体調が悪いという娘を残し、ヨーロッパの中でも大人気のザグレブのクリスマスマーケットを見に行くことにしました。
はじめてクリスマスマーケットへ行ったのはプラハ。でも、考えてみるとグリューワイン以外にもはや楽しみはありません。クリスマスマーケットと聞くと見てみたくなりますが、そういったマーケットにはあまり興味がないことに、自分でも気づき始めています。
それでも、旅行者が選ぶベストクリスマスマーケット1位に何度も選出されていると言われたら?つい見に行きますよね。これで興味が持てなかったら、もうクリスマスマーケットは一生パスでOK(笑
アパートメントを出て、今度はザグレブ中央駅のほうではなく、アートギャラリーのほうからショートカットで行きましょう。
アートギャラリーは次々と色が変化するように照明が入っていました。
ランチの後にたどった道ですが、なーんとなく自信が持てないまま歩きます。ザグレブ大聖堂が見えるので、方角は合っているはず。
思っているのとは違う方向からズリニェヴァツ広場に到着しました。
思いの外、寂しい雰囲気なのは照明の色のためもあるのでしょうか。
世界一美しいというザグレブのクリスマスマーケットに置いているものはどんなものなんでしょう?
こちらはポプリ。
こっちはクリスマス色ではあるけれど、ほとんどお土産物の小物雑貨。
こちらのカップル類はメルヘンチックでかわいい。
このごろ日本でも見かけるタイプの触り心地の良さそうなぬいぐるみ。
クリスマスグッズ
おやおや?真ん中あたりにステージが見えてきました。音楽はそう大音響ではありません。
八角形のステージでバンドの演奏中です。クリスマスマーケットで開催中のステージにこんなに近づけるなんて、なんてのどか。
正面に回ってみました。歌に合わせて、踊っている人たちもいましたが、総じて大人しめ。穏やかな雰囲気は悪くありません。
通路に沿ってマーケットが連なっていますが、公園の真ん中は静か。この落ち着きが世界一美しいと呼ばれる所以かもしれません。
果実酒はやはり高いのですが、スーパーで1本買い求めたのでもうそれでじゅうぶん。
こちらはポップなお店で目を引きました。ひとつぐらい飾ってもよさそうな感じ。カラフルなビルが立ち並んでいる木工作品です。
イエラチッチ広場のほうへも行ってみましょう。
昼と夜とでは表情が違いますね。でも、これは今年の色なのかどこもブルーでちょっと寂しげにすら見えます。なんといっても、首都の中心部でこの程度の人出ですもんね。
食べ物が中心のイエラチッチ広場のクリスマスマーケットは賑わっていました。クロアチアのロールキャベツ風伝統料理サルマなどもあるようですよ。
でも、雨が降り出しました。どうも私はザグレブでは雨に縁があるようです。
イエラチッチ広場を過ぎ、アートギャラリーを目指せば帰れるはず。
ところが、無事にアートギャラリーまで帰り着いたというのに、どの道へ抜ければいいのかわからなくなってしまいました。
むむ?シェラトンホテル?
普段ならフロントで聞けという相棒が、なぜか立ち止まろうとしません。でも、シェラトンは多分あのあたりにあったはず・・・検索ばかりしていると地図が頭に残っています。
どうやら、放射線状に伸びるアートギャラリーからの道を間違ってしまったようで、雨のそぼ降る中、かなり遠回りしてしまっていました。
ザグレブのクリスマスマーケットの楽しみ方は、聖マルコ教会のライトアップを楽しんだり、クロアチアの伝統工芸を探したり、イエラチッチ広場の会場では伝統料理を楽しむ、そんな感じがいいようです。派手なライトアップもないけれど、ゆっくり寛げるところがいいところ。
1月に入れば人出もそう多くないので、なおよしなのかも。機会があればぜひぜひ!