さて。ヴィエリチカ岩塩坑へ向かいます。
クラクフ歴史地区とともに登録とは、この近辺は侮れません。
1044年に創業、1996年まで稼働していました。
世界遺産登録は1978年なので、現役のときに登録されているんですね。
ヴィエリチカ岩塩坑は、空港から電車に乗ると終点の駅にあります。
バスでも来られるので調べたのですが、結局、往復とも電車にしたので、今回は電車ルートだけご紹介します。
空港からヴィエリチカまでは12.5PLN。
時刻表は、ここから検索できます。
一覧表で見たい場合は、ここから入って右端のTIMETABLEの下をクリックすると、その時期の時刻表が出てきます。
2018年6月10日~9月1日は以下のとおりです。
上段に(D)と書いてあるところは月~金曜日のみの運行で、祝日は除かれます。
私は祝日に当たっていたので、本数がさらに少なかったです。
切符の購入は、乗る前に券売機で買えなくても大丈夫。
車内にいる乗務員から購入することもできるんです。
たぶん、検札に来るまで放置していたら罰金になるんじゃないかと思うので、乗ったらすぐに乗務員を探すといいです。
どこかのドアの前に立っていて、何人か乗っています。
私もギリギリで乗ったので、車内で買いました。
乗務員は若くてかわいい女性のことが多いです。
ヴィエリチカまでは23~24分。
「ヴィエリチカ」の名前がつく駅名は最後に3つ続きますが、終点が最寄駅です。
何人もが迷っていましたが、その都度乗務員が声をかけてあげていました。
ヴィエリチカは小さな駅です。
ホームの真ん中あたりから外へ出られるので、出て真っ直ぐ進みます。
駐車場を横目に車道まで出ると、この看板が見つけられるので、迷いません。
普通の人は右へ行きます。
左は何か。
左側の項目からONLINE TICKETSをクリックすると、Buy Admission Ticketのページになります。
その画面がこちら。
ここに、TOURIST ROUTEとMINERS ROUTEがあります。
このMINERS ROUTEは作業着を着て、採塩の体験をするコースのようです。
看板を左側に行くと、そのMINERS ROUTEの人の入口になるみたい。
ふつうは、TOURIST ROUTEを選ぶと思うので、この中のregular ticket in foreign language 94PLNを選択します。
年々値上げをしているようですが、ツアー時間は2時間半が目安。
94PLN(2,820円)は決して高く感じませんでした。
30分~1時間ごとの予約時間から希望の時間を選びます。
どうやら電車の時間に合う時間が、早くに売れているように思いました。
最後にメンバー登録をしてパスワードも設定しなければ買えませんが、チケット売り場は長蛇の列だったので、オンライン予約がおススメです。
ちなみに、どちらのツアーも参加できるチケットもありました。
でも、片方でも2時間半なので、かなりハードだと思います。
これ、私には結構難関でした。
当初は空港から直接向かう予定もあったので、どこで交換するのか、そこも行列していないか、荷物はスムーズに預けられるのか、気にかかることがたくさんあったのです。
私が調べた限りでは、チケット売り場はこの建物の中でした。
ところが、夏休みは観光客が多いせいもあるためか、売り場は外。
この建物の右側には売店があり、その先にオンラインチケットの交換場所(右窓)と、チケット売り場(左窓)の建物がありました。
チケット売り場は建物に沿って長蛇の列です。
上の写真には、赤と青の色のついた看板が真ん中に見えますが、これが預け荷物にしなければならない大きさです。
残念ながら、どこへ預ければいいのかはわかりませんでしたが、預けた人の旅行記では、また違う建物だと書いてありました。
ただ、出口はここと随分離れているので、身軽に来る方がいいでしょう。
私も空港から直接来ようかと迷っていたのですが、やめておいて良かったです。
オンラインチケットの交換場所は、まったく混んでいませんでした。
このとおり、がらがらです。
チケットを交換するとき、撮影用の10PLN(300円)を支払いました。
中で写真撮影をしたい場合は、この許可シールをもらいます。
ツアーが始まってから見まわすと、シールをつけているのは5人程度でした。
ここは見所も多いので、撮影はおススメです。
予約した言語ごとに並ぶ列が決められています。
私は14時の予約でしたが、すでにかなり並んでいました。
オンライン予約ではひとつの時間帯のMAXが20人だったのに、はるかに大人数。
当日購入の人の分も確保されているっていうことでしょうかね。
チケットの裏表です。見えにくいですが、地下塩湖と地下礼拝堂の写真のもの。
裏には予約日と予約時間が入っています。
20分ほど並んで建物の中に入れました。
本来のチケット売り場の建物から入場します。
ガイドの説明を聞くイヤホンが配られましたが、英語だから聞いてもわかりません(涙
まずは延々階段を降ります。
350段もあるんですよ~ 飽き飽きするほどひたすら下り。
岩塩抗の続きは後に回すとして、帰りの案内もしておきます。
ツアーの所要時間は2時間半とあったので、14時にツアーの予約をしていた私は16:30以降の電車になります。
赤で囲っている時刻は16:33と17:37。
1時間も違うなんて困りものですよね。
ツアーが終わったあとも、まだ見学できる箇所はあったのですが、時計を見ると15:50だったので、16:33の電車に間に合いそうです。
機内で少し眠っただけで活動し続けたこの日、早くに戻ることにしました。
ところが、ここから出口まで待ち時間を入れて30分ほどかかりました。
これにはびっくり。
解散後、すいていても出口まで20分以上、駅までなら30分はかかると思います。
この話は後にも書きますが、他の見学をする場合は、電車の時間を頭に入れ、30分以上の余裕をもって見学を終了した方がいいでしょう。
その出口、先に書いたもうひとつの体験がツアーMINERS ROUTEの入口でした。
突然、知らない場所に放り出されてびっくりしました。
なんとなく、左手を目指して歩いて行くと、元の看板の位置に戻ってきました。
道路に行き着くと、なんとなくわかるものですね。(なんの案内にもなっていない)
もし、荷物を預けていたら、元の場所に戻らなければならないので、もっと時間を見ておいた方がいいと思います。
電車の到着まで3分ほどしかなかったので、切符は車内で買うことにしました。
最後に。
ヴィエリチカ岩塩坑に来ている人たちは、かなり年配の人もいらっしゃいましたが、日本でのようにガイドさんが歩く速度を加減するとかいうことはありません。
はじめの350段もの階段は、先に予約しておけばエレベーターで降りることも可能なようでしたが、おそらくそれにはメールでのやり取りなどが必要だと思われます。
2時間半のツアーは、時間からもわかるとおりかなり歩くので、脚力に問題がない場合でないとつらいと思います。
道が滑る心配はほとんどありません。
冬の旅行記を見ると、かなり寒いと感じるようです。
夏の場合は半袖の人もふつうにいましたが、Tシャツに長袖のカーディガンぐらいは必要でしょう。
取り立てて肌寒く感じることがないのは、ひたすら歩いているからかもしれません。
ヴィエリチカ岩塩坑、必見です。
ちなみに、ザルツブルグ郊外でも岩塩坑に行ったことのある相棒は、あちらは丸太の滑り台などがあって、もっとスリリングで道も滑りやすく、こことは全く別物の岩塩坑で、どちらも興味深かったと言っていました。