英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【スペイン】8日目-4 サン・セバスチャン~マドリード長距離バス移動に疲弊

2019年(平成31年)1月5日(土)
 
コンチャ湾を眺め、最後のバル巡りを終え、スペイン旅行は帰国を残すだけとなりました。しかし、この旅行では最終日の予定だけが結局決められず、現地に到着するまで放置していました。
 
案はふたつ。
 
① スペイン国鉄renfeでセゴビアへ水道橋を見に行ってからマドリード
   8:57  サン・セバスチャン発 → 13:57 セゴビア(乗車時間 5:00)
 
② このままサン・セバスチャンに残り、夕方ALSA社バスでマドリード
   16:00 サン・セバスチャン発 → 21:45 マドリード空港(乗車時間 5:45) 
 
セゴビアへは是非とも行きたかったのですが、renfeの駅から水道橋までは さらにバス移動が必要で、セゴビアでの観光終了後、ホテルへはバスと電車2本を乗り継がなければならない上にスーツケース付ということもあって断念しました。
マドリードセゴビア 間のバスは、2018.8月よりAvanza の運行に変更になっています)
 
相棒は私の行きたいところに決めていいと言ってくれましたが、なによりもスーツケースがネックでした。
電車プランの場合、マドリードでの乗り換え時にサン・ミゲル市場へ行きたいとも考えていましたが、スーツケースが邪魔だし、かといってコインロッカーに預けるほど時間もない。
 
片やALSA社バスのプランは、マドリード空港へ到着したらそこからはホテルの送迎バスに乗ればいいだけ。
 
断念した理由の理由がもうひとつあって、40EURぐらいだった電車賃が80EURにまで上がっており、バスの37.06EURと比べて高過ぎると思ったこともあります。
 
でも、バスにするなら3列シートのプレミアム52.38EURもあったのに、こちらが売り切れていたのは残念でした。軽食や飲み物付きで、6時間近い乗車にはかなり楽だったと思います。
ヨーロッパの旅行者は直前まで予約をしないという話も聞いていましたが、コルドバ行の電車といい、マドリード行のバスといい、やっぱり事前に手配しておくに越したことはないと反省しました。
 
でもその結果、コンチャ湾を眺めてゆったりしたバスク地方の滞在になったので、良かったかなと思っています。 
 

 
今回のスペイン旅行では、前半のスペイン南部アンダルシア地方と、後半のスペイン北部バスク地方の雰囲気がまったく違ったので、どちらも印象に残る旅行となりました。
 
サン・セバスチャン大聖堂が見えるサークル上の広場が駅へつながる道です。

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ここで、くるっとウルメア川の方を向くと、真正面に駅が見えます。バイヨンヌの霧を除いては、最後まで晴天でした。ありがとね~

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対岸の川沿いに、茶色い箱がいくつも見えるのですが、ここがクリスマスマーケットでした。公現祭の明日で終わりのはずなので、もうほとんどが店仕舞いしている雰囲気。

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サン・セバスチャン駅のへの地下通路からエスカレーターを降りるとバスターミナル。

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私は最終日の予定を決めた到着の日に発券に来ましたが、3台機械が並んでいて、入力していったのですが、最後の最後にカードが使えない。違う機械で試してもダメだったので、諦めて窓口に行きました。

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窓口はこの機械に面した場所にあります。日にちと時間を伝えると、簡単に発券してもらえました。機械よりよっぽど楽 。
 
このとき、保険は必須ではないと気づきました。all traveler need・・・と書かれていた気がしたのですが、今見るとそんな文言はないので勘違いだったのでしょう。ま、EURのことなので、掛けておいても悪くないとは思います。
 
バスターミナルへ行くと、既にホームの場所が表示されていました。

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バスも停車していますが改札はまだのようです。

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10分前になってようやく乗車案内がありました。5:45の長丁場はちょっとうんざり。もっと早くにサン・セバスチャン空港から帰ることを思いつけば良かったです。

 

バスはwi-fi完備で、音声をONにしたままテレビを見ている人もいました。海外って、そういうのアリだったりしますよね。

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このバスは、あちこち寄りながらマドリードに向かっていました。海が見えたので思わず撮ったら、行きも同じ場所で撮っていました。

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途中まではビルバオ空港からの道と同じで、あとはどんどん南下していきましたが、乗り降りする人は結構多かったです。
 
それにしても6時間近くの長丁場には、本当に疲れました。なにより、6時間もトイレに行かず済むだろうか?といったん考えてしまうと、思考がそこにフォーカスしてしまって緊張し、眠れない。
いつトイレ休憩があるかもわからないから、なーんとなく落ち着かないし。
 
トイレ休憩は2回あったようです。私は1度目は寝ていて気づかなかったのですが、2度目は降りました。すると、なんとここへきて便座なしのトイレ。救いはピッカピカに磨き上げられていたこと。なんなんでしょうね~ あれ。 
 
6時間近くバスに乗り、ほぼ定刻にマドリード空港の第4ターミナルへ到着。このあと、バスはマドリード市内まで行きます。
 
第4ターミナルで降りた私たちは、ホテルバスの送迎を待ちます。
あちこちのホテルバスが回ってくるのですが、複数のホテルを循環するものと、単独送迎のものとがあります。口コミによると、私の選んだホテルは単独の送迎のはず。
 
次々迎えのバスが来るのに、自分のホテルのバスが来ないと焦りますよね。場所はあってるか、予約していなくても大丈夫か ・・・ たぶん、15分も待たなかったと思いますが、ホテルの名前がついたバスが到着したときは、心底ホッとしました。 
 
マドリードのホテルを決めるにも紆余曲折がありました。
第4ターミナル直結のホテルがあったので予約しようと思ったこともありましたが、マドリード空港は第4ターミナルだけがかなり離れた場所にあります。どっちみち第2ターミナルへの移動が必要なら、高額なホテルに泊まることもない。
 
かといって、マドリード市内に泊まるなら4時のバスに乗るにはバス停至近が必須。4時って、早過ぎよねとこれも止めたり。 
そんなこんなでやっと決めたのがHotel Clement Barajas

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珍しくスリッパのあるホテルでした。

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誤算だったのは、翌朝の送迎バスの時間。
6:15のフライトに対して、4時か5時の2本しか選択肢がありません。
10分ほどで着くから5時にしましたが、この私の決断がどうなるか想像がつきますよね?
 
シャワーをして、ようやく23時ごろに残りのハムやチーズなどでワインを飲んで、4~5時間後にはもう起きなければなりません。6時間程度の滞在なら、空港泊にする人の気持ちもわからなくもないですね。
 
マドリード拠点に観光する予定でここからの飛行機を取りましたが、まったく見ることもなく終わってしまいました。またスペイン、来られる日があるかな。