英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【ANA SFC修行 沖縄】-1 琉球国王菩提寺の円覚寺からスタート

2018年(平成30年)10月28日(日)
 
ANAの上級資格を取るべく思い立ったSFC修行の一環で、長崎へ続き翌週には沖縄へ日帰りで行って参りました。珍しくひとり旅です。
 
朝から雨が降っていました。
週の半ばに季節外れの台風も発生していましたが、どうやら那覇はお天気の模様。今回は、行きは格安航空券ですが帰りがプレミアムクラスでの搭乗です。 
 
早朝のカードラウンジ。
国内線のカードラウンジを使った記憶がそういえばありません。早朝発か、仕事帰りのギリギリに乗るからでしょうか。

f:id:fuwari-x:20190829152128j:plain

 
外は雨が降っていますが、カードラウンジはゆったりしていて、アルコールがないだけで前週のANAラウンジよりもいいかも。
 
早朝だったから、クロワッサンが置いてありました。追加している様子はなかったので、終わり次第終了なのかもしれません。

f:id:fuwari-x:20190829152132j:plain

 


  
飛行機は出発から若干遅れ、那覇空港に到着したのは10時半でした。ここから8時間ほどのフリータイムです。

f:id:fuwari-x:20190829152136j:plain

 
行くと決めていたのが首里城。あとは陶器探しにやちむん通りです。 
那覇空港から終点の首里駅までは30分。

f:id:fuwari-x:20190829152146j:plain

 
一日乗車券を買いました。首里城の入場料が800円から団体料金の660円になるという特典があります。 

f:id:fuwari-x:20190829152152j:plain

 
モノレールは2両。運転席に向けた座席が前後2ヶ所にだけあり、思わず座ってしまいました。那覇空港駅が遠ざかって行きます。
モノレールって開放的なのでいいですよね~ 景色をダイレクトに楽しめます。

f:id:fuwari-x:20190829152156j:plain

  
首里駅に到着しました。道路の案内標識を見ると、おお! 沖縄だ!地名はローマ字がなければ読めません。
 
それにしても人出が少ない。人波に沿って行けば首里城と思っていましたが、11時過ぎの首里城近辺は閑散としていました。 
 
この建物は見てすぐ学校だとわかるものの、沖縄ならではの造りですね。沖縄県師範学校附属小学校跡と書いてありましたが、現在は沖縄県立芸術大学です。
学校の門でもやっぱりシーサーが据えられています。那覇市内を回っていると、どこの家もマンションもシーサーが鎮座していました。 
  
ここを過ぎるとすぐに、左手に円覚寺が見えてきました。先の大戦で焼失してしまいましたが、琉球における臨済宗の総本山です。1469~1879年、410年に渡り19代まで続いた王統、第二尚氏菩提寺でした。(それ以前にも尚氏「しょうし」の時代があったので、区別するため第二とつけられている) 
  
あとで回ったのですが、この向かい側、総門前庭には円鑑池(えんかんち)があり、航海安全をつかさどる水の神・弁財天を祀る弁財天堂がありました。 
  
堂にわたる小橋は天女橋(てんにょばし)と呼ばれ、石の欄干には蓮の彫刻が施されています。1502年に造られましたが薩摩藩の侵攻や沖縄戦で幾度も破壊され、1968年に現在の姿に復元されました。
 
円覚寺の前の道からは、首里城が目の前に見えます。 
  
弁財天堂を裏手に回って円鑑池を見ると、多くの水を湛えているのがわかります。もうひとつの龍潭とともに、首里城円覚寺からの湧水・雨水が集まる仕組みになっている人工池です。

f:id:fuwari-x:20190829152229j:plain

 
昔は首里城の周辺に仏教の寺院や王族や家臣の建物「御陵(うどぅん)」が多数あり、屋敷を囲む石垣や鬱蒼とした樹木と相まって王都の雰囲気を醸し出していました。中でも円覚寺はその代表格で昭和8年には国宝にも指定されていましたが、すべて沖縄戦で焼失してしまいました。 
 
この裏手から首里城へ向かう急傾斜地の緑地は通称ハンタン山と称され、戦前は高さ10m以上の鬱蒼たるアカギの大木の林がありました。沖縄戦で枯れてしまったアカギにクワ科のアコウが寄生し、面影を残しています。

f:id:fuwari-x:20190829152233j:plain 

 
そのハンタン山の中には、軍司令部跡もありました。何も手を掛けず放置されているその姿が、余計に痛ましさを増していました。中は本当に狭く暗く、到底司令部とは言えないような場所でした。

f:id:fuwari-x:20190829152239j:plain

  
沖縄は晴天。気温は25度前後で、風が吹いていれば涼しいですが、凪げば暑い。暑さに弱い私がどこまで行けるでしょうか。しかも、久しぶりに履いた靴で、すでに半靴擦れ状態が始まっています(涙
 
次回記事はこちら。