開演1時間前にアンバサダー劇場に戻りました。入口が開いていたので、チケットを受け取りに行きました。窓口で予約番号と名前を言えばチケットがもらえます。
チケット代は70.5USD(8,000円)。ブロードウェイ・ウィークとかで、通常の半額で観られるんだそうです。事前に調べたときには12,000円以上だったので、ラッキーでした。
ミュージカル・ナンバーが紹介されていますが、この中のRoxieを、2012年と先月、米倉涼子が演じています。すごいなぁ~
会場入りは30分前から。ブラブラしてから2時前に戻ると、もう入場開始していました。 本場ブロードウェイでミュージカル、気分は上がりますよね。座席は2階の前から2列目。
舞台は緞帳が下がっているので何も見えません。そう大きな劇場ではなく、客入りは6~7割といったところでしょうか。
CHICAGO物語は1926年に実際に起きた事件をベースにしたものです。時は禁酒法時代。舞台は当時、闇の売人アルカ・ポネが牛耳っていたシカゴです。売れない若手女優、ロキシー・ハートは彼女を見捨てた愛人を殺害してしまいます。 夫エイモスは、自分が犯人だとあっさりばれるような嘘をついてしまうほどのお人よし。 投獄されたロキシーを待っていたのは、ヴェルマをはじめ自分たちの罪を正当化し、出獄を願う女囚たちでした。一方ヴェルマも、新たなスキャンダルを追いかけるメディアの注目を取り戻そうと ロキシーに結託しないかともちかけるものの、有頂天になっているロキシーは見向きもせず さらには自らの妊娠をでっちあげ、再び話題を独占。 調子に乗って、弁護士ビリーをも解雇してしまいます。しかしその後、囚人仲間に絞殺刑が下るや否や、あわててビリーを呼び戻すロキシーでしたが そんな彼女に対してビリーは「裁判や世間なんて、全てショー。あんたには超一流のスターがついている」と安心させます。そしてロキシーは偽のお腹の子供を盾に、まんまと正当防衛を勝ち取ったのですが その劇的な裁判結果が紙面で踊ることはなく、メディアは新たなスキャンダルを追いかけ続けていていました。出獄したロキシーとヴェルマの行く末は一体どうなるのでしょうか…?
目立ちたがり屋の女囚人ロキシーとヴェルマの物語です。囚人のくせに、より目立ちたい、表舞台に立ちたいとそればっかり。
これがわかるぐらい英語ができるって、どんなレベルの人かわかりませんが、ああ、一緒に笑いたかったよ~
ところで。
過去に何度か、観劇中に寝落ちしてしまった話をきのう書きました。呆れられるかと思いきや、方々から同士の声が集まるではないですか!ここから先、書きやすい~(やっぱり寝たんかい)
ハイ。睡魔に襲われました。暗くなると、自動的に眠くなるのね。歌が長くなると眠気がやってきて、終わって拍手のころにまた起きて次の歌、そんな感じで、英語がわからないから端折る部分を寝てた感じです。
歌に入るまではしっかり起きて観ていられるんですよ。ここから先、大丈夫ってぐらいにしっかりと。ところが、やっぱり聞いていてもわからないからでしょうか。歌が始まって途中ぐらいまで来ると、それが子守歌になる。
そんなに眠けりゃ、幕間に寝ればいいのに、明るいと起きるんですよね。休憩時間にバッチリ意味もなく起きているのに、2幕目も同様の展開。
2幕目開始前に、幕が開いてオーケストラが入場しました。はじまるまではカメラもOKです。光の加減でうまく撮れなかったんですけど、CHICAGOは舞台上にオーケストラ、俳優陣はその前面や周辺、中も使っての演技です。
楽しかったです。歌も踊りも良かったし。踊りはロキシー役のCharlotte d'Amboise、歌はヴェルマ役のAmra-Faye Wrightが良かったかな。ヴェルマ役の人は、米倉涼子との東京公演にも来ていますね。
でもね~ みんな見慣れてるからなんでしょうか、アンコールもなしなんです。終わったら、指揮者が客席を向いてあれ?なんて顔をして呼び戻そうとしても、みーんな帰って行っちゃうんです。厳しいなぁ。
ここで心底認められる作品や俳優陣ってどんなだろう?見る目が厳しいせいなのか、見慣れて感動が薄いせいか、お定まりのようにアンコールしなくたって、いいのね。
公演が終わって、続々人が出てきます。いつか、日本語で観られる機会があったら、ぜーったい観に行きたいです。
そのあとは、やたら人の多かったm&mへ寄りました。チョコレートしか知りませんけど、何がそんなに人気なのか?
量り売りのマーブルチョコレートの数々はすごーく人気でした。
まだ17時過ぎでしたが、ネオンの色もくっきりしてきました。
そういえば、蝋人形館はこの近くなんだったっけ。でも、俳優さんの名前はほとんど知らないので、見てもわかりません。
それでも最近覚えたのは、飛行機の映画でよく遭遇する女優さんでスカーレット・ヨハンソン。何度か違う映画で見かけて、そのたび魅力的だと思っていたので覚えました。彼女の日本語吹替には奇しくも米倉涼子のもあるそうですが、ちょっと合わないような。
Penn stationが近づいてきました。見えるはずと思っていた、エンパイア・ステートビルがほら、見えました。これで今回のニューヨーク・マンハッタンおのぼり旅行は終えられそうです。
ピンク色の看板は、Victoria’s Secret だったのでなぜか入れてしまいました。向かい側はGAP。
Penn stationもすぐそこ。地図には、駅は後ろの丸い建物と書いてあります。
でも前に回るとMadison Square Gardenと書いてあって、この日はちょうどこれからポール・マッカートニーのコンサートでした。
あれ?駅はどこ?海外Wi-Fiを持っていたので、郵便局を先に探しました。丸いビルの向かい側に中央郵便局。
閑散としていますが、階段を上がると休日の窓口は日本と同じようにありました。毎度、旅先から自宅に出す絵葉書、やっぱりここの消印を押したいですもんね。
郵便局の下がPenn stationの入口で、階段の左に「TO TLAINS」と書いてあるのが見えます。たぶん、Madison Square Gardenの下も駅だったと思いますが、どこから入るかわかりませんでした。
郵便局はちょっと人気がなくて、物騒な感じさえありました。どこの国でも中央駅付近って危ないですもんね。
駅へ入ったとき、なんとなく勘が働いて大急ぎでホームへ降りると、出発1分前の列車が停車中。1時間に3本しかないので(しかも20分おきなどの等間隔ではない)助かりました。
車内で車掌さんが検札に来るのですが、停車後には毎度回ってくるんです。一度見た人はどうするんだろう?って思っていたら、座席に挟む場所があって、それを確認していくようでした。
なかなか車掌さんは忙しそうでした。無人の駅も多いんでしょうか。無事、Hicksville駅へ到着です。
弾丸ニューヨーク旅行、明日の夕方にはもう発ちます。