リガ中央市場で思わずランチしてしまったので、この日の夕食は部屋で食べることが確定してしまいました。長距離バスに乗り込む前に買ったパンがそのまま残っているから。
足の悪い相棒にもあまり無理をさせられないので、朝、まだ開いていなかった靴下のお店を2軒まわりつつ、ユーゲントシュティール建築群を探してみることにしました。
先にも書いたとおり、リガのアールヌーボー建築であるユーゲントシュティール建築群は市内に多く残っています。囲っているのが旧市街。
私たちが歩いたのは、その中でも真ん中より南側なので、自由の記念碑のあった東側が特に期待できそう。
早速見つけたのはこれ。お祈りを捧げているというよりは、バルコニーの重みで苦しんでいるようにも見えるけど・・・(笑
紫のビルの上の方にもちらりと見えます。このサイズではわかりにくいですが、飛び出ているのは3羽の猛禽類で、てっぺんには熊の顔っぽいのが見えます。
こちらにも女性像。
こんなところにも。
そう多くは見つけられませんでしたが、なーんとなく片鱗を感じることができました。
リーヴ広場にはクラシックカーも置いてあり、旧市街っぽさを盛り上げてくれています。
各国の旗がはためいているレストラン街もあるし、異国情緒たっぷりです。
行きたかった靴下のお店の2店舗にも、ちゃーんと行ってきました。
リーヴ広場から近いのが、こちらTINES。
リネンも売っているお店でしたが、探したのは靴下。やっぱりミトンが一番多いんですけどね。ここで1足買いましたよ。
もう1店舗はブラックヘッド会館近く、市役所を曲がったところのSENĀ KLĒTS。こちらもミトンや靴下だけでなく、ラトビアの民芸品も扱っていました。
でもやっぱりミトンはこうやって見ても大きい。靴下なんてもっと巨大なので、思わずいつどうやって履くのか聞いたのですが、せいぜいインナーブーツにするぐらいだったので、そんなにみんなの足が大きいのかと甚だ疑問。かわいいけどまったくサイズが合わないんですよ。
ミトンで35EUR(4,200円)前後の価格がついていました。模様の複雑さや色の多さなどで価格は変わってくるかと思います。
旧市街には、他にもかわいい飾りがいっぱい見られました。ほら、この猫とネズミなんて面白いでしょ。猫ちゃんの憮然とした表情がいい!
本物のネコちゃんもいましたね。
こちらのは兵隊さん?雪だるま?
人の顔と続くのはマフラーなのかな?こちらも印象的。
朝はまだ開いていたなかった聖ペテロ教会にも多くの人が訪れていましたが、入るのはすっかり忘れていました。
聖ペテロ教会の隣にある聖ヨハネ教会は、ヨハネではなくヤーニャとも呼びます。傍にはなんとも魅力的な小径。
通り抜けたくなりますよね?
スウェーデン門の近くにあった城壁と同じような壁が見えます。
ここはヤーニャの中庭と呼ばれる場所で、教会の中庭的存在ということでしょうか。普段ならここにレストランのテーブルや椅子が並べられています。
ヤーニャの中庭を抜けると、ホテルの傍にあるショッピングセンターもすぐ。スーパーも入っていて便利です。でも、人口のせいもあるのか人は多くありません。どこもこういうところって苦戦しているのかな。世界中どこへ行っても同じブランドだしね。
さて。相棒はここで今日はもう歩くのを終えることにして、ホテルへ戻りました。私は旅行に行くと必ず自宅に出す絵葉書を買いに行きます。
見える乗り物は、電気トレインかな?市内の観光用の乗り物です。石畳が歩きにくいので、こういうのを活用するのもアリかも。
絵葉書はあちこちで売っていますが、切手はコンビニにあるということでした。例えば、こちらはスウェーデンのチェーン店NARVESEN。
ところが、ポストを探しても見つからないんですよ。ぐるぐる回って、旧市街は石畳だし車が入りにくいかもしれないと思って大通りの方へ行っても見つからない。ハガキも書かなくちゃいけないので、いったんホテルへ戻って調べてみました。
ネットによるとなにやら難関っぽい。レポしている人は、わざわざ郵便局へ出向いているんですよ。調べてみると郵便局は3ヶ所。
① 長距離バスターミナルの外れ(簡易郵便局)
② リガ駅ショッピングセンター内
③ 自由の記念碑の東側
③の自由の記念碑の向こうはちょっと遠い。①は簡易郵便局と書いてあったので、②のリガ駅へ行けば確実でしたが、近そうに見えて大きい通りのさらに向こうなので案外遠い。だから、①の簡易郵便局から行くことにしました。
でも、こういうときって上手くいきませんよね・・・
地下道を通らずにバスターミナルへ行くために、ダウガヴァ川に架かる鉄道橋の方へ向かいました。既にそれぐらい疲れていたんです。でも、見つけたプレハブの簡易郵便局で聞いてみると、ここじゃないってそっけなくひとこと。小包を発送している人はいるのに、ハガキはダメってどういうこと?
きっと英語がわからない係のおじさんは、それ以上声を掛けられるのも嫌だったのでしょう。心境はよーくわかるので、ポストの位置を聞きたくても聞けませんでした。
仕方がなく、さらに10分余り歩いて到着したショッピングセンター。この中には本店がラトビアでバルト三国に支店があるチェーン店のスーパーRimiも入っています。ホテル前のショッピングセンターに入っているスーパーも同じ。
リガ駅もここにあります。私はバスよりも断然列車の旅の方が好きなので、乗ってみたかったです。ベラルーシやロシアへも行けそうでした。
郵便局ぐらいわかるだろうと思ってウロウロしても見つかりません・・・スーパーの前で警備員さんを見つけたので聞いてみると、あっち。あっちって、来たほうじゃないの・・・
泣く泣く戻った手前側の建物。いったいどこにあるのよ・・・
やっと見つけた郵便局。みんな番号札を取って待っています。はて、私はどうするんだろう?
待っていた女の子に聞いてみると、国内だったらここだけど、どうかな?
こんなところで人に尋ねられるなら、フロントで聞いておけばいいのにね。
局員さんに聞いてみると、郵便局内の後ろにあるカウンターのここが投函口でした。
今回、記事にするにあたって調べてみると、郵便ポストもグーグルで調べられました。
ひとつは、行かなかった自由の記念碑の近くの郵便局の外。あとふたつは画像を確認しましたが、お店の前や、まるで家のポストのような入口の脇にあって、そんなに目立つ場所ではありませんでした。
画像が見つけられなかったpost box N3の位置は、ホテル前のショッピングセンターが住所でした。ホテルから目と鼻の先のどこかにあったんですね。ポストの画像は確認できませんでしたが、それこそほんとフロントで聞けば良かったんです。
探し回っていたのは1時間ほどのことでしたが、すっかりくたくた。前日のパンやショッピングセンターで買い足したハムやサラダで夕食を終えちゃいました。食の美味しいバルト三国、ちゃんと外で食べたかったなぁ・・・
翌朝は朝食開始時刻7:30をさっさとこなし、8:30発のバスに乗ってバルト三国最後の国、リトアニアの首都ヴィリニュスへ向かいます。
ちなみに、この絵葉書。郵便局から出しただけあって1週間で届きました。最速の部類です。そういや、いまだに届かない年始に出したスペインの絵葉書はどこへ行った~???