2019年(平成31年)3月16日(土)
相棒の誕生月3月。
前回はミシュラン店でのランチの話を書きました。
魚はとれたては旨くない。熟成してこそ旨みが増す。
だから、呼子で烏賊を食べても美味しくないというのが持論でした。それなら呼子はやめて嬉野温泉へでも行こうかと思ったものの、時はすでに遅し。いい宿は埋まっていたし、帰りのフライトも早めの便を予約してしまっていました。
13:15発のあとは14:05発ですが、まさか1時間足らずで食事が終わると思っていなかったのに、先のバスに余裕で乗れちゃいました。
唐津バスターミナル
鯨組主中尾家屋敷
江戸時代、鯨組主として巨万の富を築いた中尾家の屋敷が公開されていました。
湾にはイカ釣り船が係留されています。
お食事処と併設されているお土産屋さんもいくつか見ましたが、徒歩で観光するには難しい地だったので、3km先にある今日の宿へ向かうことにしました。40分ほどかかるようでしたが、ちょうどそれでチェックインの時間になります。
ロビー
ラウンジ
廊下は、右手のドアを開けると客室の廊下、左手へ行くとお食事処です。
部屋からは先ほど渡った名護屋大橋が見えました。
手前にベッドがある和洋室です。
お風呂は大浴場と、同じ並びで小さい露天風呂がありました。人が少なかったので玄界灘を見ながらのんびり入ることができました。
食事は部屋食でした。楽しみはイカの活け造りです。
前菜
前菜のうち赤と緑の器の手前にあるのが藤壺に似た貝 かみなりの爪。ちぎって中身を出して食べる珍味です。
地魚盛り合わせ
佐賀牛の刺身
魚よりも佐賀牛のお刺身の方がトロッとやわらかくて美味しい。
アオリイカの活け造り
この日のイカの活け造りはアオリイカでした。身の厚いアオリイカは、あまりお造りに向くとは思えません。大味でがっかり。脚など残りの部分は天ぷらか塩焼きにしてくれます。
イカ墨蕎麦
九州の甘めのお醤油でいただく料理が多くて飽きてきていたので、このお蕎麦はお口直しになりました。
いかしゅうまいは美味しい。翌日、朝市で買って帰りました。
佐賀牛ステーキ
お刺身だけでなく、ステーキも美味しかったです。海の幸を目当てに来ましたが、佐賀牛の方がぐんとよかったかも。
イカの天ぷら
アオリイカの天ぷらは、活け造りよりもマシ。甘いお醤油味でないところもいい。
ごはんも美味しかったです。家であまり米飯を食べないので、ご飯の美味しい宿は嬉しいです。
デザート
お酒は唐津の酒屋で買った地酒、なるたけ酒造の 太閤 うすにごり を飲みました。 ビールは大浴場の前の自動販売機にあると言われたので、食事のときにもないのかと思い、部屋食だったので、お酒もそっと持ち込みをいただいちゃいました。
これで1泊19,440円/人は高くはないけど、お得とも言えないかなぁ・・・という感じ。部屋の位置が厨房の裏手だったので、うるさかったのはマイナスですが、和洋室のつくりは広かったので、それは良かったかなと思います。イカの旬が他のものだったら、満足できたのかも。 価格との満足度とのバランス、私も覚えなくちゃいけません。
次回記事はこちら。