2023年(令和5年)8月10日(木)
去年娘が旅行したアイスランドを訪ねる夏の旅。前回は南部クラシック観光ツアーの2番目のスポット、立っていられないほどの突風が襲い掛かってくるブラックサンドビーチをご紹介しました。
Reynisfjara Black Sand Beachから山(丘?)をぐるりと回って昼食ポイントとなるVik村(ヴィーク)に進みます。
時刻は間もなく14時。1時間ほど休憩時間がありますが、残念ながらVik村のレストランを探すほどの時間はありません。
ふたつあるカフェはどちらも満員。
私はスープに釣られて、こちらのカフェに陣取りました。
ケーキ類も美味しそうでしたが、戻ってからレイキャビクで夕食を食べたかったので我慢。
サラミピザ650ISK(750円)
トマトスープ2,090ISK(2,330円)
この国のスープは本当にどこで食べても美味しいと思います。スープについていたセサミパンもなかなかいけました。でも高いよね。
隣のショッピングエリアに行くと、娘が買ってきた靴下がありました。ここで買ったのかな?
これこれ。1,490ISK(1,660円)の値段がついています。
レイキャビクでも見かけた塩はアイスランドの定番土産のよう。でも、あちこちで塩を買い集めてしまっているので、今やっとポーランドの岩塩坑で買った塩が終わって、屋久島の塩に移行したところ。まだオーストラリアのもあるし、これが使えるようになるのはいつになるやら。
このコースターも定番らしい。フェルトが貼ってあるのが、お土産物の割に優秀なところ。
かっこよかった登山靴。ビビッドな赤が印象的。ディスカウントしていたから欲しかったけど、サイズを出してもらうのも面倒でパスしてしまいました。ちょっと残念。SALEWA(サレワ)は1935年ミュンヘンで起業したあとイタリアへ拠点を移したアウトドアブランドです。イタリアンテイストが入った分、ファッショナブル。
残りの時間は海岸の散歩に行きましょう。
こちらも先ほどと同じブラックサンドビーチです。
ざっくりとした南部の地図です。通り過ぎてきたVestmanna諸島(ベストマンナ)が小さく確認できます。さっきまでいたReynisfjara Beachから、歩いてくることも出来そう。
Vik村の地図。シンプルな地図からわかるとおり小さな村で300人ほどの人口ですが、南部ツアーの拠点となる場所にあります。vikとは入り江の意味。でも、港がないため漁業は成り立ちません。
こちら側は突風は吹きませんでした。ただただ黒い砂浜が広がるだけ。よい漁猟地なのですが、この黒い砂のために港が造れないのだそうです。
右手の沖に見える奇岩は妖精トロールになぞらえられた岩。Reynisfjara Beachからぐるりと反対側に回ってきたことがわかります。
この村のシンボルは、丘に建つ教会。そして農業コミュニティー、学校、健康施設、郵便局、スーパーマーケット、ガソリンスタンド、銀行が揃っています。小さい村だけれど、アイスランド南部の観光拠点としてかなりの観光客が通過していくので、賑わっていました。
Vik村を後にして、ここからはレイキャビクに戻りながらの観光となります。
牧歌的な風景。アイスランドでいう農業は放牧や牧草栽培ですが、その特徴がよく見られる地域です。特にアイスランド人はラム肉が好きで、羊の多くは食用になります。アイスランド全体で、冬には45万頭、夏には100万頭の羊がいます。
アイスランドの羊は中世にヴァイキングたちによって持ち込まれて以来、他の品種と交配されていない純血種で、この羊の輸出は禁じられ、また違う品種の羊の輸入も禁止されています。
農家は初夏の5月頃に羊を牧草地に放ち、夏のあいだ中、自由に過ごします。そして、ハーブ、花、ベリー系や苔などを食べ、アイスランドの豊かで美味しい水を飲んで育ちます。スコゥガフォスの滝にもその姿が認められましたね。
むむ?あれは?相変わらずどこにも木のない丘陵のような景色が続いていますが、向こうに白く雪を頂いたような山が見えてきました。
氷河です。中でもこれから行くSólheimajökull(ソゥルヘイマヨークトル)は、アイスランドを囲む環状道路の近くにあるのでアクセスが容易。
氷河ウォークを体験したい場合は、ツアーに組み込まれていたり、オプションで選択しできるものもありました。
こんなふうに氷河が見られるなんて。飛行機から眺めた氷河のひとつに向かいます。
小さな島国と思っていたアイスランドの雄大な景色。そりゃ、何もなければこうなるよね。それでもエネルギー資源を活用し、少ない自国の強みをうまく活かしているところは、同じ島国の小国として見倣うべき姿勢ですね。