英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【スペイン】5日目-3 セビリア最後の夜もフラメンコ

2019年(平成31年)1月2日(水)
 
シェリー酒の故郷、ヘレス・デ・ラ・フロンテーラから電車に乗り、セビリアには17:25に戻ってきました。
このあとの電車だと、フラメンコには間に合いませんでしたが、フラメンコの時間をもっと遅くしておけば、楽勝だったなぁ 。
 
でも、相棒が20時や21時のフラメンコにつきあってくれるはずはありません。
なにしろ、タブラオの場所は一番近くて前回の Los Gallos で20分歩くんです。
もうね~ 1日歩き通しでしょう?
しかも、バタバタするのが嫌いな相棒を、2日渡って4都市も連れ回し、そこへ徒歩20分のタブラオに向けて歩けときたら、機嫌は最悪。
 
かといって旧市街地に向かってタクシーは、狭い路地内なので難しいはずなんです。
もし近くで降ろしてもらっても、かえって場所がわからない。
バスもあんまり近くに停まらなかった記憶があるし、ま、仕方がない。
  
この日選んだのは、当日の朝もまだ空きのあった Casa de la Guitarra
高めの設定が多いセビリアで、18EURというお手頃価格も魅力的です。
 
このタブラオ、今までのところと違って予約した順に席を用意するみたいでした。
だから、当日の朝に予約した私たちは側面の壁の脇の見えにくい場所。
しかも前には大陸からの親子4人組。

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ええ、こんな場所から見たんですよ。
舞台の左手にはちょうどこの絵があって、脇から覗き見る感じ。 
 
でもこれでもまだマシだったのは、私たちの右に座るはずだった3人が来ず、そっちに移動できたので、もう少し壁から離れられて見やすくなりました。 
 
店の名前にもあるように、フラメンコギターが展示してありました。
ここはギターが期待できる店なのかもしれません。

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こんな変わった形のギターもありました。

 
ここのフラメンコは、割と好きでした。
歌い手は男性でしたが、耳障りなだみ声でもないし、踊り手も超美人。
 
他と違っていたのは、ギターのソロならたぶん曲の説明をして、歌のソロならその歌の説明をする、そんな語り付きのショーでした。
期待したギターは? いや、素人にはわかりませんよね。 
 
残念だったのは、目の前の大陸からの4人組。
どうやらフラッシュをたかなければ、撮影はOKだったようなんですが、父親の持つカメラはシャッター音がする・・・それをバシャバシャするので、妻や娘が怒るんですけど、目の前でそれを何度もするもんだから、うっとうしいのなんのって。
おまけに見るのに飽きたら、狭いのにふんぞり返って座る父親、それも邪魔~
 
頭が見えているのが、その娘2人。
音はしないものの、iphoneで撮影するとその灯りが目障り。
もういやっ 
 
ただ、彼らが撮影に飽きたあとは、この超絶美人の踊り手にうっとりできました。
説明がある分、踊る時間は短かったのですが、きのうよりずっと良かったです。
 
これでグラナダで2回、セビリアで2回フラメンコを見ましたが、刷り込み現象っていうんでしょうかね、1回目に見たのが一番良かったです。
今までのイメージではまったくなかったものの、階段式の客席から見るフラメンコが、集中して見やすかったからだと思います。
あとは、なにかと気に障ることがあって没頭できなかったので、私は静かにがっつり見るのが好きなのでしょう。
 
相棒は2回目か4回目かな~と言っていました。
こちらは素人がイメージするフラメンコ像そのものの雰囲気でした。
もしまたフラメンコを見られるチャンスがあったら、きっと行くと思います。
タブラオ通い、おススメです。
 
ちなみに私が予約したサイトをご紹介しておきます。
2回目以外はすべてここから予約しました。→ FlamencoTickets.com
 
スペイン国内のフラメンコショーの予約ができます。
価格の差は、出演者の人数、時間(45~90分)によるものかな?という感じでした。
3回目の「Los Gallos」のように、10人以上の出演者だとやっぱり迫力があります。
セビリアでは500人以上収容する劇場でのフラメンコもありましたよ。
 
 

 
 
帰りは感想を言いながら帰るので、ちょっとは到着が早く感じました。
ホテル向かいのタパスバー Bodega El Rincón でちょっと食べて帰りましょう。 
 
ミートボールはちょっと失敗。
グラナダでも温め方が下手でしたが、ここも同じでぬるいんですよね。
しかもミートというより魚肉みたいな味。

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もうひとつはアンチョビで、これはめちゃくちゃ美味しかったです。
パンの上に、マヨネーズと和えたなんのソースだったかな?
温めてあるんですけど、アンチョビの塩辛さがほどよい。

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これを食べたことで、カディスで買ったアンチョビの使い方に幅が広がりました。
ただし、1尾2.5EURという値段設定みたい。
300円ちょいなので安いんですけど、違う魚もあったから試せばよかった~
 
グラナダではおまけだったタパスはお通しのように有料。
グリッシーニのスペイン版「ピコス」とパンがEUR、ビールは破格の安さ1.9EUR(240円)で合計17.8EUR(2,225円)でした。
 
こうして、慌ただしく過ごしたセビリアも終わり。
明日はスペイン北部バスク地方サン・セバスチャンに移動します。
次は絶対ゆったり過ごすぞと心に誓いながら、フランス・バスクにも足を延ばすことをすでに決めていました。懲りないね~