英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【青森】47都道府県コンプリート!JR五能線からの夕陽/黄金崎不老ふ死温泉

2021年(令和3年)10月

 

緊急事態宣言が解除されたので、47都道府県コンプリートの最後の県となる青森を制覇しにやってきました。前回は五所川原駅リゾートしらかみを下車。立佞武多の館へ行ったところまでご紹介しました。圧巻のたちねぷた、いつかお祭りを見に行きたいです。

fuwari-x.hatenablog.com

 

立佞武多の館を出たあと、五所川原駅からまたリゾートしらかみ6号に乗り、2時間近くかけてウェスパ椿山駅まで戻ることになっています。このプランを立てるにはかなり勇気がいりました。遠すぎる。退屈過ぎる。面倒すぎる。疲れてる。

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しかも、五所川原駅16:47発のリゾートしらかみ6号はなんの車内イベントもなく、千畳敷での途中下車もできません。黙々と走るのみ。だから30分の乗車で到着する鯵ヶ沢駅での宿泊も考えていました。でも、そこだと意味がない。

なぜなら、この列車に乗ればこの季節だとギリギリ日本海に沈む夕陽が見られるのです。日没時刻は17:19、海岸線に出始める列車の通過時刻が17:15頃なので、天候に恵まれさえすれば見られるはず。

 

その鯵ヶ沢駅付近の車窓からの風景です。写真だとまだ明るく見えますが、かなり暗くなっていました。

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景勝地では車内アナウンスがあった行きとは違い、見どころのある場所でも容赦なく飛ばして走る最終列車のリゾートしらかみ6号。

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それでも夕焼け空が美しい。帰りはさらに乗客が少なく4人ほどだったかと思いますが、全員が釘付けだったことでしょう。

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しぶとくいつまでも撮り続けていましたが、徐々に暗闇に包まれていきます。車内イベントなど何もなくても、これだけで充分。大満足です。

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夕陽を見るベストポジションの千畳敷あたりではもうほぼ暗闇になっていました。遠くに漁船らしき灯りがぽつんと見えるばかりです。

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ちなみにリゾートしらかみで海岸線側に座席を取る場合は、行きも帰りもA席です。なぜそうなるのかよくわかりませんでしたが、途中で進行方向が変わるためもあるのでしょう。紹介してくださっていたブログに感謝です。

 

ウェスパ椿山駅では記念スタンプが押せるかと思っていましたが、18:33に到着するとなぜここに駅?というほどの暗闇でした。リゾートしらかみに合わせて宿からの送迎バスが停車しているのですが、列車が到着しても車の室内灯以外なにも見えないほどの闇。バスの乗客も私たちだけで、道中も心細いほどまったく付近の様子が見えないまま宿に到着しました。

 

その宿を決めるのが非常に大変でした。

今回の旅行での目的は、五能線に乗る世界遺産白神山地を散策する立佞武多の館へ行くの順に決めました。でも、青森には思うような宿がなく、翌日行く白神山地十二湖のコテージも直前に空きが出たのですが、相棒がコテージを嫌がったので選択肢がありませんでした。

あとでご紹介しますが、泊まった宿はここを目的地として選ぶ人もいる秘湯の宿です。ただ、ホテル名の黄金崎不老ふ死温泉という名で泊まるのを躊躇いました。こんなところに泊まって死ねなくなったら怖いわ。そんなご利益ほしくない。

でも、仕方なしに行ってみると別にそういったいわれがあるわけでもご利益があるわけでもなく、温泉を掘り当てたオーナーが好きにつけた名前なんだそうです。良かった。

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リゾートしらかみ6号の宿泊客に合わせて夕食締め切りが決められているようで、最大到着後30分後から夕食開始です。急いで荷物を置きに部屋へ入ります。宿泊料からも覚悟していたとおり保養所のような宿。

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撮るほどのこともないような部屋ですが、きれいに改装されているので問題ありません。

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部屋に仕切りはなく、洗面所もトイレもベッドも同じ空間にあります。トイレはちゃんとウォシュレット。

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それでもこれは和洋室のタイプで広め。最安値の8畳和室だともう少し窮屈だと思います。

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クローゼットには、浴衣やタオル、歯ブラシなどが用意されています。

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空気清浄機や冷蔵庫、ポットなど、一応ひと通り揃っています。

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このところ徐々に宿のグレードを上げていたのでこの殺風景さにギョッとしましたが、1泊2食付14,850円/人なので上出来でしょう。

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夕食会場へ行くと、私たちが最後ですからすっかり用意されていました。こちらもまたギョッとするほどどーんと並べられています。

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あまりの大雑把さに、置いてあるメニューを見て楽しむ気にも慣れず黙々と食べました。それでも、海産物は地元の網元から直接仕入れているというだけあって、お造りはまぁまぁいけたという記憶があります。

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何が驚いたかというと、すべて並べられていたという以上にふたつもコンロが用意されていたこと。しかも一度に火をつけるんですよ。

こちらは海鮮鍋

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もうひとつが鮭と岩木高原豚のバター陶板焼き

鮭と豚を一緒に焼くの???しかも左に焼物の鰤も見えるでしょう?これでもかというメニューに唖然。

それでも、このボリュームに満足している人は多いという印象を受けました。食事のグレードアップもできるので、ガンガン食べたい人ならさらに満足度があがるかもしれません。

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デザートの青森県産りんごのシャーベットはさっぱりしていてOKです。

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温泉のあとは部屋で天寿酒造㈱の雪室氷点熟成天寿純米生原酒(1,430円)を飲みましたが、車内で飲んだにごりの方がぐんと好み。長い1日、疲れ切っていたので爆睡でした。

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秘湯のご紹介については次回に。

fuwari-x.hatenablog.com