駅員さんに尋ねてみると英語はできるか?と聞かれたので、仕方がないので少し・・・と答えると、同じ旅行客の人が説明をしてくれました。
とにかく、何らかのトラブルで電車は来ない。
ソレントへもいけないし、ナポリにも戻れない
近くの店で時間をつぶすにも、観光客相手の高そうな店です。
いつ来るかもわからないけど、人が残っているということは、いつかは動き出す可能性もあるということだから、ちょっと様子を見てみましょう。
ポンペイ駅は、他の路線へも通じているので電車の到着はありました。
大回りすればナポリへ戻れるのか?
焦れるように時間だけが過ぎていきます。
1時間を過ぎたころ、突然、駅員さんが手元の鐘を鳴らして、
ソレント!ソレント!
と叫ぶではありませんか。
ソレントへ行けるの?今?すぐに到着するの?大慌てで切符を買って飛び乗りました。
行ったところで戻れるのかどうか心配でしたが、まだこのとき12時でしたから、乗ってしまいました。
ソレントまでは30分。
到着して、人の流れのままに歩きました。
建物のあいだからソレントの海が見えましたが冬の海ですね。とてもとても寒かったです。
お土産物屋さんの通りでは、ソレント名産のレモンが多くありました。
通りかかったホテルの敷地にもレモンが植えられていました。
噴火して、ポンペイを飲み込んだヴェスヴィオ山が向こうに見えます。
雨が降りそうだったので、とにもかくにも食事にしました。
アッカデミア通りにあるTaverna Dell'800
雰囲気のよいお店です。
頼んだのは、毎度注文しては失敗するサラダ。
これもご多分に漏れずいまひとつだった、ツナサラダ。
ツナ缶開けてのせてるだけやん。
赤身の牛肉
ラビオリ
ヨーロッパは赤身の牛肉の煮込みが主流と聞いて牛肉を選んでみました。
あとラビオリ。ラビオリは本当に美味しかったです。
もう少し観光しても良さそうなものでしたが、15時前。
あっという間に夜になってしまうし、列車の不通が怖かったので、スーパーでソレント産のレモンリキュールなどを買ってから戻ることにしました。
行きの列車はこれ。
帰りのはボロボロ(笑
ソレントは食事だけで終わってしまいましたが、でも地名を知っているところって行ってみたいですもんね。