クラクフ旧市街を散策しています。
聖マリア教会は、織物会館のある中央広場にあります。最初の建立は1221年ごろですが、モンゴルのポーランド侵攻により破壊され、その後14世紀中にブリック・ゴシック様式で再建、のちにチャペルや時計塔なども追加されていっています。
それでも、外はそう豪華さはないでしょう?中に入ると、想像をはるかに超える美しい教会なんです。
信者の入口から入って無料で見ることもできるのですが、この場合写真は禁止。いくつもの教会を見てきましたが、どれも素晴らしいけれど、どれも記憶に残らないと思っていた私でも、ここはじっくり見学したいと思わせる、それはそれは素晴らしい造りでした。
見学料は10PLN(300円)、撮影料は別に5PLN(150円)、教会側面の前にあるチケット売り場で購入します。
圧倒される煌びやかさ。天井下に十字架に張りつけられたイエス・キリスト。おお、なんというところに。
振り返ると見学者が見えますが、信者の入口からはここまで入れます。私がはじめに見た場所もここからでした。 でも、写真は厳禁です。
上にパイプオルガンが見えます。
思わずどんどん中へ入ってしまいましたが、ちょっと戻ってゆっくり見てみます。肖像が飾られていますが、ヨハネ・パウロⅡ世ですよね?
じっと見つめている人もいました。
細部まで装飾は見事でした。柱に至るまでこの煌びやかさです。
前へ行ってみます。ゴシック様式の祭壇、ステンドグラスも美しくて言葉を失います。
天井のこのブルーは何色と言えばいいんでしょう。ヨーロッパの教会でこの青は初めて見たような気がします。
正面を見ると、天井だけでなく側面のブルーが美しいことがわかります。
その側面も見てみましょう。豪華な装飾のみならず、美しい色彩が天井まで続きます。
もう一度最後に眺めて、ここをあとにしました。筆舌に尽くしがたい美しい教会でした。
少し昼寝をして、夜のコンサートに備えます。ただ、この聖マリア教会でもコンサートをしているとわかったので、少し残念でした。先に確認しておけばよかったなぁ。
15:40。クラクフの気温が一番高くなるのは15時なので、まだまだ暑いです。旧市街は、こんな緑の公園に囲まれている美しい街でした。