英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【カナダ】5日目-1 ケベックシティ散策 シャトー・フロントナック~新市街

 

外は零下というこの日の朝。あまりにも寒いので、10時を回ってから出掛けました。

出国する前の日本が暑いぐらいだったので、コートはトレンチを持っていれば充分と思っていたのに、なんという落差。ビクトリアよりもケベックシティが寒いのは当然なので覚悟していましたが、想像以上でした。

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モントリオールに比べるとぐんとこじんまりとしているものの、フランスの香りが強いケベックシティ旧市街。

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雰囲気のよい道を上がっていくと、突き当りにはノートルダム教会が見えます。

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掃除の車がいつまでたってもそこにいるので、ちょっと斜に構えて撮るハメになりました。1647年創設のカトリック教会。銭湯が右側だけにあるこの造りはバロック様式の傑作。

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ケベック州内で最も重要な教会だそうで、祭壇上には荘厳な天蓋が張り出しています。

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工事中だったのは、中も改修したのかもしれません。新しい感じがしました。ディスプレイも設置されています。

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パイプオルガンもチェック。

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続いて歩いて行くと、おお!シャトー・フロントナックが見えました。ケベックシティを象徴する1893年創業のホテルです。

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ケベックシティは城壁に囲まれたアッパー・タウンとロウアー・タウンに分かれていますが、シャトー・フロントナックの全貌はここからでは見えません。

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シャトー・フロントナックに面したお店も雰囲気がいい。ランチに心が揺れましたが、まだ出発したところなので、ここで立ち止まるわけには・・・

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すぐそこに、アッパー・タウンとロウアー・タウンを結ぶフニキュラーレの乗り場が右奥に見えます。でも、まったく乗りに行く人の気配がなくて、暖かくなるまで運休しているのかと思っていました。

この像は、サミュエル・ド・シャンプラン。1603年フランス国王アンリ4世の命によりセント・ローレンス川を遡りケベックにフランス植民地を開設し、生涯この地の発展に捧げたのだそうです。彼にはオタワでも再会します。

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対岸へのフェリーが見えます。対岸までは10分。3.5CADセント・ローレンス川を渡れば、シャトー・フロントナックの全貌もきれいに眺められるはず。

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私たちは、まずスーパーでワインを調達しようと思っていたので、要塞シタデルを回って新市街へ向かうことにしました。夏場には衛兵交代式を見ることもできます。シタデルへは、シャトー・フロントナックの傍の総督の散歩道と呼ばれる遊歩道を歩いて行きます。

手前の地面にガラス張りで覆われているものがありますが、地下壕の跡なのかあちこちこういうふうに下が覗けるようになっていて、その空間にはなにやら遺構が見えました。

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下にちらりと木の柵が見えるのは雪を固めたレーンで、冬のあいだはここでそりで滑り下りれるコースがができていました。この日はちょうど解体工事中。

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シャトー・フロントナックは離れるほどにその存在感を感じられます。611室あるとそうですが、迷子になりそう・・・

 

さて、シタデルだと思って上がった場所は、途中から工事中で向こうへは行けませんでした。どうやら、もうひとつ奥の階段を上らなくてはならなかったみたい。大失敗。

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セント・ローレンス川下流方向に向かって遠く眺めます。さすが要塞にするだけの場所ですね。このセント・ローレンス川五大湖のひとつオンタリオ湖から大西洋に注ぎこむ、大西洋最大の川です。この川下へは、翌日出掛けます。

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ここから見るとシャトー・フロントナックも、眼下といっていい位置に建っていました。それにしても公園には雪がまだ残っているがわかるでしょうか。

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街灯の下に見えるのがそれです。あちこちにこうして雪が残っており、まだケベックシティでは春というには早いのだなぁと感じました。

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サン・ルイ門を出ると新市街です。これを左に入ると、行き損ねたシタデルへの道でしたが、このところくまなく歩くということをあまりしなくなりました。翌日もあるのでまぁいいかと思っていたこともあると思います。

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門を出るとすぐにケベック州議事堂がありました。内部見学もできるはずですが、なにしろ英語もままならぬ私たち・・・

観光客が大挙して押しかけているときならどさくさに紛れることもできるけど、ちょっと勇気が出ないよね。

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歴史の新しい街のせいか、街づくりが上手なせいか、新市街へ出てもそう違和感を覚えるほどの違いはありません。道幅がよりゆったりとしているという程度でしょうか。

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新市街でスーパーを見つけてワインを無事GET。ここはアッパータウンと並ぶ位置にあるので高台になります。

ここからの眺めはぐーんと下に景色が広がっているので、これを見るとロウアー・タウンへは積極的に行く気になれないという高低差。

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ホテルへ戻る道中の工事現場。各階の不要なものは、この黄色の筒を通して捨てるようです。他の小さな工事現場でもよく見かけました。最後に人も降下したりして(笑

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シタデルで迷子になったせいで、ちょっとお疲れ。ランチに出掛ける予定でしたが、買ってきたワインやチーズで休憩してしまったので、夕方ちょっと早めのディナーに行くことにしました。

このワイン、サイズがヘンだなぁと思っていたら1リットルの変形サイズ。

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この後、夕方まで休憩しています。1時間半ほどしか出歩いていなかったのに、どうしてそんなに疲れていたんだろう?1ヶ月も経っていないのに、まったくの謎。