英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【山梨】初秋の昇仙峡&「生そば きり」で絶品鳥もつ煮

2022年(令和4年)10月22日(土)

 

全国旅行支援をきっかけに、何度も計画しては断念していた中央アルプス千畳敷カールへ行ってきました。諏訪湖畔泊を経て、前回は5年ぶりの再訪となった石和温泉「華やぎの章 慶山」の宿泊が、最悪だった話を書きました。fuwari-x.hatenablog.com

 

でも、石和温泉に泊まらなければならない理由がありました。今回の旅行の目的は「千畳敷カール」「諏訪湖の鰻」「昇仙峡」を網羅することにあったのです。甲府駅周辺で泊まるよりもやっぱり温泉と思って予約したのが運のつき。

 

早々に旅館を出発して石和温泉駅へ向かいました。昇仙峡へ行くには通常、竜王駅か甲府駅からバスに乗るのが一般的ですが、10月第3土曜日から11月30日の土日祝は紅葉シーズンに合わせて石和温泉駅から快速便が出ているのです。(山梨交通HP)

 

9:05石和温泉駅発のこのバスは、電気バスでした。環境保全を意識しているのね。車内にはUSBポートも完備。

 

快速便では通常のバス停よりもより遊歩道に近い天神森バス停で降車できます。

 

ふむふむ。遊歩道のスタートはここからなのね。どこまで行けるかわかりませんが、とにかくスタートしましょう。

 

9:05石和温泉駅のバスで9:56に天神森バス停に到着しています。これは、泊まっていなければスタートできない時間帯なので、遊歩道で出会った人もほんの数組。

 

紅葉にはまだ少し早い昇仙峡。徐々に気配が感じられる時期でした。

 

遊歩道から見える奇岩の説明は、QRコードで読み取れるようになっていました。ここは大砲岩と書いてあります。Wi-Fiがないので説明は読みませんでしたが、ここはわかりやすそう。

 

ズームしてみると、円柱が横たわっている様子がなんとなく大砲を思わせます。うん。この命名は納得できるな。

 

猿岩。なるほど目と口が付いていてサルっぽい。

 

奇岩が連なる昇仙峡。命名も悪くないし楽しめます。

 

これなんかいかが?大佛岩です。私の写真スキルが低いのでわかりにくいかもしれませんが、まさに大佛様でした。

 

寒山拾得。唐の高僧、寒山と拾得のおふたりが並び立つお姿。中国の脱俗的な人物である寒山、拾得の姿に似た岩だと言われています。

 

ここまで写真を撮りながらのろのろ歩いて30分弱。奇岩群の終わりに近づいています。

 

飽きることなく歩き続けてきました。橋を渡れば弘法大師空海の作と云われる岩正五百大阿羅漢の木彫像などが安置されている羅漢寺へ行くこともできましたが、寂しい道なうえに人が少な過ぎるのでパスします。

 

天鼓林という山梨県の天然記念物にも指定されている景勝地です。林の中の限られた場所に立って足を強く踏み鳴らすと地中からポンポンと鼓の音に似た共鳴音が還ってくるそうですが、紅葉に気を取られて場所についての豆知識なしで素通りしています。

 

いわゆる「昇仙峡」と呼ばれる場所を指すとき、どの画像をイメージするのだろうかと思い出しながら歩いていました。奇岩のラッシュに心を奪われているうちに、元のイメージがなくなってしまったぞ。

 

石門をくぐります。巨大な花崗岩に囲まれた石門は先端がわずかに離れています。

 

むむ!今にして思えばこれが天狗岩。覚円峰の対岸に位置しており、天狗岩と覚円峰をセットで写すのが必須だったみたい。帰ってきてから知る私にありがちな失敗。

 

張り出した岩の下を抜けたあたりでそろそろ1時間半。旅行3日目だし、このあたりで終了でもいいかな。

 

と思っていたら、目の前に滝が現れました。最大の見どころである仙娥滝(せんがたき)です。滝上バス停からアクセスがいいので、観光客はここに集まっていました。

仙娥滝:滝の名である「仙娥」とは、中国神話に登場する月に行った女性嫦娥のこと。
富士川水系の荒川上流にある、山梨県を代表する景勝地の一つ昇仙峡の最奥部に位置する。 この滝は地殻変動による断層によって生じ、花崗岩の岩肌を削りながら落下している滝で落差は30m。

 

富士川水系の荒川上流にある、山梨県を代表する景勝地の一つ昇仙峡の最奥部に位置しており、滝の名である「仙娥」とは、中国神話に登場する月に行った女性嫦娥のことを指しています。滝の落差は30m。

 

この先にはまだ昇仙峡ロープウェイもあり、お食事処やお土産物などはその道中にあるようでした。でも、私たちはこれでおしまい。

 

昇仙峡HPには、モデルコースが紹介されており、遊歩道Mapなどがダウンロードできるようになっています。私のように見逃さないよう、熟読してから行くことをおススメします。

 

さて。甲府駅へ戻ってきました。ランチは北口から徒歩5分足らずのところにある「生そば きり」へ向かいます。

 

12時半を回ったあたりでしたが、最後にテーブル席に滑り込みセーフ。人気店のようです。でも、全国旅行支援による地域クーポンが使えないお店だとわかったので、ビールすらケチる私たち(笑

 

おろしそば800円を注文しました。

 

私たちのあとで1人お店に来た女性が、次々料理を頼んでいます。「おひとりさま」が多いのは知っていますし、娘がそのタイプ。「こうして楽しんでいるんだろうねぇ」と話しながらその人を眺めていると、壁に見つけたポスターに甲府鳥もつ煮 B-1グランプリ全国制覇」とある。どれどれ、とメニューを見ると700円と安い。

 

追加で注文した鳥もつ煮。いやぁ美味しい!!!鶏肝は家でも炊きますが、もっと甘辛くていかにも酒の肴的な味付け。そうか、ここまで濃厚な味もいいね。

 

最後は大満足で終わることができた2泊3日の旅。

 

お土産は、上諏訪駅なとりさんちのたまごや工房のタマゴヤのマヨネーズ630円。特大過ぎていっこうに減らない~。焼き菓子もとても美味しかったので、買って帰ればよかったと出発後に気づきました。オンラインショッピングもできるので、ぜひぜひお試しを。

 

2泊目は土日だったので地域クーポンは1,000円×2=2,000円。甲府駅売店で大急ぎでGETしたのは以下の3点。超甘口だったマルスワインの巨峰にごり1,090円。娘がほうとう好きなので権六ほうとう702円、山梨シャインマスカットブッセ700円にそれぞれ充てました。