英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【クロアチア】4日目-2 アドリア海沿いの小さな町ロヴィニへ

 

Flixbusでイタリア・トリエステを出発すると、間もなくスロベニアへ入ります。

訪問国を増やしたかった私は是非スロベニアの観光をしたかったのですが、首都リュブリャナは内陸部でかなり寒いのとスロベニアを組み込んでしまうとイストラ半島を回ることができなくなるので断念しました。

当初は、こんな予定も立てていました。 

fuwari-x.hatenablog.com

 

内陸部へ行かないまでも、トリエステ拠点にポストイナ鍾乳洞に日帰りツアーで行きたいとか、イストラ半島も諦めきれずにピランへ泊まれないかとか、毎日格闘していました。ところが、冬場はほとんど休業状態のピラン、1泊20万円超のホテルか、朝食なしのSOBEしかないのです。大晦日から元旦にかけての宿泊に朝食は必須でした。

 

そうして断念したピランへの玄関口、ポルトロシュの町を通過します。ここは夏場、スロベニアのリゾート地として人気の地です。

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アドリア海に面したピランへは、ホテルに空きがあれば泊まりたかったのですが、スロベニアというのにホテル価格は強気設定。たぶん、今から行くロヴィニに似た雰囲気だろうと想像していますが、このロヴィニもなかなかの強気設定でした。

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ところで、スロベニアアドリア海に面しているのはほんの少しだけ。直線距離にして30kmぐらいじゃないかと思います。矢印の位置がピランで、通過したポルトロシュはその根元部分に位置します。

スロベニアシェンゲン協定に加わっていますが、クロアチアはまだです。ピランを過ぎてしばらくいった国境の地で税関を通ります。

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国境にかかる地は、穏やかな田園風景の広がっていました。でも、山道が多く、車に弱い娘はかなり危ない様子。えぇ~ まだまだ遠いよ~

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アドリア海はそろそろ日没を迎えます。

国境では、バスに税関職員が乗り込んできました。EU圏の人はIDを見せるだけで済みますが、それ以外の私たちを含め数名はパスポートを提出します。

15分程度で済んだのは、早かったと言っていいのでしょうか。楽しみにしていたのはシェンゲン内でのスタンプがいつも飛行機マークなのに対し、バスでの通関は車マークであることです。いつか電車マークも欲しい・・・

スロベニアの出国、クロアチアの入国を終え、先へ進みます。ええ、確かに私はスロベニアは観光できなかったけれど、入国した証拠だけは残っています(笑

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幸いに娘も車酔いを何とか耐え、定刻にロヴィニに到着しました。ほとんどが細い地道を通るので時間がかかるのでしょう。

晦日のロヴィニ、中心部への道はこのとおり閑散としています。

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むむ?海へ繋がる通路の向こうは賑わっている気配がします。でも、到着を待つSOBEへのチェックインを急がねば。

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まっすぐ行くと、海に面した広場へ出ました。

カウントダウンをどこの町にするか、今回の計画ではものすごく迷っていました。ここ数年、毎年ヨーロッパのどこかの町でカウントダウンを迎えていますが、ほとんどはとっくに夢の中。人混みは危ないのであえて外へ出ることはありません。

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でも、今年はどこを選んでも海沿いの町に滞在することになりそうだったので、どこにしようかとても迷っていました。候補だったのはトリエステ、通り過ぎたスロベニア・ピラン、そしてクロアチア・ロヴィニかリエカ。

中でも観光局のHPで見たロヴィニは小さい町だけにこじんまりしていて安全そうで、ここならカウントダウンに外へ出るのもありじゃないかと思いました。17時過ぎのこの時間はステージはできているものの混雑には程遠く、思った通りの雰囲気です。

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SOBEの前にはスタッフが待ち構えていました。ここはチェックインするだけの場所で泊まるのは別の場所です。The Melegranは2泊朝食付きで44,466円パドヴァが3泊37,668円だったことを考えると、その強気の価格設定がお分かりいただけるかと思います。しかもだって、あっちはイタリアで、こっちはクロアチアなんだから、なおのこと!

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案内してもらったのは1本海側の通りへ移動したこの階段の後ろの建物でした。

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カードキーをかざすとロックが解除されます。

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狭い急な階段を上った3階が私たちの部屋でした。

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エキストラベッド入口すぐの場所。広くはないけど、まぁ許すといった感じ。

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窓の外は向かいの建物に面していて、海を見ることはできません。

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エキストラベッドの奥には冷蔵庫もありましたが、カップやグラスは2人分だけ。

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タイプライターがディスプレイされていて、前の宿泊客からのメッセージが挟んでありました。ココ、よかったよ、みたいな。

スピーカーはBluetooth対応なので、活用しました。ここもスリッパがありました。

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バスルームにはタオルウォーマーはありませんでしたが、ヒーターの上に乗せて乾かせたので問題なし。

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シャワールームは隔離されているので、気兼ねなく使えるのが使いやすかったポイントです。シャンプーやボディーソープ等、持って帰った場合は罰金、みたいなメモが置いてありました。

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さて。大晦日ということで心配なのが、今夜のワインと水。

あの雰囲気ではどこも閉まってそうですが、どこかで調達する必要があるので、急いで出掛けます。