英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【バルト三国】2日目-2 エストニアから快適な長距離バスで隣国ラトビアへ

2019年(令和元年)8月8日(木)

 

たった半日+半日のタリン観光を終え、隣国ラトビアの首都リガへ長距離バスで移動します。移動時間は4時間半。

年末年始のスペイン旅行で、バスク地方サン・セバスチャンからマドリードまで5:45のバス移動がかなり苦痛だったので、エストニアラトビアラトビアリトアニアと2度の4時間超のバス利用は恐怖でした。

だから、予約したのは一般の2×2の4列並びに対して、1-2で3列並びのLounge席。言ってみればビジネスクラスみたいなものです。

 

ホテルのすぐ隣にトラム停留所があります。

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空港から乗った4番トラムで戻り、Bussijaam駅で降ります。このVabaduse väljak駅からは5駅12分で到着。行きにバスターミナルの場所を車窓から見ていたので心配いりません。

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トラムを降りると、3分ほど歩いて長距離バスターミナルへ移動します。トラムからも見えているので迷うことはありません。地図等は、前にアップしています。 

fuwari-x.hatenablog.com 

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バスターミナル入口の温度計は21℃を示しています。どこでもノースリーブの人たちもいますが、厚めのパーカーを着ていてちょうどいい感じでした。薄手のダウンジャケットを着ている人も結構多かったです。

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バスターミナル手前の広場にはレニングラード行のバスが停まっていました。クラシックカーだけどナンバープレートが付いているので、まさかの現役?

でも、今はサンクトペテルブルクのはずなので、レニングラードと書かれているということは、走っていないということよね?

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入口入ってすぐ右にあるインフォメーションでスマートカードの返金手続きをします。現金で3.8EUR戻ってきました。どうやら、帰りも矢印を押してみたんですけど、2人分になっていなかったようです。人が待っていたので焦っていて、確認できていませんでした。いくら交通費嫌いといっても不正を働く気持ちはまったくなかったので、こんなに戻ってきてしまったことに驚きました。申し訳ない・・・

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正面にはチケット売り場があります。早くに着きすぎたので1本早いバスに振り替えられるか尋ねましたが、2時間前だったかな?それまでに手続きが必要だったようです。

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自動券売機もありました。朝に行ったバルト駅よりもバスターミナルの方がぐんと賑わっています。

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半地下階にはコインロッカーもありました。数はそう多くありませんが、EUR(硬貨のみ)です。移動してきてここに預け、タリン旧市街を観光してまた次へ行くということもできますね。

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コンビニも入っています。軽食を食べる場所もありました。トイレは有料だと読んだことがありますが、確認していません。

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バスターミナルはかなり大きく、バス停はこの向こうにもぐるりと繋がっていました。

13時発の隣国ラトビアの首都リガ行きに乗ります。

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バスの到着は10分ほど前でした。荷物にはきちんと番号札をつけ、プリントアウトしたチケットに控えのシールを張ってくれます。奥に見える黄色いバスは、これもリガへ行くecolinesのバスです。

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乗車時には国境を越えるのでパスポートのチェックがあり、水とヨーグルト味のスナックバーが配られました。

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LUX Express運行のバスは数本が3列シートのLounge席を設けており、このカーテンで仕切られた後ろに位置します。

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このとおり、モニターとヘッドフォンがついていますが、普通席でも同じです。

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確かに座席の前もゆったりしています。特に私の場合は間際の予約だったため普通席も運賃が上がっており差額が5EUR程度の28EUR(3,400円)だったので、迷わずLounge席にしました。交通費嫌いはどこへ行った~?(笑

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こちらが2×2、通常の4列普通席。これでも充分ゆったりしていると思います。

右にあるWCと書かれている場所は出入口でもありますが、トイレの向かいに無料で入れられるコーヒーなどの機械が設置されています。f:id:fuwari-x:20190819094723j:plain

 

バスターミナルを出るとき、またしてもクラッシックカ―を発見。昔の車の方が断然かっこいいですよね~

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1時間ほど走ると国境でしたが、警察犬を連れた警官がバスに乗り込んできました。国境は高速道路の料金所といった感じで、普通の車はノーチェックでふつうに通過して行くのですが、バスだけチェックがあるのでしょう。

 

ラトビアの首都リガまでの道は、ほとんどが一般道を走るので時間がかかります。一般道というよりむしろ田舎道といった方がいいような道で、のどかな車窓でした。お腹がすくかと思っていましたが、トイレも気になるし(車内のトイレは遣いたくない)、買ったワインのボトルもパンもそのまま。

 

4時間経ったところでアナウンスがあって、もう少しできっと到着なのだろうと思ったら、そこから大渋滞。17時を回ったリガ周辺は帰宅ラッシュに掛かる時間帯だったのでしょうか。なるほどタリンが市民に対し公共交通機関を無料にするという対策を取った意味がわかります。

結局、市内に入ってから1時間を費やし、予定を大幅に過ぎて18時にようやくバスターミナルに到着しました。しかも外は雨。晴れ女はどこへ行った~?

 

最後に。

このLUX Express乗り心地は、かなりいいです。苦痛だったスペインのALSA割といいシートだったと思うのですが、長丁場では膝がだるくなってバテました。でもこちらのLUX Expressでは寝ずに最後まで乗りましたが、まったく平気でした。

英語でもよければ映画も豊富。私は数回観たので内容をすっかり把握しているボヘミアン・ラプソディで2時間を費やしましたが、ゲームもあるようでしたよ。