2018年(平成30年)5月
あまりの電車のすき具合に不安を覚えながらも15分ほどで駅に到着しました。
調べているときは、グラン・ビガール城のすぐ傍へ停まるバスで調べていましたが、列車で行くのも難しくありませんでした。
ただ、降りたのは3組。ゴーダのチーズ市へ行ったときと同じだ。
しかもこの駅、無人駅。
去っていく列車、なんか心細い。
でも、フロラリア・ブリュッセルと表示が出ています。

たった3組でしたが、行先は同じのようでした。
最後尾からついていくこと10分ほど、雰囲気が出てきました。
この建物の手前を右折すると、どうやらグラン・ビガール城のよう。あまり調べていなかった私は、ここがチケット売り場かと思っていました。
グラン・ビガール城の前の門まで来て思い出しました。
そういえば、門があると書いてあったなぁ。

ここまで来ると、さらにあと2組ほど待っていました。
橋の上から左右を見ると、美しい景色が広がっています。
きゃ~ 来たかいがあったかも~

見てのとおり快晴なのですが、かなり寒い。
開園までの30分、じっとしていられなくて、ちょっと先へも行ってみました。
乗馬クラブがあって、馬がむしゃむしゃ食事中でした。
すごい勢いで食べるんですね~
近寄るとちょっとばかり怒っているようです。
戻ってみましたが、チケットセンターはまだ無人です。
€14(1,850円)はそこそこ高いですよね。
オランダのキューケンホフ公園が入場料だけなら€16だったので、これって期待してもいいわけ?

いよいよ、開園です。翌日が最終日だというフロラリア・ブリュッセル。
この日の入場料は、そのせいなのか€10(1,330円)でした。
おぉ~ これがグラン・ビガール城ね。写真で見ましたとも。
手前にある庭園も美しい。
馬車もあったりして、まさにお城の雰囲気満載。
建物は、礼拝堂だけ公開されていました。ここもお花でいっぱい。

水道も凝った造り。
でもねぇ。 翌日に終わるここ、まさに終わりでした。
ほら、もうチューリップも褪せて色がないでしょう?
チラッと見るには、花盛りに見えるかもしれませんが、現地で見ると、美しさは遠目にも去ったあとというのがよくわかりました。
刈り取り終えているものも、もちろんありました。
奥には温室もあって、こちらも頑張っています。
でも、やっぱり屋外で美しく咲く花が見たいんですよね。
なんとなく、これでいいだろ? みたいな、誤魔化した感が見えませんか。
ジーンズを使っているのは面白いですね。
日本の盆栽のコーナーもありました。
再び外に出ると、シャクナゲが咲き誇っていました。ブルーは見かけたことがありません。
枯れかけの水仙も、写真だとわからない?
橋を渡るともう終わりです。
もう少しゆっくり、ぐるりと回る手もありましたが、もう充分でした。
期間限定の場所だから、開催しているならいい状態のはずともいかないんですね。
キューケンホフ公園でも、時期を合わせるのが難しいと言いますから、終わる直前のココ、これでも頑張っていたのでしょう。
急げば1時間に1本しかない列車に間に合うかもしれません。
たった30分でグラン・ビガール城をあとにした私たちです。
ところが、普段だったら走ってでも間に合わせるところなのですが、急激に気温が上がって来ていて、炎天下となった陰のない道中、寝不足がたたって、結局、列車を目の前にして乗り遅れてしまいました。
それだったら、花はなくとも庭園の端までゆっくり回っていればよかったものを。
1時間、動く気力もなく、ボーっと駅で待つハメになってしまいました・・・
この旅行での最大の失敗です。