然食べられず、ANA FESTAで購入したカツサンドを手にラウンジへ向かいます。

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おお!前回奈良へ行ったときはアルコール提供時間前で飲めなかったビールが、朝から飲めるようになっています。カツサンドも美味しく食べ進めるわ~

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ところが、そんなにも早朝から出掛けたというのに、飛行機は40分もの遅延。夕方便で帰る予定なのに、ますます現地での時間が少なくなってしまいます。しかも熊本空港発のリムジンバスは、助手席まで使って満席にしてから運行するので、出発までかなり時間がかかります。

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そんなわけで、予約していた馬料理 天國 本店へ到着したのは、当初予定を大幅に遅れた12時半。お店は熊本駅から10分ちょっと歩いたところにある、食べログの評価3.66の人気店です。でも、到着してあれ???思っていた雰囲気ではないかも。

tabelog.com

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公式HPの印象では、もっと老舗感があるように思ったのですが想像よりもカジュアル。わざわざ中心部を外してこの店を選んだのは、ほかのお店はコースにすると辛子蓮根や一文字ぐるぐるなどの郷土料理とセットになるので、がっつり馬肉料理にしようと思ったからなのですが・・・

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途中で遅れる旨の連絡は入れていましたが、店内はご覧のように障子で仕切られた部屋が3つ。人の様子は見えないものの賑わっていました。(画像は帰りに撮ったもの)

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私たちが通された部屋はテーブルが4つ。すべて埋まっていましたが思ったよりもこじんまりとしています。

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家族経営っぽくて、カウンターでは伝票を繰っている年配の男性がひとり。わざわざ選ぶ店ではなかったかな?こんなに時間が急くのなら、中心部にしておけば良かったかな?しかも、私たちが入店してすぐに昼の部は終了してしまったので、期待外れかもとどんどん心配に。

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ランチメニューの定食はシンプルな構成です。私たちが頼んだのは、もちろんスペシャル定食3,300円。

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ミニ馬刺6種盛は、白のタテガミから時計回りにタン、心臓、アバラ、レバー、特上。レバーはたれ、その他は生姜と甘口の醤油でいただきます。馬刺しははじめてではありませんが、これだけの種類を一度に食べたことはありません。

タテガミは脂が解けていくのを楽しみながら食べるといい感じ。タンはコリッとしていて、心臓は存在感を感じます。アバラはちょっと筋を感じるもののしっかりした肉質が美味しい。焼くとさらに美味しい気がします。レバーは臭みなどまったくなく、弾力があって美味。そしてやっぱり、とろりとしていて旨みのある特上が絶品でした。

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定食はいきなりどーんと出てくるので、ビールの次に日本酒なんて呑気にやってられそうになく(しかも私たちを待っていたかのように、そのあとすぐ閉店の声も聞こえてきたし)しょっぱなから日本酒で攻めます。地元山村酒造阿蘇の酒れいざん麗酒爽快

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予約時にフライトの関係で入店時間が前後することを伝えていたので、遠方からの客であることはご存じ。そのためか、ステーキは「ちょっとサービスで大盛りにしておいたわよ」と囁かれました。

ガーリックチップとマスタードでいただくステーキ、美味しい!噛みごたえはしっかりあってソースともよく合い、しかも馬肉は低カロリー。炊きたてのご飯がまた美味しいし、馬汁も特に癖が強いともいうこともなく、甘めの白みそ味を違和感なくいただけました。最初の心配をよそに、とりあえず満足です。

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自分たちが最後の客であることは自覚していたので、そう長居するわけにもいかず滞在時間はわずか40分。それでも、観光に割く時間はあまりありません。とりあえずJR熊本駅のお土産物売り場をチェックしたかったので歩いて戻ります。

この市電、ちょっとかっこいい。超低床型の最新式車両COCORO。「森と水の都くまもと」を表現する狙いで内装は木材を使用しているんだって。

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熊本駅は2019年に新駅舎が完成したばかりで、こちらはその隣にあるアミュプラザくまもと。2021年4月に開店したばかりの商業施設です。

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JR熊本駅肥後よかモン市場に入ります。熊本銘品がずらりと揃っていてお土産物を選ぶには困らないし、奥にはスーパーも入っているので地元の人の生活を垣間見ることもできます。

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取り急ぎ、熊本城だけは行かなくては。市電でも行けますが、バスの方が早く到着します。桜町バスターミナルから熊本城へ向かいます。2016年の熊本地震のあと、どれぐらい修復工事が進んでいるでしょう。

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チケットを買うのはここかしら?と、まず初めに到着した桜の馬場 城彩苑へ入りました。でもこちらは、バーチャルで熊本の歴史を体感することができる「熊本城ミュージアム わくわく座」やお土産物店、飲食店が入った観光交流施設です。

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熊本城へは裏手にある階段を上って入ります。ここでは、健康状態のチェックを申請するようになっていました。でも、せっかく到着したチケット売り場で、空港へのリムジンバスまで残り1時間となっていることに気づきました。見学している時間はありません(涙

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泣く泣く熊本城を尻目に戻ります。行幸坂を下っていく途中、被災したままの姿を晒しているお堀の傍を通りました。

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その備前堀は石垣が崩れたままでしたが、お堀の水を抜いて復旧工事に入るところまできていたようで、ちょうど作業に取り掛かり始めているところでした。前日には生き物の捕獲作業をしたという記事が載っていました。

www.asahi.com

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お堀の外には、肥後熊本藩初代藩主加藤清正像があります。熊本では、台座に書いてある清正公(せいしょうこう)さんと呼ばれて親しまれているようです。

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熊本城はどこからでも見える場所に建っており、こちらは銀座通り歩道橋からの姿です。

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こちらは、リムジンバスのバス停がある鶴屋百貨店前の電車通りから。

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名残惜しんでさらに残り時間で近づいてみますが、もう戻る時間です。熊本城さえ見学できず、まさに馬肉を食べに来たようなもの。

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でも、1本早いバスを選択して空港へ戻ってきたのは、15分ほど先のふるさと市場へ行こうと思っていたからです。空港の隣には崇城大学(旧熊本工業大学)の空港キャンパスがあり、その向かいには東海大学の新キャンパスが2022年度の開校を前に急ピッチで工事が進められていました。でも、それ以外なーんにもない道を歩いて行くと市場に到着。

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だだーんと広い倉庫のような市場。馬刺しが安いと書いてあったので寄ったのですが、それは見当たらず。でも、馬肉をいくつか買いました。

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あとは、空港でお土産を買えば終わり。行きはバタバタと急いでいたのでよく見ていませんでしたが、熊本空港は建て替えのため仮設建物で営業中です。

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フードコートと物販店の入っているサテライト棟と、チェックイン手続きをするターミナル棟に分かれています。

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飲食店がいくつか入っていて、フードコートスタイルになっているので、それぞれが好きなものを注文し、一ヶ所で食べられるのはそれはそれでいいのかも。

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プレハブの仮設空港にANA FESTAなどないと思っていたら、チェックイン後に充実したANA FESTAを見つけてびっくり。品揃えは外の店とは違ったので、また少し購入してしまいました。

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2023年春には新しい熊本国際空港が完成するようです。それまでには、コロナも治まっているといいですね。f:id:fuwari-x:20211214100144j:plain

 

お土産編

鶴屋百貨店でプラチナ賞受賞に釣られて購入した地元千代の園酒造純米吟醸1,650円は、チェックミスで火入れ。火入れは苦手なので大失敗でした。思い出してみると、冷蔵庫に入ってなかったもんなぁ・・・

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同じく鶴屋百貨店で相棒が買ったのが馬刺しの燻製1,080円。薄めにスライスして食べるのが好みの食べ方でした。

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ふるさと市場では野菜も購入しました。カリフラワー120円、アボカド88円×2。やっす。

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ラム肉200g398円、馬肉小間切れ300g298円、馬肉すじ肉1kg1,280円

すじ肉はこの大容量をどうしようかと思いましたが、牛すじ肉と同じように下処理をして、おでんやカレーなどに大活躍でした。

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わらづつみなっとう158円

近ごろ見かけなくなった、藁に直接仕込んであるタイプです。しかも2人で食べるにも多いぐらいの量でした。また買いたい。

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空港で購入した熊本銘菓。

誉の陣太鼓216円、肥後五十四万石152円、武者がえし184円

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辛子みそ味が気になった九州ラーメン赤龍140円は、全然辛くなかったです。

熊本ジャージーガレット540円。甘いお菓子なのか塩味のお菓子なのか、最後までつかみどころのなかったガレット。でも、なんとなく気に入った一品。

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納豆ふりかけ324円、鶏炭火焼724円、阿蘇高菜漬540円

納豆ふりかけは、炊きたてごはんに混ぜるとまさに納豆ご飯になります。炭火焼は九州のどこで買っても美味しい。これは宮崎のもの。

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馬いカルビ864円は、スライスしてあるので馬の燻製よりちょっと落ちるかな。でも、軽く炙って食べると美味しい。

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以上、まさに馬肉を食べに行っただけの熊本旅行でした。

続いてまだもう一度、飛びます。

 

【奈良】古都を巡る旅 正倉院展→ANAプレミアムクラス

2021年(令和3年)11月13日(土)

 

マイルを利用した旅を重ねていましたが、来期のステータスにまつわる誤解で、有償で乗らねば!と計画したのがこの旅行。正倉院展を目的に奈良へやって来ています。

前回は、校倉造りの正倉院正倉と東大寺、そして春日大社をご紹介しました。

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興福寺五重塔や東金塔など、時間があれば見に行こうと思っていたところには時間を取れないまま、正倉院展の予約時刻が近づいてきました。奈良国立博物館へ向かいます。

30分前から次回予約時刻のチケットを持っている人が並べるようになっています。でも、おススメは予約時刻を30分過ぎたあたりで入場するのがいいんじゃないかな。待たずに入れて、そろそろ中も空いてきていると思います。ただ、じっくり見たい場合は次の時間の人たちにかち合っちゃうかも。

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もちろん、内部の作品は撮影不可。行った証を示せるのは、このスタンプぐらい(笑

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公式HPからいくつかの作品をご紹介します。今回注目だった展示品のひとつがこちら螺鈿紫檀阮咸(らでんしたんのげんかん)

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この螺鈿細工の美しさ。2羽のインコが描かれています。ルーペ持参の人が多くいましたが、なるほどあれで見るとさらにくっきりするんだろうな。

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漆金薄絵盤(うるしきんぱくえのばん)

蓮の花をかたどった台座に、クスノキ材の蓮弁。そこに金箔や多彩な顔料で文様が描かれています。一対で仏前に供える香炉の台として用いられていたと考えられています。

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筆記用の毛筆。このころの筆は、中心に芯となる毛を立ててそのまわりを紙で巻き、しかもキャップ付き。斬新だわ~

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時間予約のおかげでそう混雑することなく、どれもじっくり鑑賞することができます。正倉院展は奈良の秋の風物詩。数百年昔のものが色鮮やかに残っているさまは、興味を持って見ると非常に感動的。あの正倉院の中にどう収められていたんだろうなどと思いながら、悠久のときを超えて奈良時代に思いを馳せてみるのも悪くないものですね。

 

猿沢の池を通って、少し遠回りして帰ります。奈良には有名な造り酒屋がいくつかありますが、そのうちのひとつの酒屋へ行こうと思っていたのに時間が押してきています。仕方がない。各種地酒を扱う酒屋で1本だけ買いました。

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近鉄電車で難波駅まで戻り、リムジンバスで大阪空港へ向かいます。梅田からでも同じ650円なので、奈良からだと断然難波からがお得。奈良駅からもバスは出ていますが、最終が16:55発だったので、今回は間に合いませんでした。

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数年前にリニューアルした大阪空港は、関西空港とは違ってとても賑わっていました。

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チェックイン後のANA FESTAでいくつかお土産を買いました。

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ANAラウンジをチェックしたかったので、残り時間はこちらで過ごします。

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大阪空港は、一度は入ってみたいANA SUITE LOUNGEを併設しています。

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どこもつくりは同じ感じですが、かなり広いです。

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ソファスペースの方が人気でした。

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ビジネスマンはこちらで作業している人が多かったかな。

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4種類の生ビールがあるのが嬉しい。行きは時間外で飲めなかったもんね。

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帰りはプレミアムクラスです。行きのサンドウィッチよりもお得というケチな理由で、帰りだけアップグレードしました(笑

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なぜか黄色く映ってしまっている機内食は、ミシュラン一つ星の乃木坂しんの監修です。一番お安いコースでも18,000円という高級日本料理店。

●秋刀魚梅味噌煮  ●椎茸、大根、人参、絹さや ●海苔出汁巻き玉子 ●鰆塩麴焼き

●鶏松風、小松菜と油揚げお浸し ●金平牛蒡 ●合鴨とプチトマトの串打ち ●牛肉しぐれ煮

●りんご甘酢 ●里芋、粟麩、蕪 ●栗ご飯(鶏塩焼き) ●白玉麩の味噌汁

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秋刀魚と鰆の魚2品は、献立で見るほど味の違いはなくて、いまひとつメリハリに欠けたメニューいう感想。前回料亭とコラボした機内食をいただいたのは板橋区蓮根のよし邑のものでしたが、あのときはもっと感動的だったな。でも今、過去記事を見て驚きました。お弁当スタイルではなくて、ちゃんと食器で配膳されているの。今も主要路線で長距離の那覇便や福岡便だとあのスタイルなのかな。朝のサンドウィッチよりも夜の方がいいと思っていましたが、さらに路線も考えたほうがいいかも。

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飲み物はもちろん、スパークリングワインと赤ワインもお願いしました。

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来期はプレミアムクラスに乗れるチャンスが2度しかありません。しかも、出掛けるのにもままならない感染者数になってきているので、この間によーく行先を検討して帰りの機内食も楽しみたいです。

 

お土産編

地元千代酒造篠峯どぶろく1,320円。なぜか、どぶろくでいいんですか?と聞かれましたが、シュワシュワ感満載で、少し酸味が効いていてめちゃくちゃ美味しかったです。一升瓶がほしかったわ~

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相棒は、普段は食べない奈良漬を買っていました。瓜と胡瓜各432円。これがもう、普段食べる奈良漬けとは似て非なるもの。もちろん粕はしっかり感じるのですが、薄くスライスして食べると酒の肴にぴったりで、とても気に入りました。残った酒粕で豚肉を漬けてみましたが、塩がまったく添加されていませんでした。美味しさの理由はそこなのかも。

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空港では、いつもなら大行列の551蓬莱の売り場が空いていたので買って帰りました。大阪在住のときはめったに食べることのなかった蓬莱ですが、離れてから人気と聞いてときどき調達しています。空港で売っているものはチルドなのが有難いし、なんといっても安さ(760円×2)がいいですね。

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北堀江ガトー・スフレフロマージュとショコラ味1,188円。断然ショコラが美味しいと思いました。しっとりふわふわ。

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八ッ橋(594円)が好きなので、辻利のものを。

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京都へ行ったら買うのになぁと思って、ついしば漬け(540円)も買いました。

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これは英語講師へのお土産として785円。パッケージが外国人向きかと。

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この翌週には、また飛びます(笑

ほんと10~12月は感染者数も激減してて、今では信じられないほど出掛けやすかったわぁ。

 

【奈良】古都を巡る旅 正倉院から東大寺大仏殿、そして春日大社へ

2021年(令和3年)11月13日(土)

 

マイルを利用した旅を重ねていましたが、来期のステータスにまつわる誤解で、有償で乗らねば!と計画したのがこの旅行。正倉院展を目的に奈良へやって来ています。

前回は、五重塔をはじめとする興福寺から奈良公園を通り、お水取りで有名な二月堂までをご紹介しました。

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今回の目的は正倉院展。かつてそこに収められていたからこそ良好に保存され、今も奈良時代の宝物が残されたという正倉院。その校倉造りの姿を見に行きます。ぐるりとめぐらされた塀から、地味にひとつ開いた門を通って先へ進みます。そしてさらに塀。あぁ、これか!

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記憶にあるよりももっと大きな建物です。正面約33.1m、奥行約9.3m、床下の柱の高さ約2.5mだということですが、こんなに堂々たる建物とは思いませんでした。

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756年から1875年(明治8年)まで朝廷の監督下で東大寺が管理したのち、国の管理に移行しています。しかし、国宝に指定されたのは1997年(平成9年)になってから。というのも正倉院御物は天皇家の所有物なので、国宝・重要文化財の指定対象外という慣例があるからなのだそう。ただ、翌年1998年にユネスコ世界文化遺産に指定されるにあたって、文化財に指定されていなければならないという条件があったため、建物のみ例外的に国宝に指定されたという経緯です。

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正倉院の造りは、北倉と南倉は断面三角形の校木(あぜき)と呼ばれる材を20段重ねて壁体を造った校倉造ですが、正面の中倉は柱と柱の間に厚板を落とし込んだ板倉になっています。よくまぁ1,200年の時を超えて宝物を守ってきたことかと思いますね。建築技術もさることながら、戦火をくぐって守り継がれてきたことは本当に奇跡だと思います。

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たっぷり見学したあと正倉院から東大寺へ向かうと、裏からのアプローチになります。東大寺の方が、逆に記憶にあるより小さいかも。

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観光客はかなり多いと思ったのですが、ほとんど並ばなかったことを見るとまだまだ人出も少ないのでしょう。拝観料は600円です。

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東大寺平氏軍による南都焼討などで焼失しており、現在の建物は1709年に再建されたもので、正面の幅57.5m、奥行き50.5m、棟までの高さ49.1m。創建時よりも幅が2/3になっています。

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正面から見たこの姿は、建て替えによって姿をかえています。あとでご紹介します。

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ぐるりと回廊がめぐらされている向こうに、金色に輝く七重塔相輪が見えます。かつて東大寺には高さ100mの七重塔が東西に建っていたのですが、1970年(昭和45年)の大阪万博古河パビリオンとして復元しました。その相輪部分が万博後に寄贈され、ここにあるのです。

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奈良の大仏は正式には東大寺盧舎那仏像(とうだいじるしゃなぶつぞう)といいます。像の高さ約14.7m、基壇の周囲70mで、世界で一番大きい銅製の大仏。

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大仏の坐す蓮華座の仰蓮には線刻画が描かれていますが、2度の戦火にあった大仏と違ってこちらはかなり当初の部分を残しているそうです。

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大仏の西隣には、虚空菩薩像(こくうぞうぼさつ)。こちらは江戸時代造立です。木造で大仏の約半分の高さ、7.1mあります。

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大仏の建立は、まず塑像(そぞう)を作り、鋳型を起こし、銅を流し込む。そこへ別に造った966個の螺髪(らほつ=パンチパーマ部分)を仏頭にひとつずつ(高さ38cm直径47cm!)取り付け、仕上げと金メッキ加工を行うといった作業に、それぞれ年単位がかかっています。さらに、台座の彫刻画に5年、光背と呼ばれる光の輪を造るだけでも、8年半かかっていると記録されています。

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天井裏へ上がる急な階段が気になります。明治時代に、イギリスの鉄鋼技術が取り入れられ、鉄骨の骨組みが組み込まれています。これだけの大屋根を支えるのに、補強が必要になったんですね。

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創建当時の1/50の模型です。拝観前に七重塔の相輪のレプリカを見ましたが、こんなふうに左右に七重塔があったんですね。さぞや壮観だったことでしょう。

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そしてこちらが鎌倉期と江戸期の再建時の大仏殿の姿です。鎌倉期の再建では創建時と同規模で作られていますが、江戸期では幅が2/3に縮小されています。戦国時代の戦火に焼失したため復興に難を極め、大仏は120年ものあいだ雨ざらしの状態にあったそうです。

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西側には大仏を守る四天王のひとり、廣目天(こうもくてん)

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東側には多聞天。いずれも江戸の復興期の像です。

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四天王の残り2体は制作途上で中断され、顔だけが残されています。こちらは、持国天(じこくてん)像長天(ぞうじょうてん)も反対側にありました。

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大仏の東隣には、こちらも江戸期造立の如意輪観音坐像

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東大寺大仏殿といえば、柱くぐりが有名です。直径120cmの大仏殿を支える柱に30cmの穴が開いており、ちょうど大仏の鼻の孔と同じ大きさと言われています。その穴をくぐるとご利益があるとか、ないとか。その場所を探していたのですが、コロナ禍で通れなくしてあったようです。

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東大寺をぐるりと囲む回廊は、江戸期の大仏殿再建に続いて復元されたもの。しっかりと記憶に残して、大仏殿を後にしました。

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正倉院展の予約までまだ時間があるので、春日大社まで足を延ばします。

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春日大社の参道は興福寺の敷地を出て、正倉院展を開催している奈良国立博物館の裏の一之鳥居から始まるのですが、東大寺から回った私たちはすっ飛ばして御本殿近くから横入り。

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こちらの二之鳥居から入ります。中を案内してもらえるツアーがあるようで、神職の人の説明が始まっていました。「ここからは、どんなにお偉い方がいらしても徒歩で参拝していただくことになっている」という話が聞こえてきました。それにしても、石燈籠のそばに鹿が座っているのに、まわりに溶け込んでしまっていて誰も気づかない(笑

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鳥居をくぐると伏鹿手水所(ふせしかのてみずしょ)があります。こちらで手と口を清めて中へ進みます。春日大社主祭神である武甕槌命(たけみかづちのみこと)常陸国からお越しになったときに白鹿に乗って来られたとされ、鹿が神鹿(しんろく)として大切に扱われるようになりました。

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苔生した石燈籠の参道を進みます。この燈籠の存在を、覚えておいてください。

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春日大社御本殿南門から入ります。拝観料金は500円。

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拝観受付は、回廊に囲まれた中に入ったところにあります。向こうに見える中門・御廊をさらに入ると御本殿なのですが、正倉院の落ち着いた佇まいからこちらへくると、もはやキャパオーバー感があって、中へは入らずに戻ることにしました。

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入口から見学できたのは上記画像左手の建物で、東側2間を幣殿といい天皇陛下のお供え物である御幣物を一旦納めるところ。西側2間は宮中伝来の御神楽を行うための舞殿で、それぞれ天井の様式が異なっています。奥には樹齢800年といわれる林檎の木や、樹齢約800年~1000年の杉の大木が見えています。

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春日大社は参道でも見たように多くの燈籠があることが有名で、平安から今日までに約3,000基が奉納されているそうです。そして、年に3日だけそれらすべてに浄火を灯す春日万燈籠が行われます。

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その3日とは節分の日8月14,15日。吊り燈籠が1000基、そして参道や回廊の外にある石燈籠2000基のすべてが点火されたその幻想的な美しさを、ぜひ現地で体感してみたいですね。

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門の中に厚板で組み上げられた朱塗の校倉造は宝庫です。そして、ここにも燈籠が吊り下げられています。人混みが苦手ということと、こういうことに関心を持ち始めたのが近年なので、近くにいるあいだに行かなかった春日万燈籠を見ずにいたことを惜しみました。でも、現居住地の近くで行われている様々なことも、住んでいれば結局行かないんですけどね。

春日大社のHPには、様々な季節の映像が紹介されているので、ご参考までに。

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大満足です。古都といえば京都ばかりに行っていましたが、なんと大きな平城京とあるとおり、奈良の都は雄大。また機会を見つけて再訪したいものです。

 

【奈良】古都を巡る旅 興福寺からお水取りで有名な二月堂へ

2021年(令和3年)11月13日(土)

 

マイルを利用した旅を重ねていましたが、来期のステータスにまつわる誤解で、有償で乗らねば!と計画したのがこの旅行。正倉院展を目的に奈良へやって来ています。

前回は大失敗のランチの話を書きました。

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美味しくないものを食べてもお腹いっぱいになるのは、なんとも残念。腹ごなしに歩きましょう。まずは興福寺北円堂からスタートです。

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日本に現存する八角堂の中でももっとも美しいと称賛されているこの北円堂は、1210年に再建されたもので国宝に指定されています。もとは721年8月平城京を見渡せる位置に、興福寺を創建した藤原不比等の霊を慰めるために建てられました。

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一方、こちらの南円堂は4度目の再建のもので、囲いがないため参拝者が多く訪れていました。西国三十三所の第九番札所です。

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続く中金堂は本尊の釈迦如来を安置するため、興福寺の中心的な堂として平城京遷都の710年直後から造営されたと言われています。たびたび焼失と再建を繰り返し、一世紀以上も放置されていたこともあったようですが、その後の再建では長年の使用に不向きな木材も使用されていたため老朽化が著しく、2000年に解体。2018年に創建当初の姿に再建されました。

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古都奈良を象徴する五重塔です。現在の塔は1426年に再建されたものです。

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興福寺五重塔の高さは50.1mで、京都の東寺五重塔54.8mに次ぎ現存する日本の木造塔で二番目に高い塔となっています。

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来年から約120年ぶりの大規模修理が行われることになっており、心柱の四方に安置されている薬師三尊像、釈迦三尊像阿弥陀三尊像、弥勒三尊像が特別公開されていました。せっかくなので拝観しようと思いましたが、スタートで立ち止まると最後まで回れません。あとで時間ができたら戻ることにしました。

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こちらの東金堂も拝観可能でしたが、あとに回します。堂内は室町時代に造られた本尊薬師如来坐像などが安置されています。

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奈良公園に出てきました。鹿せんべい売りは今も健在です。

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8月に屋久島へ行ったとき、ヤクシカに比べて奈良の鹿は大きいと指摘を受けましたが、本当にまったく違う動物かというぐらい大きさが違います。

fuwari-x.hatenablog.com

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鹿せんべいを持った人たちが、鹿に追いかけられていました。走って逃げるから、走って追いかけられる。負けに決まってるよね。半べそをかいている人がいましたけど。

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広大な奈良公園は紅葉の美しい時期だったこともあって、大勢の人で賑わっていました。

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でも、美しく見えますが、奈良公園の中は鹿のフンだらけで踏まずに歩くのはもはや不可能。

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奈良公園に続いて若草山があったはず。遠足で登ったとき、下りは転がるように奈良公園に到着したはずでしたが、ちょっと景色が違います。以前はなかった建物が増えているし、もっと全貌が見えていたように思うのに、これじゃただの丘みたい。なによりも鹿の侵入防止のために柵が立てられていて、昔のようにどこからでも登れるようにはなっていませんでした。それでも、1月には今も若草山焼きが行われているようです。私のころは1月15日の成人式の日と決まっていたんだけどな。

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手向山八幡宮の前を通ります。749年東大寺と大仏建立にあたって、鎮守神として建てられています。1181年に平清盛の命を受けた兵士軍が、東大寺興福寺など奈良の仏教人を焼き討ちにした南都焼討で焼失したあと、再建されています。

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手向山八幡神宮の前には、向かい合ってひっそりと校倉造りの建物が2棟建っています。まったく重要そうでない扱いに見えるのですが、ひとつは手向山八幡神宮の宝庫、もうひとつは法華堂経庫で、奈良時代に造られた国の重要文化財です。あとで見る正倉院よりずっと近くに校倉造りを見ることができます。

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手向山八幡宮の向こうには三月堂が建っています。東大寺建築のうち現存する元も古い建物で、国宝に指定されています。

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お水取りが行われることで有名な二月堂に到着しました。お水取りは旧暦2月に行われていたので修二会(しゅにえ)と呼ばれる法会です。

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実はここへは来たことがありませんでした。子どものころに、どこかわからずにつれて来られていたという可能性は大なんですが、二月堂だという認識を持って来たのは初めて。

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階段脇に竹の造作があるのはなんだろう?雨天時の雨の流れを考えているのかこれから先の雪に備えているのか?この階段には、流水・亀甲・唐草・青海波・網代・菱といった美しい文様が描かれているそうですが、気づかなかったなぁ。

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階段を上って正面にある手水舎は、凝ったデザインが施されています。

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下には躍動感のある青銅製の龍。

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天井には木彫りの龍が配置されています。

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ここから二月堂の舞台を歩いて行きます。あれ?入口とかないの?拝観料なしで入れるとは思いませんでした。

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二月堂は、先の手向山八幡宮などが被害に遭った南都焼討では類焼を免れているのですが、1667年のお水取りのときに失火で一度焼失しています。

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吊り灯籠には二月堂の文字が彫り込まれています。

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舞台からの眺めは、思いのほか低い二月堂なのであまり望めません。大仏殿の屋根がちらりと見える程度です。

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登廊が見えます。お水取りの松明はここを通ります。

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舞台をぐるりと回るとこちらにも手水鉢があり、大きな吊り灯籠が掛かっています。

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二月堂は舞台を除いた北・東・南の3面をめぐる外陣が石敷きの土間となっており、ぐるりと建物を周回できるようになっています。

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北側から見ると、吹き放ちの舞台の様子がわかりやすいです。

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登廊は屋根付きの階段で、お水取りを行う11人の選ばれた僧侶である練行衆が二月堂へ上堂するときに通ります。

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登廊から舞台を見上げます。お水取りが始まるころは、一年でもっとも冷え込む時期ですが、その声を聞くと春が近づいている合図だといつも思うのです。動画を見つけたので、ご興味があればその迫力ある秘儀をご覧ください。

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突き当りに見えるのが二月堂。たいして眺望も開けていなかったとおり、思いのほか低い位置にあり存在を誇示するような造りではありません。

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正倉院へ向かいます。ここも遠足で行った覚えがあるのだけど、今見るとどんなふうに見えるでしょう。

 

【奈良】古都を巡る旅 釣られて入った「天丼まきの」は大失敗

2021年(令和3年)11月13日(土)

 

マイルを利用した旅を重ねていましたが、来期のステータスにまつわる誤解で、有償で乗らねば!と計画したのがこの旅行。正倉院展を目的に奈良へやって来ています。

前回は、懐かしの大阪のベタな観光地を少し歩いた話を書きました。

fuwari-x.hatenablog.com

 

さて、近鉄奈良駅へ降り立って見ると、やっぱりここへは何度も来ているということに気づきます。だって、どっちへ行けば何があるかおおよその見当がつくから。

行基の像がある近鉄奈良駅

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今回は、たぶん小学校の遠足以来となる東大寺の大仏を見る予定にしています。できればあとは、二月堂、正倉院春日大社など主なところを回りたい。

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人波に釣られて商店街へ入りました。広範囲に点在する寺院を見るので、時間を決めてランチを予約するのは難しかったので、雰囲気のいいお店を見つけて入ることにしていました。多く見かけたのがすき焼きのお店。でも、ひときわ大行列のお店を見つけました。それがこちら、天丼まきの

tabelog.com

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ちょうど11時の開店直前だったこともあるのでしょう。その大行列に釣られて、つい並んでしまいました。揚げ物は好きじゃないのに。

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グループで奈良を訪れていた大学生と思しき男女のグループも、やっぱり釣られてお弁当の持ち帰りを頼んでいました。行列の威力ってすごい。

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私たちの直前で席が埋まってしまったようで、店内に入るまでに40分ぐらいかかりました。普段であれば、その時点で諦めていたことでしょう。でも、逆に12時近くになっていたので、他へ行ってもまた並ぶこと必須だろうと留まってしまいました。

大きな銅の鍋に入った油で、黙々と天ぷらを揚げ続けるスタッフ。表に出ているスタッフはすべて若い女性で、それもウリのひとつかもしれないけれどちょっと嫌な予感。失礼ながら、プロなんだろうか?

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11:50になってようやくカウンターに通されました。

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さて。メニューはどうしよう?定食メニューは悪くないけど、天丼屋さんだったらやっぱり天丼かな?

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ランチメニューはリーズナブルだし、看板メニューの天丼を食べるのがいいかも。

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でも、最後に目に留まったのは天丼 ロ!待っているあいだにさんざん揚げているのを見た、丸ごと入る穴子が気になったのです。大穴子、海老、イカと小柱のかき揚げ、玉子、海苔、野菜二品。

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テーブルに置いてある生姜は甘さ控えめで美味しい。ビールの肴にしていただきます。

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そうしてやってきた天丼 ロがこちら。ド迫力!!!両横にはみ出た大穴子

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蓋は取り皿に使ってくださいとのこと。なるほど。このボリュームだもんね。

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卵は半熟卵なので、胡椒とお醤油で味付けして食べてくださいと説明がありました。まずはここから攻めてみましょう。

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待ちわびて、やっと出てきた天丼 ロ。でも、出だしの卵の時点ですでに勝負はあったのでした。衣がまずくて食べられないのです。突然無口になる私たち。黙々と食べて、言葉なく立ち去りました。完敗。

 

あとで調べて見ると、丸亀製麺などを手掛ける㈱トリドールホールディングスのお店でした。たぶんスタッフもアルバイト。手際もいいし彼女たちの働きは決して悪くありませんが、それでもプロの作る料理とはいかないでしょう。そもそも素材から、与えられた精一杯のパフォーマンスでこれなんだと思います。

 

一食を無駄に食べてしまった後悔がどっと押し寄せる中、観光を開始します。帰りはプレミアムクラスにアップグレードできたので、もうここ奈良では何も食べることができません(涙

 

【大阪】古都を巡る旅 懐かしいナンバ道頓堀界隈からスタート

2021年(令和3年)11月13日(土)

 

マイルを利用した旅を重ねていましたが、前回記事のとおり、来期のステータスにまつわる誤解で有償で乗らねば!と思い込み、最初に計画したのがこの旅行です。

fuwari-x.hatenablog.com

 

航空券代が安く、飛んだ先に行きたい場所があるのはどこかと考えていたところ、ちょうど新聞で奈良東大寺正倉院展が始まるという記事を読みました。毎年秋に勅封が解かれ宝物の点検が行われるときに、一部一般公開されるのが正倉院展です。大阪在住時には見向きもしなかったけれど、今になってあんなに身近だった京都奈良がどんなに類稀なる地だったかを思い知り、行ってみたくなりました。

正倉院のチケットは予約制です。まだまだ空きがあったのでボーッとしているあいだに、予定していた会期終了3日前の予約は16時以降しか空きがなくなってしまいました。日帰りにはぎりぎりの時刻。

 

ともあれ出発1ヶ月前、行きは関西空港7,030円、帰りは大阪空港8,850円の航空券を予約しました。

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緊急事態宣言が解除されたあと、空港へ来るたび人出が増えているのを実感します。それでもまだラウンジではアルコールの提供時間に制限があり、朝から飲めません。

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立て続けにプレミアムクラスにアップグレードしていましたが、朝食と夕食とではかなり内容が違います。朝食のサンドイッチのためにプレミアムポイントの無駄遣いをするのはやめ、普通席で搭乗します(笑

ちょうどこのころ、機内安全ビデオの歌舞伎編が終了してしまいました。オリンピックに向けて作られたビデオだっただろうし、今は外国人の搭乗も少ないので、よりコロナ禍向けのものに変更するべきとは思いますが、とても気に入っていたので残念です。

朝日のきらめく東京湾東京湾アクアラインが見えます。

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関西空港への飛行ルートは淡路島上空を通ります。

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しかも淡路島を通ったあとは、神戸空港が見渡せる場所まで飛んでから引き返すので、かなり時間がかかります。だったら神戸空港も安かったからそっちにしておけばよかった。

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関空橋が見え、着陸です。私の海外旅行の初期はアジアが中心でした。旅行社に勤める知人が募集するツアーに、ほとんどおつきあいで行っていたような旅行で、今のように意欲的な気持ちはどこにもありませんでした。スタートはいつもこの関空からだったので、ちょっとは馴染みのある空港です。

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朝ご飯は到着してからと思っていたのですが、ご覧ください。全部閉まっているんです。完璧シャッター街。緊急事態宣言が解除されたからといってすぐに再開していないお店もあったかもしれませんが、ほとんどは撤退してしまっています。すごいショックでした。大阪、元気出して~!

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でも、そもそも関西空港は辺鄙な場所にあるんです。関西空港完成後、当初予定どおり大阪空港が廃止されていれば、また違ったかもしれません。でも結局大阪空港の利便性を捨てきれず、国内線は大阪空港が主要起点となっています。そしてコロナ禍の今、国際線主体の関西空港は閑古鳥が鳴いているのです。

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南海電車難波駅までは空港急行45分930円という遠さと運賃の高さもネックだったと思います。JR特急はるかや南海特急ラピートを利用すれば、特急料金が加算されてさらに高いし。大阪空港であれば難波(ナンバ)からでも梅田からでもリムジンバスで30分650円だし、安さを求めるなら阪急電車とモノレールで梅田駅から30分弱430円ですから。

高島屋前を通り過ぎます。

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御堂筋は、私がいたころ緩速車線を自転車道にする話が出ていましたが、すっかり定着しているようでした。最近では沿道にオープンテナントなどを設け、さらに活気のあるミナミ(なんば・心斎橋周辺の呼称)を目指す実証実験も行っているようでした。

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ミナミのランドマークのひとつであった大阪新歌舞伎座は、建築家隈研吾によってその意匠を残したホテルロイヤルクラシック大阪に生まれ変わっていました。

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さらに北へ進み、道頓堀にグリコを見に来ました。勤務先はここから徒歩5分ほどのところだったのですが、それでも通るたびにちらりと看板を見てしまう場所でした。

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かに道楽のかにも変わらずそこにいました。店に入ったことはありませんが、やはりこれもミナミの顔のひとつです。ふぐ料理屋のずぼらやが閉店してふぐがいなくなったのは残念。

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くいだおれが閉店した当時は大阪にいましたが、まさかその後、マスコットキャラクターだったくいだおれ太郎がお土産として存続しているとは知りませんでした。まだ覚えている人が大阪以外でもいるってことよね?

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開店前で全然気づかなかったけど、道頓堀今井本店の脇から浮世小路を抜け、法善寺横丁を目指します。大阪はお蕎麦屋さんよりもおうどん屋さんの看板を掲げているほうが多いのですが、ここは老舗のひとつ。でも、開店前だったので全然気づきませんでした(汗

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法善寺横丁の参道の灯りに、土佐料理に志むらの文字を見つけました。ここは鰹のタタキを注文の都度店先の竈で焼いてくれるお店だったのですが、15年ほど前にその看板を下ろしています。大人気店だったのに閉店したのは、タタキに使う茅の調達がじゅうぶんにできなくなったから。2,3度行っただけですが、迫力ある茅焼きの様子を見られるのは、食べる前の楽しみでもあったな。

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参道をいったん突き当たると、昭和初期に織田作之助の小説「夫婦善哉」で有名になった場所に行き着きます。そばには小説にも登場したという夫婦善哉の店があり、あっまーいおぜんざいが食べられます。「夫婦」なのでお椀ふたつ。たぶん、土佐料理に志むらのあとに連れて行ってもらったと思うのですが、私には甘過ぎて大弱りだったことを覚えています。ちらりと右に赤い提灯が見えていますが、建て替えられたきれいなビルで今も営業していました。

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ごくごく狭い敷地ですが、ここは「法善寺」横丁と呼ばれるだけあってこのすぐ左に浄土宗天龍山法善寺があります。

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中でも親しまれているのが水掛不動尊の名で親しまれている西向不動明王。お参りする人がお水が掛け、この苔生した姿を維持しています。

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さぁ、ノスタルジックな気分に浸るのはそろそろおしまい。奈良へ向かいましょう。

近鉄奈良線は、生駒を通って奈良へ行く路線です。そう何度も乗ったわけではありませんが、石切駅のあたりは生駒の裾野を上り、大阪平野が見渡せる見晴らしのいい場所だなぁといつも思っていました。最近、乗り鉄に人気と聞き、納得。うまく撮れませんでしたが、このあたりでまぁまぁ高い場所に来ています。大阪で一番高いビルであるあべのハルカス大阪城界隈のビル群や梅田方面、そして六甲山地が遠く望めます。

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わざわざ、こうして飛行機に乗って来ることになるとは。でも、京都ほど何度も訪れていない奈良、楽しみです。