英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【鹿児島】1日目-2 指宿温泉「いぶすき秀水園」

2018年(平成30年)3月20日(火)
 
私が国内で行っていない都道府県は、青森・愛媛・佐賀・宮崎・鹿児島の5県。今回は残りのうちから鹿児島へ、レンタカーを借り長男の運転で回ってきました。離れて暮らす長男と旅行するのは、5年ぶりのことです。
前回の記事はこちら。
この日の宿は指宿温泉に取っています。鹿児島へ行くなら、やっぱり砂蒸し風呂だと思って宿を探したのですが、指宿温泉にはなかなかいい宿がありません。たぶん、このあたりでは一番いい旅館はここだろうと思えたいぶすき秀水園を予約しました。
 
日ごろたいしたところを予約できなくて、先月はとうとう娘に1泊3万円/人の里海邸をねだられたあとでしたが、そこそこでも、これぐらいの宿だってあると示したいと思っていました。でも、なんとなく私が思っている いい とは外れているような気がしたので、3月生まれが2人だし、お祝いプランに留めておきました。
 
さて、どうでしょう。 
 
入った感じは、いわゆる温泉旅館。ラウンジは、そこそこ。

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そこから見える中庭もそこそこ。とりあえず、悪くはない。ただ、やっぱり海に面していないのは残念ですね。向かいの宿に眺望は妨げれています。

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部屋は6帖の次の間と二間続きで12帖。落ち着いていてかなりいい。実は10帖の部屋を予約していたのですが、お祝いプランを選んだことで、空きがあればグレードアップしてくれると当て込んでいました。セコイ

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指宿へは来たかったけれど、思っているような旅館がなかったので、あまり気合いを入れたくなかったのです。でも、この目論見が外れたらどうしようと思っていたので、ホッとしました。
掃出し窓を開けると庭へ出られます。

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お部屋でお抹茶を出していただきました。お菓子は鹿児島名産のひとつ、ソラマメを使った羊羹です。とても美味しかった。f:id:fuwari-x:20190829144808j:plain
 
この部屋の入口を見たら、思うような旅館じゃないと思った勘が、決してハズレではなかったとわかってもらえるかと思います。いや、写真だとわからないかな?ここだけが手つかずで昔の垢抜けない感。

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さらに言えば、私はトイレの蓋が開いているのが苦手で、どうしても写真を撮る気になれなかったのですが、トイレは洋式と、となりに和式のふたつがありました。
 
たぶん、男性小用って場所を潰して洋式トイレにしたのでしょう。でも和式・・・残しとく?トイレに行くたび、気になる隣の和式。そうでなくとも、蓋が開いているだけでも苦手な私。
 

 
16時過ぎに到着したのですが、砂蒸し風呂はこの旅館にはありません。17時発で徒歩4分の砂蒸し会館へ送迎してくれることがわかりました。そのころには豪雨になる予報だったので、食事の前に行った方がいいでしょう。
 
ところが、せっかくこれだけを目当てに来た指宿温泉だったのに、長男は熱いとたぶんかぶれると言い出しました。思い出してみるとその傾向はあったかも。
日ごろの寝不足解消に、昼寝をしているからというのに甘え、3人で行ってきました。
 
2,3の旅館で砂蒸し風呂を持っているところがあるのですが、他の旅館の宿泊客はこの砂むし会館 砂楽を利用することが多いようです。
 
ちょうど、私たちと同じように、宿に到着して夕食前に入ろうという人がいっぱい。特にアジア人ツアーが大勢やってきていて、ごった返しています。
 
整理券をもらって呼ばれたら浴衣を受け取り1階の更衣室へ。着替えたら、本来なら日除けに使うだろうミニ傘を持って砂浜へ、突風に飛ばされそうになりながら下りて行きました。
 
屋根にはシートも載せてあるけど、かなりの豪雨。3人並んで砂をかけてもらって温まります。普通は10分ぐらいらしいけど、私は3分もしたら背中の上の方が熱い~2人とも平気なの~?
 
ちょっと体を動かして空間を作り、耐える私。そのうち隣から娘の「時計、いつ入ったか見てた?」という声が。あることすら知らなかったよ。
 
15分近く経っていたので退散しました。シャワーのあと大浴場で浸かったのですが、旅館のお風呂でゆっくりしようと、早々に迎えのバスを待つことにしました。
 
宿泊先のいぶすき秀水園の温泉は、ちょっとばかり笑えました。きっと坪庭だったスペースに、いまどき露天風呂がないのは通用しないと急拵え。眺望ゼロで壁しかない狭い露天風呂の向こうは車道の音がガンガン。あれじゃ、いっそない方が清々しいよ。
 

 
夕食は、別の個室でいただきます。この部屋の写真を撮るのをすっかり忘れていました。和室にテーブルを置いて、椅子でいただく方式です。
お祝いプランで予約していたので、スパークリングワインをつけていただきました。

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前菜 5品。特に特徴はないものの、普通に美味しくいただきました。

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お造りは、こちらでしかいただけないキビナゴがありました。

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続いて、蟹真蒸の入った吸い物と、蓋物は薩摩黒豚のやわらか煮。
さすがは黒豚。とろっとろに柔らかく煮てありました。

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焼き物は、お祝いだったので祝鯛の塩焼き。
姿焼きかと思っていたのですが、食べやすく仕上げられていました。ちょっと塩味が強いので、たいてい私はこれを好みません。
 
アワビはグラタンっぽい仕上げ。邪道というよりは、新しい食べ方ができたな~という感じで、美味しかったです。
 
小鉢に入っているのは牛蒡の甘煮。

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全員が大絶賛だったのが、美味出汁鍋。
鶏団子、ホタテ、巻キャベツ等が煮込まれているのですが、このお出汁がものすごく美味しい。すべての旨みが味わえるようで、最後の最後というのに大満足でペロリといただきました。

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このあと、撮り忘れたのがご飯とデザート。
ご飯は、お赤飯と聞いていたのに白ご飯でした。もち米が大好きな私はがっかり。でも、他にもメニューとはちょっと違ったものもあったし、まぁいいかと黙っていました。あとで、よそったのが担当者が間違いを指摘されたのか、こちらから指摘するまでもなくお詫びに来られました。せっかくのお祝いでしたのに、と。
 
きちんと炊いてあったのに、よそうのを間違いだったのでしょう。人の間違いを指摘するのが苦手な私。みんなが赤飯の方がいいと言えば伝えたでしょうが、既にお腹も限界だったので、つい言わずに終えてしまいました。でも、この白ご飯がとても美味しかったので、それはそれでよかったです。聞いたことのないお米だったな~
 
フルーツは、メロンとオレンジ。なぜか我が家は全員メロンが苦手。食べるけど、できればいらないのがスイカとメロン。
 
「あとで、おぜんざいを部屋へ運んでおきます、食べられなければ冷蔵庫に入れて、明日どうぞ」と言っていただきました。
 
食事時間は2時間。生ビールに焼酎、熱燗、ヒレ酒等、思い思いに頼んでいました。呑兵衛一家だ~
 
さぁ、明日は晴れるでしょうか。
次回の記事はこちら。