英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【ベルギー】4日目-3 大学とビールの町ルーヴェン

2018年(平成30年)5月
 
グラン・ビガール城の帰りの列車は、ブリュッセル北駅で動かなくなりました。
えーっ 乗継に間に合わない。
恐らくその列車は、中央駅へ戻っても、この北駅にも停まるはず。
そう思いつつも、またホームを探しているうちに乗り過ごしてしまうだろう、そんな心配もあって、動かない電車に乗ったままでいました。
 
5分ほど停車したのちにやっと動き出したとき、反対側に列車が通過。
あ~ これがルーヴェン行きだったかも。
 
ところが駅へ着くと、どの列車も遅れているようでした。
次の列車は、駅の電光掲示板を見ると行先が違うので安心していたら、到着した列車の行先には確かに「LEUBEN」と書いてある。
 
え~  大急ぎで乗りました。
次々列車が遅れていたので、表示が間に合わなかったんでしょうね。
気をつけていなければ、乗り遅れるところでした。
 
車内は満員。2席見つけたので座れましたが、立ったままの人も結構いました。
30分で到着のルーヴェン、そんなに人気の町なんでしょうか?
 
ルーヴェン駅です。
なぜかルーヴェン行きのはずの列車は、ここが終点ではありませんでした。
駅の時刻表もルーヴェン行きになっていたし、列車の表示もそうだったんだけどな~
ベルギーの列車はどうも不親切です。  

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大きな街よりも小さな町へ行きたいと思って選んだルーヴェン
でも、かつては首都の地位をブリュッセルと張り合っていたのだそうです。
 
14世紀毛織物産業で栄えたのちに寂れ、その跡地にヨーロッパ最古の大学群のひとつ
ルーヴェンカトリック大学が設立されました。
やがて、そのころから始まっていたビール産業によって活気を取り戻しますが、世界で1,2を争うビール「ステラ・アルトワ」で有名なインベヴの本社があり、ベルギーにおけるビール醸造の中心となっています。
 
到着してびっくり。どこが小さな町だ?
駅前も賑わっていました。 

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見た目にはもっと遠くに感じるのですが、実際歩いてみるとそのとおりでした。
 
あっちゃ~ 市庁舎は修復工事中ですか。
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道路を挟んで右手には聖ペテロ教会

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左に目をやるとルーヴェン市庁舎です。
 
既に13時、まずはランチにしなくては。
お店は、ビール会社インベヴ醸造所附属ブラッスリーDomusを調べていました。
この界隈には多くのお店がありましたが、迷ったときにはロクなことがありません。
素直に入ることにしました。 

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ビールの種類はかなり多くありましたが、シンプルそうなのを選んでみました。
でもなぜ、看板商品のステラ・アルトワを頼まなかったんでしょうかね。
 
どちらも€2.5(330円)はさすがに安い。グラスもビールの種類のよって違います。

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いくつか試したいと思っていましたが、残念なことに、なぜか私、ビールは1杯しか楽しめません。
 
料理はオランダでは失敗しましたが、もともと美食のベルギーに期待していました。
ここで選んだのは、絶対に食べたかったチコリのグラタンです。
チコリをハムで巻いて、グラタンにしてあるものがポピュラーなんだそうです。
 
Witloof Hesp kaas €14.5

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チコリのグラタン、切ったところを撮ればよかったです。
チコリ2株分だったと思いますが、ハムがたっぷり巻いてあってそれが美味しい。
すごいボリュームでしたが、めちゃくちゃ美味しかったです。
 
もうひとつは、手長海老のガーリックオイル。
Scamp Look 5 €12.5

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手長海老もプリップリ。どこで食べた海老よりも美味しいという感じでした。
粉のガーリックオイルがまた美味しい。バケットに浸けて楽しみました。
 
謎だったのが右にマッシュポテト。 手長海老とセットだったんでしょうか?

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少しに見えるかもしれませんが、この器は15cm角ぐらいあって大きい。
スゴイ量のポテトでした。でも、ガーリックオイルにこれがまた合う。
  
ここではビールを飲みつづけるのが正しいはず。
でも、ワインに切り替えて続きを楽しみました。
 
デキャンタ€15.5(2,000円)は案外高いですね。 

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たった2品でしたが、それでもポテトは完食できず。
それぐらいボリュームがありました。
チコリのグラタン、また食べたい~
 
食べ終えてから、あらためて市庁舎へ戻りました。
この広場の左に市庁舎、右に聖ペトロ教会があります。 

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ルーヴェン市庁舎は、15世紀半ばに建てられたヨーロッパでも指折りの美しい建物。
「石のレース」とも呼ばれる建物の正面には、バイブルや町の歴史からテーマを取った彫像が236体飾られています。 
ちなみに、左に見える建物は警察署です。

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残念ながら修復工事中ですが、見えるところをちょっと撮ってみました。
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市庁舎に向かってこんな建物もありました。

なににつかわれているのかわかりませんでしたが、雰囲気のある造りです。

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聖ペテロ教会に入りました。

1176年に焼失した跡に、1425~1497年に架けて建てられました。当初は正面に3つの塔が建つ予定でしたが、地盤が弱いため未完成。

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パイプオルガンが下にあるのは珍しいですね。

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なんというか、荘厳というよりはさっぱり明るい教会でした。

ステンドグラスがないのもまた、悪くはありません。

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市に縁がある旅行でしたが、ここでもやっていました。
なぜか割りばしのような棒が刺してあるゼラニウム、果物も豊富です。

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野菜はトマトの種類が多いですね~

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ホワイトアスパラガスは食べ損ねました。

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ナッツやチーズなど、移動車両できているお店もいくつかありました。

でも、さすがに今回はもう市に飽きました。

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近くにスーパーがあったので、買物しました。
ブリュッセルに戻ってもスーパーはちょっと遠いし、きっと買い占められている。
お気に入りのLOTASのワッフルもあったので、ここで買いました。
 
とにもかくにも前日のアムステルダム以降、暑い~
15時を回ったので、そろそろブリュッセルへ戻ることにしました。
とにもかくにもあっさりした観光ですね。
大学の町らしい建物があちこちにありました。
 
ルーヴェン大学の図書館
  

こちらも図書館らしい

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ルーヴェン大学哲学研究所の図書館

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ボーっと歩いていたら、いつまでたっても駅に到着しません。
中心部からは放射線状になっているので、どんどん逸れていっていたようです。 
 
それでも15:34発の列車には間に合いました。
思いの外、中心部からは遠くありません。
これを逃していたら、また30分は待ちぼうけだったので助かりました。 

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そういえばこの旅行中、イスラム教徒ムスリムの人を多く見かけました。
オランダでもベルギーでも、ヒジャブを被った女性が多かったですね~

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帰りの列車も満員でした。
リエージュを経由してドイツへ行く経路なのでしょうか。
いつかケルン大聖堂へ行きたいなぁ。
 
16時、ブリュッセルへ戻ってきました。
戻って時間があれば、ブリュッセルでもう少し観光する予定にしていました。
まだ1時間以上ありますが、とにもかくにも暑さに弱い私は、明るいグランプラスを見られたら、それ以上ウロウロする気にはなれません。 
 
ホテルからすぐ傍のギャルリー・サンチュベールへもう一度行ってみます。
すごい人ですね。  

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日差しが入って明るいですが、この高級店の入ったアーケード、ゴミが散らばっていてあまり美しい印象がありません。  

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グランプラスへも再び行きました。
今回の旅行はほとんどが晴天で、どれも暑そうに見えるものの、実際は寒かったりしましたが、この日は見たとおりの炎天下。
 
市庁舎もギラギラ
 

ギルドハウスもギラギラ 

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ブラバン公の館もギラギラ

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王の館も市庁舎の塔の影がくっきりのギラギラ

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 ゴディバが入っていた並びもギラギラ 

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さっさとホテルへ戻り、荷物を受け取って荷造り。
タリスの乗り場であるブリュッセル南駅へ向かうことにしました。
 
ところで、チェックアウト後のホテルでトイレを借りましたが、ここではカードを受け取って、入るようになっていました。
外部の人が使えないようになっているんですね。