2019年(令和元年)8月31日(土)
国内で行っていない都道府県は、北から青森、愛媛、宮崎です。前回制覇したのは佐賀でした。
私が来年もANAプラチナ会員を継続できることになったので、相棒も足並みを揃えるためプチ修行で愛媛県道後温泉へ出掛けることにしました。これさえ行けば相棒もプラチナ会員継続決定です。来年はオリンピックで混雑が予想されるので、海外へ行く予定はないんだけどな。一度修行しちゃうと、なぜかハマるという不思議。
株主優待があるので10月か11月を予定していたものの、消費税が上がることに気づきました。行くなら今だ!
9月の三連休は取れないだろうし台風も心配なので、8月最後の土曜日に決行することに決め、前日に天気を確認してから航空券を予約しました。
行きは早朝発なので朝食を食べたいと思い、プレミアムクラスにしました。でも、ANAラウンジでビールを飲んだあと、やっぱりお腹が空いたのでカードラウンジへ移動して、クロワッサンをいただいちゃいました。
アルコールが不要であれば、カードラウンジの方が私は断然センスがいいと思います。
プレミアムクラスは12席。真ん中の並びで取りました。
食事はサンドウィッチを中心にした軽食。茄子と蓮根、蒸し鶏のスープが美味しかったです。スパークリングワインと、続きに赤ワインもいただきました。
松山空港のトイレには、愛媛にゆかりのある絵柄を描いた陶器の洗面ボウルが設置されています。


でも、ローカルバスの伊予鉄バスで行っても5分しか違いません。460円で行けるならこっちよね。
途中、JR松山駅を通ります。
そしてこちらが、松山市駅。高島屋もあって賑わっているのはこちらっぽい
終点、道後温泉駅へ到着です。
ここから出る路面電車は、道後温泉から松山市駅、道後温泉からJR松山駅を通って古町までの2路線があります。運賃は160円。でも、SL坊ちゃん列車乗車の場合は800円です。
電車を降りると坊ちゃんカラクリ時計がお出迎え。道後温泉本館建設100周年記念に建てられました。右隣には足湯があります。
松山の観光案内です。カラクリ時計の隣にありました。ここから商店街が続いています。
商店街には、愛媛の特産みかんをつかったお店があります。
すべて同じように見えますが、みかんジュースの品種は様々。
愛媛の物産展へ行くと必ず見かける一六タルトもありました。
その一六タルトの目の前が、道後温泉本館です。
残念ながら改修工事に入っており、温泉に入ることはできますが2階からの休憩所には入れません。
神の湯のみの入場で410円。せっかくなので入ってみましょう。
撮影はもちろん禁止ですが、誰もいなかったのでそうっと撮ってしまいました。そうなんです。昨今の情勢もあって外国人が皆無。本当に地元の人だけといった落ち着きがありました。
シャンプーや石鹸の備え付けはありません。タオルのレンタルはありましたが、私たちは最後に処分できるように古タオルなど一式持って行きました。
いいお湯でしたよ。
道後温泉の入り口前に道後麦酒館。お風呂上りにはやっぱり地ビールですよね。
ビールは4種。グラス500円・ジョッキ860円・ピッチャー3,200円です。
● 漱石ビール スタウト
● マドンナビール アルトタイプ
● 坊ちゃんビール ケルシュタイプ
● のぼさんビール ヴァイツェン
ランチはちゃんと食べる予定なので、瀬戸内の太刀魚巻き580円のみ注文しました。これ、カリッと揚げ焼きにした感じで美味しかったです。
商店街では特にほしいものが見つからなかったので、中心地へ行くことにしました。駅の向かいにある道後公園へ少し寄ります。雨が降り始めましたが、暑いより私にはマシです。
14世紀から16世紀に伊予国守護河野氏の居城であった湯築城跡を整備した県立公園で、敷地内には正岡子規記念博物館があります。
この内堀から向こうが城址になります。
平成14年のリニューアル時には武家屋敷も建てられました。
16世紀中頃の家臣の様子を描いています。主室では武士や僧侶が集まり「連歌」を楽しんでいます。「連歌」とは上の句と下の句を交互に詠み続け、百韻(100句)できると完成という教養を養うお稽古です。
最後の一句「挙句」が近くなると、使用人は台所で客人にお茶を点てる準備をします。
この武家屋敷の周りには遺構がいくつか見つかっています。
こちらにも水路跡が見えます。30年ほど前、ここにあった動物園が閉園したあと発掘調査をしたところ、武家屋敷跡、土塀跡、道、排水溝などの遺構と陶磁器などが見つかったそうです。
20分ほど歩くと松山城までやってきました。伊予松山藩および陸奥会津藩初代藩主の加藤嘉明公の騎馬像があります。
そのそばに松山城へ上るロープウェイ乗り場があります。あいにくの雨だったので、上には行きませんでした。
ランチは松山城近くに何軒かあった鯛めしのお店からこちら、かどやを選びました。空港にも支店があり、どちらもなかなか評判の良いお店です。
上が丸ずし。酢〆めした小魚をネタに、甘酢で味付けしたおからを巻いてあります。
手前左がふくめん。こんにゃくの旨煮の上にそぼろなどで覆面した、地元のお祝い料理です。
真ん中がじゃこ天。宇和海でとれた「ハランボ」のすり身で作ったじゃこ天です。
右は・・・太刀魚だったかな?
そしてこちらが鯛めし。たっぷりのお刺身を出汁の入った卵とともにいただきます。これは本当に贅沢なお味でした。鯛もたっぷりで1,600円は安い!
かどやを出て道路を渡ったところから商店街が始まります。松山市駅まで続く商店街はゆったり広く長く続き、今まで行った地方都市の商店街で最も洗練されていたんじゃないかという気がしました。
松山市駅の高島屋でタコを買ってしまいました。1匹で1,441円とは、さすが地元産。旅行では必ず保冷バッグを持っていくのですが、その甲斐がありました~ モーリタニア産の赤いタコではなく、薄小豆色のような国産らしいタコにニンマリしてしまいました。酢の物、炊き込みご飯、タコ焼きなど楽しみました。えぇ、大阪人の必需品、タコ焼き器はもちろん持っています(笑
帰りももちろん、伊予鉄バスで戻りました。松山市駅からだと道後温泉からより50円安くなって410円です(笑
帰りは夕方のフライトで半日余りの滞在でしたが、長らく行きたいと思っていた道後温泉に行けて良かったです。あとは、青森と宮崎を残すだけになりました。
飛行機での日帰り旅行、結構気に入っています。