英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【イタリア】1日目-3 フォトジェニックなブラーノ島は期待どおり

 

ムラーノ島でランチを終え、ブラーノ島へ向かっています。ブラーノ島はレース編みで有名な島ですが、今はそれよりもカラフルな街並みが人気です。

各棟鮮やかな色で塗り分けられているのは、漁師が霧深い冬でも島と自宅に戻れるように、自分の家を目立つ色で塗るのが流行った事が発端とされています。

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それにしても、むむ?なんとなく街外れっぽい。生活臭がむんむんしているところへ入り込んでしまいました。小さな島に観光客が大挙して押しかけて来るって、考えたら潤いもあるだろうけど鬱陶しくもあるだろうなぁ・・・f:id:fuwari-x:20200114101436j:plain

 

ドア飾りもかわいい。まだまだクリスマス仕様です。

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向こうに運河が見えるので、潜ってみましょう。

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おお!お土産物屋さんもあるし、こっちが王道ね。観光客もいっぱい。

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この橋の上から撮るのがセオリーっぽい。

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なるほど、これぞブラーノという感じになりますね。ガイドブックで見かけるブラーノ島そのものです。しかも、どこを歩いてもカラフルで満足度高し!

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その景色を求め、クリスマス休暇とはいえ一応オフシーズンですが、大勢の観光客がいます。

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サン・マルティーノ教会の鐘塔が向こうに見えます。粘土層の地盤と砂の層という、重い構築物には不向きな地質からベネチア周辺には傾いだ塔がいくつもあるそうで、これもそのひとつ。f:id:fuwari-x:20200114101519j:plain

 

この角度だとわかるかな?高さ31メートルの鐘塔の重量は1600トンあり、上端は垂直の位置に対して1.8メートル西にずれています。地盤改良工事で今は傾きが止まっていますが、誰が見てもわかる傾きはちょっとおっかない。

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各棟の前にある運河にはこうしてにボートが停まっているように、ボートは漁業のみならず島民の生活に欠かせないものだということがわかります。

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カラフルな外壁は色の変更にベネチア市の許可が必要で、隣家とは別の色で塗られなければならないと決まっています。 

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ただ、まれに剥げ落ちたままの家もあります。住んでいないのか、塗るのも結構な負担がかかるのか・・・それとも、観光客を引き寄せないためもあるかもしれません。

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西側までぐるりと回ってきました。こうしてずらりとカラフルな家が並ぶと楽しい。

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小さな島なので、散策するだけなら1時間も必要ありません。レース博物館もあるようですが、お店のひとつすら覗かずに戻ってしまいました。

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ヴァポレット乗り場です。徒歩10分足らずで行ける隣島のマッツォルボ島から出るヴァポレットのほうが空いてそうでしたが、もう戻るだけなので急ぎません。20分ほど待って次のヴァポレットに乗りました。

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私が興味深かったのは、この杭です。航路には杭が打ってあり、番号が振られていました。侵略を受けたときは、この杭を抜いていたんだそうです。

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ムラーノ島が見えてきました。海上から見るのも美しいですね。

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向こうに見えるヴァポレットは、ブラーノ島へ移動するときに乗った乗船場です。このヴァポレットは別のところへ停船し、下船することはできましたが乗船はできませんでした。うーん。ヴァポレット、難しい。

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ベネチア本島へ戻ると、ムラーノ島で降り損ねた人がいて、どうすればいいか聞いていました。島への移動は30分ほどかかるので、降り損ねると往復で1時間もかかってしまいます。かわいそうに。

 

サンタルチア駅へ戻るにはここで乗り換えですが、ちょっと本島も歩きます。前にお猪口を買ったお店の場所を覚えている自信があったので、寄ってみたかったのです。

先ほどのカラフルなブラーノ島から比べるとぐんと落ち着いています。

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時刻は16時過ぎ。日没時間が16:34なので、既に暮れかけています。

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何度も歩いた道には覚えがありました。お猪口を買ったお土産屋さんも覚えていましたが、8年も経てばすっかり流行が変わったのか、デザインがまったく違いました。残念。

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途中のスーパーでワインなどを買い込んでいるとすっかり時間がかかって、サンタルチア駅前に到着したときには17時になっていました。ヴァポレットの1日券を持っていたので、まだまだ観光は可能。サンマルコ広場へも行けたのですが、時差を受けて睡眠時間わずかにして長時間の行動だったので、提案せずにホテルへ向かうことにしました。