英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【アイスランド】 グランドサークルツアー 地球の鼓動が聞こえるゲイシール地熱地帯

2023年(令和5年)8月11日(金)

 

去年娘が旅行したアイスランドを訪ねる夏の旅。前回はゴールデンサークルツアーで最初に訪れた地球の割れ目、Þingvellir(シンクヴェトリル)国立公園の話を書きました。

fuwari-x.hatenablog.com

 

アイスランド南部クラシックツアーは移動時間も長かったのですが、グランドサークルツアーは複数回の出発時刻があるぐらいアクセスも良い場所にあります。30分ほどで到着したのは、レイキャビクから80kmほどのところにあるHaukadalur Valley(ホイカダールル渓谷)にあるGeysir(ゲイシール)地熱地帯です。

 

地熱活動によっておこる間欠泉が見られる場所です。私たちはツアー参加ですが入場無料。間欠泉といえば、別府温泉にある竜巻地獄ぐらいしか知らないけど、日本にも何ヶ所かありますね。

 

あちこちから煙が上がり、別府の温泉街を彷彿とさせます。緑の看板には80-100℃と書かれていました。

 

周囲には高温のお湯の湧き出る沼や、蒸気の噴出する穴などがあり、地熱活動の様子を様々な形で観察することができます。

 

少し遠くに見えるこちらの蒸気が活発。

 

手前にLITLI-GEYSIR(小さなゲイシール)と名付けられた穴では、高温のお湯が活発に跳ねています。

 

でも、なんといっても注目はこの先にあるStrokkur(ストロックル)間欠泉。

 

今、活動しているのはこのストロックル間欠泉だけなのです。

 

間欠泉のまわりを観光客が取り囲み、吹き出すのをじっと待っています。表面がときおり揺れるのですが、なかなかタイミングがわかりません。

 

水は透明でとても美しく、そして本当に突然生まれてきた!とばかりに水面が盛り上がり・・・

 

20-40m噴き出すのです。規模や風向きによってはモロに飛沫をあびることになります。

 

周りにはいくつも水を湛えた場所があり、それぞれ個性的な顔を見せています。それぞれ名前がついており、こちらがKonungshver

 

こちらは娘の画像を借りたBlesiです。雨などで水量が増えれば繋がるように見えるのですが、まったく違う色味なのが不思議なツインズです。

 

片方はブルーがかった乳白色。

 

もう片方は、透き通った透明のブルーが美しい。

 

ここは小さい水たまりぐらいのサイズでしたが、中央右の縁あたりにブクブクと活動している様子が見られました。

 

さらに上に登っていけば、ゲイシール地熱地帯を見渡せるようです。

 

何もない大平原の中にぽつねんと存在するゲイシール地熱地帯。小国でありながら壮大に感じさせる風景です。

 

あそこまで行けばもっと見渡せる箇所も増えるかもしれないけれど、間欠泉を眺め過ぎていて時間切れ。戻ります。

 

地表の色もミネラルやガスによって褐色に変色していているのですが、赤みを帯びた色がここからはさらにわかりやすい。

 

ストロックル間欠泉が噴出したようです。これもシャッターチャンスを遠くから待ってみましたが、気まぐれな間欠泉、タイミングが合いませんでした。

 

地球の鼓動が聞こえるこの場所。間欠泉の規模は小さいけれど楽しめました。

 

晴れ女の娘の写真はさらに鮮明に撮れています。私が行けなかった頂上からの画像のようです。赤茶けた地面の色と点在する沼がよりわかりやすいです。右がストロックル間欠泉、左が休眠中のゲイシールです。

 

私はゲイシールを近くまで見に行かなかったのですが、これも娘が撮っていました。今は静かに青い水を湛えているのみ。またいつか動き出す日も来るのでしょうか。

 

駐車場の戻るときにレストランの前を通りましたが、アイスランドの建物はどこもシンプルでスタイリッシュなのだけれど、倉庫のよう。他もそうでしたが、開店中なのか閉まっているのかわからないお店がよくありました。ここも・・・どうだったんだろう?

 

ゴールデンサークルツアーも残すところはあと1ヶ所です。曇り空だと時刻も遅く感じるかもしれませんが、まだ11時半。ということは、たぶん、レストランも開いていた、よね?