2018年(平成30年)2月11日(日)
前回記事はこちら。
一夜明けて、朝。
当初の予定では夜から午前中は雨の予報でした。でも、夜には降ったようでしたが、やんでいます。晴れ女が戻ったか?
朝日が撮りたかったのですが、雲が邪魔をしてなかなか難しい。一瞬の隙に撮れたものがこれです。なんとなく、朝日というより夕日ですよね。
お風呂にでも参りましょう。
朝もやっぱり、お風呂では誰かに会いました。何度も何度も行ってみて、ようやく撮れたのがこれ。
こちらは岩風呂ですが、向こうの海と一体になるように作られています。香りは檜のお風呂の方がいいのですが、こちらの雰囲気も良かったです。ただ、これだけ人に会うとは想定外でした。
朝ご飯も同じお食事処です。私たちは8時からでいいですか?と前日に聞かれました。遅めの開始ではありますが、アンコウ鍋を消化するにはこれでもまだ早いぐらいでした。
きのうと同じテーブルでしたが、外が見えると全く雰囲気が違います。海が広がって、気持ちがいい~
各自にまず配膳されたのは肉団子、ワカサギの甘露煮とシラス、そして納豆。
サラダ。ドレッシングは2種類ありました。上にのっているのはタタミイワシ。取り分けていただきます。
お魚は2種類で、鯵と鯖の味醂干です。焼き加減も良くて、美味しい~
ただ、これだけあると、かなりのボリュームなんですよね。
これにシジミのお味噌汁がつきました。日本酒かビールでもあれば、もっと進んだかもしれないけど、朝っぱらから勧められるわけでもなし、断念。
ご飯と食べると、さらにお腹がいっぱいになるので、食べ切るのがやっとでした。鯵は1尾ずつではなくて、基本的には半身ずつのようでした。でも、半身ってのも美しくないから、2尾だったんでしょうかね。
デザートは、ラウンジに移りました。後片付けがしやすいからでしょうね。
ヨーグルトにグラノーラとブルーベリーソースです。
朝ご飯のあと、部屋でDVDを観たりしながらゆったり過ごしました。
DVDのひとつは最後まで観られませんでしたが「Lost in Translation」。日本でのCM撮影にやってきたハリウッド俳優と、新婚で、夫の仕事についてきたが置いてきぼりの女性の束の間の恋の話。その女優は、私が機内映画で覚えたスカーレット・ヨハンソンでした。まだ二十歳のころの作品。この人にはなぜか縁があります。
部屋からの眺めも落ち着きます。雨の予報は午前中だったり午後だったりしましたが、どうやら大丈夫そう。
宿から外へ出るには、ラウンジからお食事処へ行く途中に出口があります。ここは海辺を歩く人たちの散歩道のようです。
内から見た出口
海側から見た入口
ゆったりした時間もこれで終わり。あとは大洗磯前神社へ行って、早めに帰路につくことにしましょう。
これが有名な磯前神社の鳥居です。鳥居の下まで渡って行けそうに見えますよね。でも、これがちょっとばかり離れているんですよね~
部屋から撮った写真で確認してみましょう。ほら、渡れそうな、ちょっと難しそうな、微妙な距離ですよね。しかも、ちょっと海も穏やかそうに見えるでしょう?
ところが、このとおりバッシャーンと波がやってくるので、ちょうどこの3週間前も、12歳の男の子が波にさらわれる事故に遭っています。その子は自力で浜へ這い上がりましたが、助けようとした母親が亡くなりました。それ以前にも、30歳の会社員が亡くなっているそうです。
そう危険を感じるほどの岩場に思えないところが危ないんでしょうね。それでも、太平洋ですもんね。
大洗磯前神社へ向かいます。海からはすぐ。道路を渡って、階段を上がっていきます。
さて。ここから大洗駅までは2.7kmあります。歩いて行くと伝えれば批難轟々でしょうが、まずは1km先に海鮮市場、さらに先にかねふくのめんたいパークがあります。それを目標にボチボチ歩くことにしましょう。
大洗海鮮市場とその周辺の飲食店は、どこから湧いてきているのかというぐらいすごい人でした。130円と破格の安さだったアイスプラント(夕食で出た)をはじめとして野菜、イチゴも種類によって400~600円だったので2パック、重いのになぜかもち米1kgなど買ってしまいました。
めんたいパークは試食をして終わり。こちらも大賑わい。
途中、ランチを予定していた店も通りましたが、すでに満席。いずれにせよ、お腹がいっぱいだったので、帰路につきました。
結局、帰宅して夕食の時間になるまで、まったくお腹はすかず。
のんびりとした旅は終わりとなりました。
【里海邸 雑感】一番安価な部屋に34,000円で宿泊しましたが、平日だと安い日もあるようです。価格が違えば、お料理の内容が変わってくるかもしれません。でも、できればもう少し少ない方がいいので、平日に行ってみたいものです。季節ごとに魚も変わるので、行くたびに違った楽しみが持てるところだと思います。また、先にも書いたとおり田舎宿という位置づけで、高級宿の括りではありません。だとしても、立ったまま配膳するなど、ちょっと気になる接客もありました。おもてなしの気持ちはよく伝わってくるだけに、ちょっと残念でもありました。期待し過ぎず寛ぎに行くことを目的にされると、満足度は高いと思います。