英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【スペイン】世界遺産トレド旧市街「Asador a la Brasa」でランチ&フラメンコ鑑賞

2024年(令和6年)1月4日(木)

 

年末年始、ルクセンブルクを皮切りにヨーロッパ10日間の旅行です。今は2ヶ国目のスペイン滞在中。前回はスペイン最後の観光となるトレド旧市街で見学したトレド大聖堂について書きました。

fuwari-x.hatenablog.com

 

ランチはあちこち覗いてみたけれど、いまひとつしっくりくるところがなくて、最後に選んだのがAsador a la Brasa

 

なぜレストランが選びにくかったかというと、スペイン語メニューだったから。せめて英語メニューじゃないと何がなんやらわからないのだ。イタリア語ならまだ想像がつくんだけど。

 

そんなわけで、決め手は英語メニューがあったこと。

 

カウンターのある1階から2階へ案内されました。

 

階段途中からカウンターを見下ろすと、なんとなく雰囲気のいいお店って感じがわかるかと思います。でも調べてみたら、向かいにも同じ名前の店舗を持つお店があり、そこは観光地のド真ん中だから避けようと言っていたところでした(笑

 

開店間もなくだったので一番客でした。でもその別棟のお店は既に満員だったから、まぁ流行ってるんじゃないの。

 

この明かりの赤が画像に反映するので、やたら赤い画像が以下に続きます。

 

CAVA20EUR(3,240円) まぁお手頃価格です

 

ブッラータのサラダ16EUR(2,590円) ブッラータが丸ごと入っていて食べごたえあり。

 

ARROZ NEGRO23EUR(3,720円)

パエリアではなく、アロスをわざわざ頼んだんです。ほかのはすべてパエリアと書いてあったけど、これだけはARROZだったから、スペイン雑炊のカルドソみたいなのだったらなぁと期待したのだけど、いや、やっぱりパエリアだったよ。でも、搾ったレモンがよく効いてめちゃ美味しかったからいいや。

 

59EUR(9,550円) ところがここでは、どれを使ってもカード決済ができませんでした。諦めてセゴビアで高額紙幣を崩した残りなどを足して現金決済だったので、当時のレートの7,130円換算となりました。やっぱり現金を持っていないのもアブナイですね。

 

ちなみにトイレも潜入しています。レストランのトイレでいまひとつだった経験はナポリぐらい。たいていどこも及第点です。

 

ほら、ね。ナポリはたぶんスタッフに鍵を借りていかなくちゃいけなかったんだと思います。汚れているというよりは、鍵なしでハラハラでした。

 

さて。トレド大聖堂とランチですっかり満足して旧市街を後にしてしまった私たち。15:25の電車に乗ってマドリードへ戻ります。21:30まで電車があるので、夜景を見ても日帰りで行けるところが魅力かも。

 

トレドの手荷物検査はホームにて。

 

いつだったかのテロのあと、取り入れられるようになった手荷物検査に最初に遭遇したのは2016年1月ローマからナポリへ行くときだったと思います。ほとぼりが冷めて止めるのではなく、すっかり定着なのね。

 

さて。この日はマドリードで2回目のフラメンコ鑑賞でした。前回がいまひとつだったので期待して向かったのはEssential Flamenco

 

1ドリンクがついて35EUR+税(6,179円)。前回の25EURに比べてぐんと高いし、期待していいよね。ただ懸念は1公演目は35EURだけど、2,3公演目は40EURと高くなるところ。体が温まってからの公演は高いと聞いたことがあるし、ダンサーのレベルも違うかも。

 

絵はがきとチケットをもらって中に入り、公演までドリンクを飲んで過ごします。

 

1ドリンクの考えも様々で、グラナダでは中にテーブルがあったし、セビリアでは飲み物を持って中へ入りました。ここはロビーでいただきます。

 

赤ワインを頼むと、お腹いっぱいになるサイズのナッツ類がついてきました。

 

時間になると階段を降りて洞窟のような会場へ。

 

雰囲気、あるでしょ。思ったよりも狭い空間で、ダンサーは近いけど踊れるのかな。

 

結論から言うと、このタブラオもよくありませんでした。スペイン語と英語の2ヶ国語でフラメンコの歴史を説明して、そこから公演に入るのだけど、うーん。いかにも観光客向け。

 

それにしてもフラメンコって、スペインに辿り着くまでにこんなに多くの国の影響を受けてきたということなのね。英語ではジプシー、イタリアではロマ、スペインではヒターオと言われる民族はインド北部の音楽に影響を受けてきたそうだし、そもそもイスラム教徒に統治されていたイベリア半島は、その文化にもルーツを持つものね。

 

打楽器にカホンがあったのは珍しかったです。ペルー発祥のこの楽器を知ったのは、デビューしたての→Pia-no-jaC←(ピアノジャック)の演奏を偶然ネットで見つけて聴き衝撃を受けたのですが、彼らは今も活躍しているのかな。

 

フラメンコを見終えて夜のマドリードの街へ繰り出します。でも、やっぱりすぐに文字が読めないのがネックで、レストランへ行くのが億劫になってしまいました。考えてみると日本にいてもメニューを選ぶのは昔のように楽しくありません。ましてやスペイン語・・・

 

結局、Sol駅近くにあるショッピングモール「El Corte Inglés」のフードコートで足が止まりました。

 

日本でお惣菜を買うことはないのですが、こうして並んでいると味のイメージがしやすいので、選びやすい。

 

種類も豊富だし、もうこれでいいや、と。

 

結局かったのはこちら。左はビーフンっぽい麵ですが、誤算だったのは甘かったこと。右はタコのマリネ。日本でも食べるような組み合わせですが、スペインはタコを食べる数少ない仲間なので選んでみました。こちらはふつうにマリネ。

 

このショッピングモールに入っているスーパーでは、他よりもチョコレートの種類が豊富でおしゃれでした。

 

ちょっと高級に見えるのに、高くないのでおススメです。

 

翌朝は5時前にホテルを出なければならないので、早くにホテルへ戻ってワインを飲んで軽くつまむのもアリでした。でも、なーんとなくこの旅行では食事に重きを置けずに悶々。次の国はフランス、美食の街リヨンです。次こそは、頑張れるかな。