2019年(平成31年)1月19日(土)
スペインから戻って2週間弱、山形へ行って参りました。2月に札幌へ行くことが決まっていたのですが、娘が「泊まりたいと前に話したた旅館のクーポンが送られてきたけど、ダメかな?」とメールを送ってきました。
旅行にはすっかりついて来なくなって久しい娘からの誘い。行こうじゃありませんか。
ところがこの娘、出発直前になって翌日は朝イチで帰りたいと言うので、じゃあしょうがないね、土曜日は早めに出発するよ。
スペインの旅行記に明け暮れていて、山形旅行の下調べは出発前日。今回の宿泊先は赤湯温泉ですが、スノーモンスターを巡るツアーは、ライトアップされた17時以降に、樹氷幻想回廊をナイトクルーザー号で行くしかありませんでした。
でも、昼間でもロープウェイで山頂の樹氷エリアまで上れるらしい。山形まで新幹線に乗り、そこからバスで40分(片道1,000円)、さらに山頂まで2本のロープウェイ往復が2,800円。
ふむ。スノーモンスターに会いに行くだけで、5,000円もかかるのか。ならば、宿泊地を蔵王温泉するほうがいいよなぁ 。今回は断念かなぁ。交通費嫌いの私はそんなことを考えつつも、やっぱり行ってみたかったので、蔵王にも行くことにしました。 (←こだわっていたのは私だけ)
目が覚めるといきなり雪景色。
いつからこんな景色になっていたんでしょう。川端康成状態?
頼んだのは、名物らしい板そば 1,200円。すんごい量がありましたよ。
ロープウェイはいくつかありますが、樹氷ゾーンまで行けるのものは、バス停からは10分ほどの蔵王ロープウェイ 山麓線です。スキーヤー(or スノーボーダー)以外は場違いかと思いましたが、お気軽に観光に来てくださいと書いてあったので行ってみました。
スキー場は私が高校生のころはすごい人だったけど、もうすっかり下火なんですね。
ひとつめは20~30人ほど乗れる大きいロープウェイ。
眼下に見える木々の美しさには目を奪われました。さすがは蔵王。
ここから先が樹氷エリア。スノーモンスターが出現するはずです。
た・たしかに。でも、なんだか天気が怪しい~
山頂を見上げても空の色が暗いし、上がるにつれガラスの向こうが荒れている。
地蔵山頂駅へ到着。ええ~っ 外は猛吹雪じゃないですか。スキーヤーたちもみんな戻ってきます。
でも、2,800円出して上がったんだから、意を決して外へ!撮れたのはこの1枚がやっとで、スマホでは被写体を認識してくれないほど、真っ白というより、灰色の世界。
1分もいられませんでした。目は開けられないし、風が強くて立っていられないし、敢えなく退散。でも、下りのロープウェイではスノーモンスターを見ることができました。
しかも、山頂を少し離れただけで、麓まできれいに見えます。他の団体の人を引率している人が言っていたことには、普段は靄で、こんなふうに景色が見られることは少ないそうです。
この駅には、馬橇が置いてありました。昭和の初めは、この馬橇に湯治客を乗せて、2時間半かけて山を登ったそうです。皇室の方々もご利用になったんですって。
さぁ、下まで降りましょう。とりあえず、スノーモンスターは見たということで。霧氷もキラキラきれいに見えたし、まぁ満足。
でも、下り始めると山頂に青空が広がっているように見えます。今なら天気も回復しているかもしれないけど、でも全体的に下界から見上げると、山頂付近はほとんどが曇り空でした。
調べていたはずの帰りのバス、どういうわけだか見間違っていたようで、目前で出発されてしまうという失態がありましたが、まぁご愛嬌。
この日はワールドカップ開催中で、もっと賑わっていると思っていました。開催時刻は私たちが去ったあと夕刻からでしたが、私たちが乗るバスから降りて来た人たちの中には、そろそろ見学者もいたはず。でも、それらしき人はほとんど見受けられませんでした。高梨沙羅ちゃんも出ていた大会ですが、地元日本でのワールドカップ、盛り上がりはたいしたことないのかな。
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