英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【高知】五台山からの眺めと竹林寺&NHK朝ドラ牧野富太郎/お土産編

2021年(令和3年)12月19日(日)

 

ANAの今週のトクたびマイルを利用し、6,000マイルで高知へやって来ました。前回は高知の人気店「座屋」でのランチをご紹介しています。

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座屋の予約が当初希望していた時刻よりも30分遅くなったおかげで、先に日曜市も高知城も回れたので、午後からの残り時間は竹林寺へ行くことにしました。竹林寺は五台山の中腹にあり、五台山展望台からは高知の街を眺めることもできるようです。

アクセス方法はMY遊バスで、五台山展望台まで24分。そこから徒歩で下れば竹林寺です。MY遊バスは桂浜まで行くなら1日券1,000円、五台山までであれば600円です。

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まずは高知駅へ向かいます。ちょうどアンパンマンのラッピング列車が停まっているのが見えました。高知と岡山を繋ぐ土讃線(どさんせん)の特急車両のようです。

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駅前の公園には幕末の志士を代表する3名の像が置かれています。武市半平太坂本龍馬中岡慎太郎、いずれも「先生」という呼称がついているあたり、地元での評判の高さが表れています。

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高知駅の傍に観光案内所があります。MY遊バスのチケットはこちらで購入。高知はクレジットカードを使える場所がとても少なく、これも現金のみ。

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観光案内所の中にあったこちらはカツオの一本釣りの重さ体験。釣り竿が置かれていているのですが、いやもう、重たいのなんのって。持ち上げられないんですよ。あんな大きな魚を一本釣りって、大仕事だってことがわかるこのコーナー、面白かったです。

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ほかにもNHK大河ドラマ龍馬伝」の撮影で使用した坂本龍馬の生家を再現した茶屋コーナーがあるなど、高知県内各地域の観光名所を知れる施設になっていました。

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MY遊バスは本数の多い土日でも1日9便しかないので、しっかりプランを練ってから行く必要があります。私たちは14:40発に乗ったので、飛行機に間に合うように戻るには竹林寺発だと15:33と16:33の2本。滞在時間が30分か1時間半か、ということになります。

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24分バスに揺られて到着した五台山公園。2,3分歩くと展望台に到着します。この建物の下は、かつてお土産物屋さんやレストランがあったとわかる建物です。龍馬カプチーノなどを出す人気店だったようですが、どうやらコロナ禍で閉店を余儀なくされた模様。

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高知城は浦戸湾を通り、鏡川を少し遡ったところに建っていますが、こちらの景色を見ると、海がそう遠くはないことが感じられます。一番向こうに見える半島をひょいと越えると太平洋。そしてその半島には有名な桂浜があります。

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西に目を移し、高知城方面を眺めます。

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高知城はココとあたりをつけて撮ってみましたが見えません。望遠レンズだと確認できるんだろうなぁ。橋のアーチのトップをまっすぐいったあたりのはずなんだけど。

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竹林寺へ向かいます。1929年(昭和4年)第29代内閣総理大臣になった、ここ五台山出身の濱口雄幸(おさち)の像があります。揮毫しているのは当時の高知県知事橋本大二郎。なんか嫌ぁね、そんなふうに自分の名前を刻まなくても。

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道路脇の石段を下って、竹林寺へ向かいます。

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明治の半ばに住職を勤めていた船岡芳信の名前に由来するという船岡堂。とても趣きのある建物です。

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納骨堂はモダンながら風景に溶け込んでいます。堀部安嗣の設計で日本建築学会賞を受賞したという建物。

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文殊と呼ばれる本堂は、1644年土佐二代藩主山内忠義の造営。文殊堂の名のとおり「三人寄れば文殊の智恵」と親しまれる文殊菩薩をご本尊さまとして祀っていますが、秘仏とされており公開されていません。

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五重塔は1980年(昭和55年)に再建されたもの。元の塔は三重塔で1899年(明治32年)に台風で倒壊したのですが、鎌倉時代初期の様式を持つ総檜造りで復興しました。

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竹林寺書院は、江戸後期の1816年に藩主参詣の際の接待殿として造営されています。庭園とともに有料(400円)で見学でき、MY遊バスでの割引もあります。

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でも、高知城を歩いたあと足が冷え切ったので、こちらも垣根越しにちらりと見て失礼しました。

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虚空蔵菩薩も苔生して風情があります。虚空蔵菩薩は丑年と寅年の守り本尊だそう。旅行中の干支はちょうど当たり年でした。

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有形文化財ともなっている梵鐘鎌倉時代の鋳造ですが、平安中期の様式を備えているそうです。

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本来はこちらから入ってくるはずの門までやって来ました。階段を降りると植物園が目の前にあります。

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日本の植物学の父と言われる牧野富太郎の業績を記念して造られた高知県立牧野植物園。私はここへは是非行ってみたかったのですが、ちょうどバスの時間が近づいていました。これを逃すと1時間後で、16時半にもなると薄暗くなるころだろうと思い断念しました。

でも、NHK2023年度前期連続テレビ小説「らんまん」で、主人公として牧野富太郎が取り上げられることが発表されましたね。これから注目の的になるので、混むだろうなぁ。

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この植物園で有名なのは、この温室ともうひとつ牧野富三郎記念館の建物。温室は3Dバーチャルラン展が公式HPで公開されているので、ぜひご覧ください。きっと行きたくなるはず!

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記念館の建物は 内藤 廣 設計のもので、公式HPの画像から見てもわかるとおり、美しい造り。ちょうど出てきた人たちが楽しかった~と言っていたので、つくづく見学しておくべきだったと後悔。でも、ランチで行った座屋で鰹が美味しい5月に再訪を勧められたので、そのころなら花も咲き誇っている時期のはず。コロナも落ち着いているといいのだけど。

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さて、そんなわけで早々に五台山をあとにして高知空港へ向かいました。

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そういえば、今回ははりまや橋も確認することもなく終わっています。でも、ご存じの方なら、ま、見なくてもいいと思いますよね。

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高知も酒屋が多いのでご覧のとおりの品揃え。でも、高知大丸百貨店でしっかり一升瓶を確保しているので、空港ではスルーです。

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ランチの満腹感を維持したままだったので、プレミアムクラスをキャンセルしたのは正解でした。ということで、今年度中にあと一度アップグレードできるのですが、感染者数がまだまだ多いので、出掛けられるかなぁ・・・

 

お土産編

なんといってもまずはじめに日曜市で買ったお寿司。

太刀魚寿し500円・たけのこ寿し400円・さば巻400円

どれも安くて美味しい。太刀魚の押し寿司ははじめてでしたが、柚子を利かせてあって高知の味をしっかり感じさせています。たけのこの炊き加減は甘め。鯖は巻いてあるというのがあまり見かけない形。絶対次回も買います!

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香菜(パクチー)は100円だったか200円だった不明。新鮮できれい。相棒の好物である四方竹は破格の200円。手作りこんにゃくは120円。あちこちで売っていました。

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こしひかり2kg900円・生姜100円・ちりめんじゃこ100g450円

お米はピカピカに光って炊きあがります。生姜の安さはさすがの高知。ちりめんじゃこはサイズによって値段が違いますが安い!

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鰹節も安かったです。ふたつで500円でしたが、オマケもついてきました。3つ1,000円の組み合わせもありましたよ。

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大正解だったのがこちらの酒盗土佐造り750円。高知城からの帰りに、店じまいをしているこのお店を見つけて買ってしまいました柚子がよく効いているところが高知ならでは。従来の造りものと、こちらの減塩甘口とがあり、断然こちらが美味しいと勧めてくれました。酒飲みには必須。

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ひろめ市場で日本酒を買おうと思ったら待っている人が数人いたので断念。高知大丸で買いました。限定生酒と書かれた文佳人2,970円。蔵元の㈱アリサワは従業員数6名という小さな蔵です。

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                精米歩合 55%
                アルコール度数 16.5%
                製造年月 R3年12月

 

空港で買い求めたお菓子は3点。

しまんとまろんぱい680円・かんざし648円・土佐日記648円

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中はこんな感じ。有名な土佐日記が一番ふつうだったかな。あとのふたつのほうが、好みでした。

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かんざしは開けるとかわいいです。かんざし代わりに飴がひとつ入っているところが粋。ホイルで包まれたしっとりした生地が私好み。

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さて。これで2021年の旅は終了です。2022年もまたどこかへ行けるようになりますように。