英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【イタリア】4日目-1 スロベニアと隣接の街トリエステでランチ

 

4日目の朝。3日間滞在したパドヴァを出発し、イタリアを離れる日です。国境にある街トリエステでランチを食べたあと、クロアチアへ入る予定にしています。

パドヴァ発の電車は9:22。2時間前にもう1本ありましたが、朝ご飯をゆっくり食べて出ようということになりました。その代わり、トリエステでの時間は3時間しかありません。

ベネチア・サンタルチア駅のひとつ手前メストレ駅で乗り換えます。そこからトリエステまでは、オーストリアスロベニアの国境付近の山が望めます。ブドウ畑が広がりのどかな風景です。

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トリエステ空港駅を過ぎるとアドリア海沿いに走ります。行きたかったハプスブルク家ゆかりのミラマーレ城の近くも通りましたが、電車からお城はまったく見えませんでした。

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11:44トリエステ駅へ到着しました。娘が構内のトイレへ行くとEURかかりました。今回まわったイタリアでは、どこもこのスタイルでした。でも、有料の分ここはとてもきれいだったと言っていました。

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14:50発のFlixbusを予約しています。先に乗り場を確認しに行きました。これがトリエステ駅。

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そのすぐ向かって右側にバスターミナルがあります。外のロータリーに停まっているのは地元の路線バス。長距離バスはこの建物の中から出発します。

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カナル・グランデを見に行きたかったので海沿いの道を歩きました。トリエステ港に引き続き、カナル・グランデが見えてきます。

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トリエステといえば出てくる場所のひとつがここ。

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正面右に至聖三者聖スピリドン・セルビア正教会聖堂のドームが見えています。トリエステでは、オーストリア=ハンガリー帝国に統治されていた時代に、西欧と中欧との文化交流の地点であることから、宗教の自由が認められていました。

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バスの出発まであと2時間半余り。まずはランチを取ったほうがいいだろうということになりました。ところが、ここでも難航します。

なぜか海の幸を食べられずにいるので、なんとしてもイカ墨のパスタを食べようということになっていました。でも、どこにもないのです。こうなると機嫌が悪くなるのが相棒。混む前の早い時間に入るべきという主張に従い、一度通り過ぎたこのお店La Teciaに入りました。

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カウンターで飲んでいる人たちを除いて、お客さんはなし。でも、機嫌の悪い相棒を連れて迷っている暇はありません。メニューはイタリア語のみだったので、説明に来てくれました。

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魚介、魚介と騒ぎ立てて選んだのに、なんのことはない帆立のグラタン(笑

Capesante gratinate 15EUR(1,875円)

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ポレンタというのがこの地方の食べ物にあると書いてあったので頼んだのがこれ。

Baccalà Mantecato con Polenta 8.5EUR(1,060円)

ガイドブックにはトウモロコシのお粥と訳してあったのだけど、全然そんな代物じゃなくて、むしろ固い(笑

ポルトガルで干しダラに祟られてから、相性が悪いのになぜか毎度遭遇するのが左側の鱈ベースもの。塩タラにアンチョビを入れて牛乳と練った料理のようで、改めてメニューを見ると唯一覚えたといっていいポルトガル語のバカリャウ(鱈)と baccalà って似てるよね・・・でもこれは悪くなかったです。ポレンタはいまひとつだったけど。

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残念ながらイカ墨のパスタがなかったので、勧めてくれたのが魚介のパスタ。

Linguine allo Scoglio 14EUR(1,750円)

これはめちゃくちゃ美味しかったです。今回のNO.1かも。ただ、魚介ってほんと頼めなかったのよね・・・

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足りなかったので追加しました。

まだ食べるか!4連続で頼んだニョッキ(笑

Gnocchi con goulash di manzo 10EUR(1,250円)

あら、なんだグヤーシュだったのね。チェコブダペストでいただきましたが、そんな味でした。ニョッキはここのが一番いわゆるもちもちで、でも一番俗っぽい感じでした。

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もうひとつが、牛肉のタルタル。

Tartara di manzo con Crostini e Burro 12EUR(1,500円)

マグロっぽくて美味しかったです。バターは凍ってて使いものにならなかったけどね(笑 

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ビールとハウスワインを500mlカラフェで頼んで合計78.2EUR(9,763円)

ポレンタははいまひとつだったけど、お得感もあって満足度は高かったです。しかも私たちが出るころには満席で断られている人たちが続出。相棒にも感謝。

 

行きはカナル・グランデへ行くために車道に沿って歩いていましたが、中の道を通ったほうが雰囲気ももぐんとよかったみたい。

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レストランの近くの広場にもクリスマスマーケットがありましたが、カナル・グランデへ戻るとこちらもいっぱいお店が出ていました。左側に先ほど海側から見た至聖三者聖スピリドン・セルビア正教会聖堂が建っています。

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クリスマスマーケットは盛況で、食べ物を頼んでいる人たちが多かったです。座って食べられるところもありました。

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娘はここの行列が気になってパネトーネを買っていましたが、並んでいる人たちはローストビーフのようなものをスライスしてパンに挟んでもらっていました。

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トリエステ駅前が左に見え、後ろに小高い丘が続いています。思ったより大きい街だったトリエステの観光はカナル・グランデのみ(笑

ここで2泊する計画もありましたが、まぁこれでよかったかなと思います。

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公園にはエリザベートの像がありました。さすがゆかりの地ですね。

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バスターミナルの入口は、どれも開くわけではなくて、なぜかなかなか入れませんでした。

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中にはチケットセンターと売店があります。

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バス乗り場へは、その傍らからドアを開けて入ります。

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既に何組か待っていました。Flixbusは座席指定がありません。ここからスロベニアを通り抜け、きっかり2時間でクロアチア・ロヴィニへ到着します。11.26EUR(1,400円)。

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トリエステを出発しました。車窓からヨットハーバーが見えます。カナル・グランデだけを見て満足していましたが、イタリア統一広場を見損ねていました。海に面した広場としてはヨーロッパ最大級と言われ、重要な行事などが行われている広場です。

私の座った位置が海側だったので撮れませんでしたが、一応、車窓からチェックだけだけできました。これで、トリエステも満足(笑 

 

最後まで行くのを諦めきれなかったスロベニアを通過して、クロアチアへ向かいます。