2018年(平成30年)10月28日(日)
朝から雨が降っていました。
週の半ばに季節外れの台風も発生していましたが、どうやら那覇はお天気の模様。今回は、行きは格安航空券ですが帰りがプレミアムクラスでの搭乗です。
早朝のカードラウンジ。
国内線のカードラウンジを使った記憶がそういえばありません。早朝発か、仕事帰りのギリギリに乗るからでしょうか。
外は雨が降っていますが、カードラウンジはゆったりしていて、アルコールがないだけで前週のANAラウンジよりもいいかも。
早朝だったから、クロワッサンが置いてありました。追加している様子はなかったので、終わり次第終了なのかもしれません。
飛行機は出発から若干遅れ、那覇空港に到着したのは10時半でした。ここから8時間ほどのフリータイムです。
行くと決めていたのが首里城。あとは陶器探しにやちむん通りです。
一日乗車券を買いました。首里城の入場料が800円から団体料金の660円になるという特典があります。
モノレールは2両。運転席に向けた座席が前後2ヶ所にだけあり、思わず座ってしまいました。那覇空港駅が遠ざかって行きます。
モノレールって開放的なのでいいですよね~ 景色をダイレクトに楽しめます。
首里駅に到着しました。道路の案内標識を見ると、おお! 沖縄だ!地名はローマ字がなければ読めません。
学校の門でもやっぱりシーサーが据えられています。那覇市内を回っていると、どこの家もマンションもシーサーが鎮座していました。
ここを過ぎるとすぐに、左手に円覚寺跡が見えてきました。先の大戦で焼失してしまいましたが、琉球における臨済宗の総本山です。1469~1879年、410年に渡り19代まで続いた王統、第二尚氏の菩提寺でした。(それ以前にも尚氏「しょうし」の時代があったので、区別するため第二とつけられている)
あとで回ったのですが、この向かい側、総門前庭には円鑑池(えんかんち)があり、航海安全をつかさどる水の神・弁財天を祀る弁財天堂がありました。
昔は首里城の周辺に仏教の寺院や王族や家臣の建物「御陵(うどぅん)」が多数あり、屋敷を囲む石垣や鬱蒼とした樹木と相まって王都の雰囲気を醸し出していました。中でも円覚寺はその代表格で昭和8年には国宝にも指定されていましたが、すべて沖縄戦で焼失してしまいました。
この裏手から首里城へ向かう急傾斜地の緑地は通称ハンタン山と称され、戦前は高さ10m以上の鬱蒼たるアカギの大木の林がありました。沖縄戦で枯れてしまったアカギにクワ科のアコウが寄生し、面影を残しています。
そのハンタン山の中には、軍司令部跡もありました。何も手を掛けず放置されているその姿が、余計に痛ましさを増していました。中は本当に狭く暗く、到底司令部とは言えないような場所でした。
沖縄は晴天。気温は25度前後で、風が吹いていれば涼しいですが、凪げば暑い。暑さに弱い私がどこまで行けるでしょうか。しかも、久しぶりに履いた靴で、すでに半靴擦れ状態が始まっています(涙
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