2021年(令和3年)8月
長年の憧れ、屋久島へやってきました。
朝ご飯を食べ損ね、屋久島に到着してからお造り定食のランチで腹拵え完了。
せっかくの屋久島ですが、あいにく足の負傷のためトレッキングはできません。でも、同行者が4泊5日のところ私だけが2泊3日だったのですが、目まぐるしく天候が変わる屋久島で欲張る時間もなかったことは、かえって諦めがついてよかったとも言えます。
トレッキングもウォーターアクティビティもなしだと、屋久島でできることはそう多くありません。ランチを食べた宮之浦が最大の町でしたが、特に見るところもなかったので、ホテルに荷物を置いてツアーに組み込まれていない(と思っていた)大川の滝へ行くことにしました。
JRホテル屋久島のチェックイン時刻は15時。まだ1時間半ほどあったので部屋へは入れず、30分後のバスでまだ先へ進みます。
30分ほどバスに揺られて終点が大川の滝です。おおかわではなくおおこと読みます。
バス停のそばには、名水百選にも選ばれたという大川湧水(おおこゆうすい)を見つけました。ミネラルをあまり含まない超軟水で、屋久島の川では微生物も殆ど生存できないためにとても純粋な水です。なぜ微生物もほとんど生存できないかという話は、翌日のツアーで聞きました。
バス停からは、すでに大川の滝が臨めます。
降りるとき、帰りのバスは15時25分と告げられました。50分ほど滞在できるので時間は充分あります。降り立ったのは私たち3人ともうひとりの男性だけでした。
大川の滝を遠めに見ながら歩き始めました。こうして遠景から近づいていくと、辿り着いた達成感があるんですよね。私の勘違いで翌日のツアーでまたここへ来るのですが、ツアーでは滝のごく近くまで車で行ってしまうので、ワクワク感がありません。
橋の手前を右に行けば滝ですが、まずは橋の上から全貌を眺めましょう。バス停からは3分ぐらいです。
思ったよりも迫力のある大川の滝。来てよかったね~と大興奮。このときはまだ、翌日のツアーに組み込まれていないと思っていたので、余計にね。
橋から下を見ると大川が流れています。なぜか上半身裸の水着姿の外国人とすれ違いました。遊泳禁止だそうですが、きっと川へ入ったんでしょうね。どうやって来たんだろう?駐車場は下の川沿いだけど?
下へ行くと、駐車場のそばにトイレが設置されていました。大川の滝はあちらと表示されています。
屋久島の山はほとんどが国立公園だそうで、今はもう標高の高いところに住んでいる人はいないんだそうです。検索してみると、縄文杉へのトレッキングを荒川登山口からチャレンジする場合、かつてあった小学校跡などを通ることができるみたい。
訪れた人の記事がいくつかありましたが、興味深かったのはかつてその本校で教師をしていた人が傘寿になって再訪したこのサイトと、廃村などを巡っている方の記録サイト。私も行ってみたいなぁ・・・でも、無理なく縄文杉までアタックするには1泊するほうがいいらしい。山小屋で泊まるなんて、ますますもって難関。
川沿いを進んでいくと、大川の滝が見えてきました。せっかく案内標識があるのに、ここからはあまり滝が見えないところが残念。
大川の滝は落差88m。名水百選に加えて、日本の滝百選にも選ばれています。
見えてきました!!!なかなかの迫力。思っていたよりもずっとずっと壮大です。
よく見ると、岩場をさらに近づいたところに、ふたり座っていました。
え~!!!私も行きたい!!!負傷しているのがほんと残念でした。
どこに?ほら、ここです。ワンピースにサンダル姿の若い女性だったので、簡単に行けるってことですよね。ここに座ってずっと眺めていても飽きないこの滝の魅力がわかるだけに、残念。
座りに行った娘が撮った画像がこちら。左手の滝がさらにド迫力。
滝壺への水量も豪快。さっきの外国人は、もしや滝行にでもチャレンジしようとしていたのかしら?
山の方へ目を向けると、鹿を見つけました。・・・見えない?
ど真ん中に茶色く見えるのが、それです。
大満足の大川の滝。初日の私の屋久島観光はこれだけでしたが、30分バスに揺られてでも見に行くだけの価値ある滝でした。
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