2017年(平成29年)12月31日(日)
イタリア3日目。
アルベロベッロからマテーラへは、珍しくタクシーを使っています。前に書いたとおり、この移動は列車移動するとバーリを経由して約5時間かかります。
今は 「アルベロベッロ ⇒ マテーラ」「マテーラ ⇒ アルベロベッロ」 のどちらも100EUR(13,800円)で出てきますが、私が予約したときはなぜかアルベロベッロ発だけ90EUR(12,420円)になっていました。(2024年12月現在130EURになっています)
その半面、amalfiさんのブログによると大雪だったマテーラは歩くのも困難だったよう。果たして真冬に行けるのかどうかわからなくてなかなかまで決断できなかったのですが、ムルジャ公園展望台へ寄っても撮影ストップ時間15分で+10EUR。これは行かない手はありません。
お迎えに来てくれたドライバーのコシモさんは、HPにも載っています。コシモさんは、英語がほとんどわからないようでした。だから、私のように話せなくても、かえって同じレベルで気楽。それぞれ気ままに車に乗っていればOKです。
展望台までの道は、思ったよりも多くの車が行き交っていました。大型のバスが通るたびに、道を空けなければ進めません。

おお~ これか~ これでしたか~!!!グラヴィーナ川を隔て、浸食された対岸に洞窟住居群が見えます。
やってきたのはあちら側の方角。道中でやたら見えた風力発電が遠くに見渡せます。

15世紀から16世紀はオスマン帝国から追われたアルバニア人やセルビア人が移住。バジリカータ州の州都となって栄えた時期があったものの、やがて州都が移転してからは衰退し、長らく貧しい小作農民の住居となっていました。
右奥に見える団地が、そんな一部となったんでしょうか。

強制移住させられた住人は15,000人に上ると言われていますが、無人化したあとの150以上の石窟聖堂や3,000戸ほどの洞穴住居、地下水路で各戸の貯水槽に上水を供給するシステムなど、ユニークな文化的資産が見直され、1993年にユネスコの世界文化遺産に指定されました。今では洞窟住居の1/5ほどが宿泊施設やレストランなどに再利用されています。
下には徒歩で行けそうな道もありますが、川はどうやって渡るんだろうなぁ。岩場にも洞窟が開いているのが見えます。

隣の岩場を眺めてみると、なるほど柔らかそう。石器時代から、多くの人たちが住んできた歴史がある洞窟住居。いくら見ても見飽きません。

これらがすべて廃墟だったなんて。独特の雰囲気ある「町」ではなく、一度は誰もいなくなり「廃墟」だったこのマテーラ。

コシモさんは、ここでドライバーを交代すると言っていました。そろそろ行かねばなりません。
16時。夕日が眩しいムルジャ公園展望台とお別れです。

展望台を下りてすぐに空き地でドライバーが交代し、女性に引き継ぎました。あちらの車にも日本人が乗っていたので、これから長距離移動でしょうか。私は夏前には打診して10月には確定させましたが、このころには年末年始の問い合わせが多く入っていると聞きました。冬とはいえ休暇なので、書き入れ時なのでしょう。
マテーラの洞窟住居を横目に、ハイ、ここよ。と停まりました。どこ? 傍の階段を上がったところのようです。
ドライバーの女性からは帰りもタクシーにするなら空港まで70EURにするから、連絡してちょうだい、と言われました。再予約割引なんでしょうかね。