英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【スペイン】首都マドリードでフラメンコ鑑賞&「Meson de San Miguel」でパエリア

2024年(令和6年)1月2日(火)

 

年末年始、ルクセンブルクを皮切りにヨーロッパ10日間の旅行です。今は2ヶ国目のスペイン滞在中。前回はマドリードに戻り、大晦日に続き2度目の宿泊をしたBarceló Imagineの宿泊記と朝食をご紹介しました。

fuwari-x.hatenablog.com

 

夕方からフラメンコを見に行く予定にしていました。前回のスペイン旅行では、グラナダで2度、セビリアでも2度見に行っています。いいダンサーはやっぱり首都マドリードに集まるという話を読んでいたので、やっぱり外せないと思いました。でもそうなると、夕食の時間が遅くなる。軽く食べるか持って帰って部屋で食べるか。まずはホテル近くでテイクアウトできそうな場所を探しました。でも、チャマルティン駅周辺にレストランは少なく、見つけられたのはスーパー。パッと見ではスーパーとは気づかないの。鼻が利くようになったわ。

 

このあたりを持って帰るのはどうだろう?でも、温めてもらえるかどうかがわからなかったことと、店員さんが見つからなかったのとで決めかねました。だってスーパーのパエリアだしね。

 

チャマルティン駅はメトロはもちろん地下、でも国鉄駅は白い屋根のエスカレーターを使っても行くことができます。この建物はホテル。こことBarceló Imagineとどちらにするか迷っていたんだよね。

 

「C」マークの国鉄でフラメンコ劇場へ向かいます。というのも、座席指定が必要な国鉄に乗った場合、4時間以内であれば近郊列車に乗れるという記事を読んだから。クエンカからの乗車券を使って切符をゲットするという説明でしたが、マドリードの場合はそのまま乗れるという情報もあったので実行してみました。

 

国鉄はやはりどの国も1駅が長い。1駅先のRecoletos駅で下車し、無事クエンカからのじょうしゃけんのQRコードで自動改札機が開きました。でもこの駅では、あとで2度トラブルに見舞われます。

 

フラメンコ劇場をチェックしたあと、夕食の場所を探しました。第一候補がサン・アントン市場。軽く食べるか買って帰ることを想定し、中をチェック。

 

クエンカのパラドールでのディナータイムが20時半からだったことを考えると、たぶん、時間が早過ぎたのでしょう。17時半にもなっていないこの時間、ほとんど人がいません。

 

ハム類はホテルの朝食で必ず出てくるし・・・2,3枚でもスライスしてもらえるはずだけど、こういう役目は娘だったしなぁ。ちょっと尻込み。

 

比較的頼みやすそうなタパスのお店もありました。フラメンコのあとで寄ってみればよかったかも。

 

タコを食べる日本人と割と似た食傾向にあるスペイン。青唐辛子もポピュラーなんだね。白いのはアーティーチョークかな。魚もいろいろあったし、賑わっていればどう出来上がるか、どう頼めばいいのかもわかったのにな。

 

確か3階までありました。中心部のサン・ミゲル市場の大混雑を考えると、きっと19時ごろには人も入り始め、ちょうどいい感じだっただろうと思います。でも、パラドールでまったく英語が通じなかったこと(←それどころか英語で話しかけると避けて逃げていく)、まったく合わない料理があったことで、全体的に及び腰でした。

 

興味深かったのは、トマトの種類がやたら多かったこと。黒いのもあるのね。ソースにするかそのまま食べるかなどで、きっと違うのを使うんだろうな。食文化は豊かだと思います。

 

さて。肝心のフラメンコは、GoogleMapから探して評判が高く安価なCentro Cultural Flamenco劇場をチョイスしています。25EUR(4,000円)で安い方だから、前回の最安値が10EURなんてびっくりだよね。さらに当時は1EUR=128円、今回は161円だからさらに高く感じました。

 

5段ぐらいの階段式劇場で、座席は満足。飲み物はなしだけどそれもOK。でも公演そのものはビジュアルの悪い年配者で、やたら扇子を振り回してくるくる回るばかりで待った良くありませんでした。

 

公演後、レストランを探して夜の街へ繰り出しました。19時、候補のひとつのお店がもうすぐ開店だったのですが、他も簡単に見つかるだろうと思って歩き出したのが間違いのもと。

 

はじめはイルミネーションの美しい中心部を楽しんでいました。首都マドリードの賑わいは相当なもので、街は人であふれていました。

 

通りによってイルミネーションも様々。つい惹かれてやってきた交差点のこちらはとりわけ印象的でした。

 

真下を通ると思いのほか暗め。ここ、5差路なんだけど人や車の存在を消すかのような空間でした。

 

中心部に初めてやってきたときに来たプエルタ・デル・ソルのツリーはこんな色だったのね。ティオペペにも再会。日本ではメルシャン(キリン)が輸入しているシェリー酒です。

 

こんなところの路面店は美味しそうには思えなかったのだけれど、パエリアのお店を見つけて入りました。でもね、パエリアは必ず2人前と聞いて断念し、店を出ました。残念。

 

マヨール広場も通ります。こちらのツリーは赤くてかわいい。

 

まわりを囲む建物にもろうそくの形をしたイルミネーション。

 

サン・ミゲル市場へ抜ける門のイルミネーションは想像したより控えめでした。

 

ええ。ここへ来たら2日前に入ったマッシュルーム店のMesón del Champiñónがすぐそこ。夜も賑わっています。日本人にも人気だからHPも日本語仕様あり。と言っても、左側の看板でメニューは全部のはずだけど。

 

レストランよりもタパスのお店を探していたのですが、時刻も20時を回りすっかり遅くなってしまったので、メニューにパエリアがあったすぐ向かいのMeson de San Miguelに入りました。

 

店内のディスプレイは不可解。ハズレっぽい気はしましたが、パエリアが1人前でもいいと言われたのが決め手となり妥協。

 

お客さまは他になし?いえいえ。奥から楽しそうな声が聞こえてきます。そこそこの人数がいそうでした。

 

食事よりも飲み物の充実度の方が高いのかというぐらい、多彩なラインナップだったと記憶しています。

 

でも、私たちは部屋にボトルワインを持っているので、ここはグラスワインで(3.5EUR)

 

メニューはパエリアさえ食べられたらいいので、あとは何にしよう。

 

あちこちで見かけて気になっていたcroqueta de jamónをチョイス。サイズは小皿のTapaでも選べて5個でした(5.5EUR)。塩味のしっかりついたコロッケで、5つでも多いぐらい。

 

Paella Marisco(16.5EUR)は、シーフードパエリアというよりは、スペイン風雑炊とも言われるカルドソみたいに水分多め。でもこれが美味しかったんだよね。レモンをたっぷり絞ってとても美味しくいただきました。29EUR(4,649円)という料金も良心的で、満足しました。

 

翌日はまた近郊列車に乗って世界遺産セゴビア旧市街とローマ水道を見に行きます。前回サンセバスチャンからの帰り、寄ろうかどうか最後まで迷って断念した場所なので楽しみですが、ここもクエンカと同じく鉄道駅から旧市街へはバス。ちょっと不安です。