2023年(令和5年)8月10日(木)
去年娘が旅行したアイスランドを訪ねる夏の旅。前回は早朝レイキャビクの街を散策し、東西冷戦終結の舞台となったホフディ・ハウスの話を書きました。
散歩を終えホテルへ戻っていると、SAND HOTELの壁面に燃えがあることに気づきました。鯨の胴体部分に家が建てられているように見える絵で、#ウクライナのハッシュタグが描かれています。胴体部分はウクライナの形に似ているかも。
真ん中の扉を挟んで、右がホテルのレストラン、左がベーカリーです。
ベーカリーもとても素敵で、時間があったらここでランチも食べたかったぐらいです。せめて覗いてみればよかった。ツアーのことばかり考えていたので、レイキャビクでの過ごし方は無頓着だったという気がします。
海外では朝食で必ずパンを食べるし、ベーカリーというのはなかなか目がいかないのですが、ご覧のとおりとても魅力的なお店でした。せっかく同じ敷地内だったのにね。
朝食開始時刻の7時が近づいてきました。ツアーのお迎えは8時半なので、この日はまだ余裕がありましたが、翌日は7時半だったので、いかに素早く食べるかも考えていました。
正面に据えられているのはパンじゃないよ、ここでの主役だからこの配置かな、スモークサーモン。分けて積まれていましたが味に違いは感じませんでした。
このパンは隣で焼いたものかなぁと思いながらいただきました。チーズも各種揃っています。
野菜も取り敢えず揃っています。こんなところにホイップバターがあったとは気づいていませんでした。
ビーツの赤も気になるけど、外せないのはニシンのマリネ。北欧でよく見かけます。エストニアのホテルでも、画像は残っていませんがノルウェーのベルゲンでもいただきました。ただ今回、2日目に食べたニシンは明らかに古くておいしくありませんでした。足が早いので、1日違えばかなり味が落ちるのだと思います。
シリアルもたっぷり。上の棚にはスムージーなども載っていたのですが、とても狭い場所にぐるりと置かれているので撮れませんでした。
牛乳もオーツミルク、豆乳、乳糖なしの牛乳など豊富。乳糖なしだと牛乳を飲んでお腹を壊すというのがないらしい。
で、私がのチョイスがこちら。スモークサーモン、二審のマリネ、チーズ、ツナサラダ、ハム、そしてパン2種類です。他にヨーグルトを食べたように思います。
徒歩5分ほどのバス停でツアーバスに乗るためのミニバスを待ちます。この日のツアー客がどのホテルに泊まっているか毎度違うので、8時半を指定されていますが、最大20分ほど遅れることもあるというなんとも不安な待ち合わせ。
目の前に見える道路を右へ800mほど行くと、朝散歩したホフディ・ハウスに行けます。徒歩で10分ほど。車であれば3分という距離。
それよりまだ先に行くとフェリーターミナルがあります。停泊中のフェリーが見えますが、フェロー諸島を経てデンマークへ行く便のよう。あと、ホエールウォッチングや冬季であれば船上オーロラツアーなどのツアーも一部ここから出ているようです。
その他ツアーは左へ進んだ先にまた別の港があり、そこから多くのボートが出ていっているのを翌日見ています。
大きな建物が見えますがHarpa Concert Hall。後日ANAの機内誌で、かつて坂本龍一がここでコンサートをしたときに見に行ったという大宮エリーのエッセイに遭遇しました。そうなの、私たちが旅行した直後に、その地が取り上げられるということがよくあります。 このエッセイの中に、アイスランドの電力源はすべて自然エネルギーで、供給率は120%。余剰は輸出しているという市長との談話が載っていました。しかもその技術は日本の企業の技術を利用しているんだって。アイスランドと日本は地形も似おり、日本でも同様に自然エネルギーの活用はもっと可能だということでした。
ミニバスの到着は8:37。思いの外、待たされずに済みました。旅先でバスが来ないとハラハラするもんね。
ここからバスターミナルに行き、大型バスに乗り換えてツアー開始です。このミニバス付にするには1,700円ほど余分にかかるのでローカルバスを使って自力で行こうかと思ったのですが、諦めておいて正解でした。なんといってもどこもかしこもあっさりした街並みで、遠目に見て「あれがバスターミナルだ!」とはわからないからです。
次回からは、アイスランド南部を回るクラシックツアーです。