2019年(平成31年)1月2日(水)
このあとの電車だと、フラメンコには間に合いませんでしたが、フラメンコの時間をもっと遅くしておけば、楽勝だったなぁ 。
でも、相棒が20時や21時のフラメンコにつきあってくれるはずはありません。
なにしろ、タブラオの場所は一番近くて前回の Los Gallos で20分歩くんです。
もうね~ 1日歩き通しでしょう?
しかも、バタバタするのが嫌いな相棒を、2日渡って4都市も連れ回し、そこへ徒歩20分のタブラオに向けて歩けときたら、機嫌は最悪。
かといって旧市街地に向かってタクシーは、狭い路地内なので難しいはずなんです。
もし近くで降ろしてもらっても、かえって場所がわからない。
バスもあんまり近くに停まらなかった記憶があるし、ま、仕方がない。
この日選んだのは、当日の朝もまだ空きのあった Casa de la Guitarra。
高めの設定が多いセビリアで、18EURというお手頃価格も魅力的です。
このタブラオ、今までのところと違って予約した順に席を用意するみたいでした。
だから、当日の朝に予約した私たちは側面の壁の脇の見えにくい場所。
しかも前には大陸からの親子4人組。
ええ、こんな場所から見たんですよ。
舞台の左手にはちょうどこの絵があって、脇から覗き見る感じ。
でもこれでもまだマシだったのは、私たちの右に座るはずだった3人が来ず、そっちに移動できたので、もう少し壁から離れられて見やすくなりました。
店の名前にもあるように、フラメンコギターが展示してありました。
ここはギターが期待できる店なのかもしれません。
こんな変わった形のギターもありました。
ここのフラメンコは、割と好きでした。
歌い手は男性でしたが、耳障りなだみ声でもないし、踊り手も超美人。
他と違っていたのは、ギターのソロならたぶん曲の説明をして、歌のソロならその歌の説明をする、そんな語り付きのショーでした。
期待したギターは? いや、素人にはわかりませんよね。
残念だったのは、目の前の大陸からの4人組。
どうやらフラッシュをたかなければ、撮影はOKだったようなんですが、父親の持つカメラはシャッター音がする・・・それをバシャバシャするので、妻や娘が怒るんですけど、目の前でそれを何度もするもんだから、うっとうしいのなんのって。
おまけに見るのに飽きたら、狭いのにふんぞり返って座る父親、それも邪魔~
頭が見えているのが、その娘2人。
音はしないものの、iphoneで撮影するとその灯りが目障り。
もういやっ
説明がある分、踊る時間は短かったのですが、きのうよりずっと良かったです。
今までのイメージではまったくなかったものの、階段式の客席から見るフラメンコが、集中して見やすかったからだと思います。
あとは、なにかと気に障ることがあって没頭できなかったので、私は静かにがっつり見るのが好きなのでしょう。
相棒は2回目か4回目かな~と言っていました。
こちらは素人がイメージするフラメンコ像そのものの雰囲気でした。
もしまたフラメンコを見られるチャンスがあったら、きっと行くと思います。
タブラオ通い、おススメです。
ちなみに私が予約したサイトをご紹介しておきます。
2回目以外はすべてここから予約しました。→ FlamencoTickets.com
スペイン国内のフラメンコショーの予約ができます。
価格の差は、出演者の人数、時間(45~90分)によるものかな?という感じでした。
3回目の「Los Gallos」のように、10人以上の出演者だとやっぱり迫力があります。
セビリアでは500人以上収容する劇場でのフラメンコもありましたよ。
帰りは感想を言いながら帰るので、ちょっとは到着が早く感じました。
ホテル向かいのタパスバー Bodega El Rincón でちょっと食べて帰りましょう。
ミートボールはちょっと失敗。
グラナダでも温め方が下手でしたが、ここも同じでぬるいんですよね。
しかもミートというより魚肉みたいな味。
もうひとつはアンチョビで、これはめちゃくちゃ美味しかったです。
パンの上に、マヨネーズと和えたなんのソースだったかな?
温めてあるんですけど、アンチョビの塩辛さがほどよい。
これを食べたことで、カディスで買ったアンチョビの使い方に幅が広がりました。
ただし、1尾2.5EURという値段設定みたい。
300円ちょいなので安いんですけど、違う魚もあったから試せばよかった~
グラナダではおまけだったタパスはお通しのように有料。
こうして、慌ただしく過ごしたセビリアも終わり。
次は絶対ゆったり過ごすぞと心に誓いながら、フランス・バスクにも足を延ばすことをすでに決めていました。懲りないね~