英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【銀座】延々と続く至福の饗宴4度目の「天婦羅 おばた」

2024年(令和6年)3月

 

相棒の誕生日のお祝いで、銀座にある天婦羅おばたへ行ってきました。前回から半年が経っています。

fuwari-x.hatenablog.com

 

前回は私の誕生日祝いでした。天婦羅はここでしか食べないというぐらい、気に入っているお店です。なんといっても天婦羅一辺倒ではないところが素晴らしい。

 

ビルの地下1階。人気の寿司屋、銀座 凛 にしむらと暖簾を分ける小さな店舗です。

 

いつかはお隣にも行きたいと思いつつ、今日も前を素通り。銀座まで出向くのは結構思い切りがいるのです。

 

天婦羅おばたの表札。10分も前だと早いかなと思っていたら、さっさと私たちを追い越して下りて行った人たちがいたので続きました。この日のメンバーは総勢4名です。

 

まずはテンションの上がる食材のお披露目から。8,800円のランチコースです。

 

定番の車海老も控えています。独活もあるね。

 

飲み物はビールから開始です。

 

お料理のスタートは定番の茶碗蒸し雲丹がトッピングされています。

 

もうひとつの定番が、生ハムサラダ。ナッツ系のドレッシングと玉葱チップが美味しさを増しています。このドレッシング、ほんと美味しいの。

 

お刺身も毎度このタイミングで登場。マグロの刺身といぶりがっこ

 

秋田のひろっこねぎとひじき このひろっこねぎがしゃくしゃくしていてとても気に入りました。雪の下から掘り出されるアサツキの若芽なんだって。

 

本日の日本酒がお目見え。而今(4,180円)が気になる。飛鸞(3,575円)もお初です。無粋にも日本酒の販売価格を調べて併記しています。というのも、今回やたらアルコール相当分のお支払いが高くてびっくりしたのです。なにやら希少なものを選んでしまったのか?と。

 

日高見(2,750円)上喜元(2,695円)。超辛口までいかなくてもいいのだけど、辛口は好み。

 

亀齢(3,850円)みむろ杉(2,420円)。みむろ杉も初めてかも。三輪山の元に酒造があるようだけど、奈良県三輪といえば素麺でも有名だよね。

 

いつもの4種類のお塩が運ばれたあと、コースが始まります。日本酒は、みむろ杉(2,420円)からスタート。蓬麩桜麩に灰汁なし独活を胡麻クリームで和えたもの

 

定番の車海老の脚の唐揚げ

 

レアに揚げた車海老

 

しっかりめに揚げた車海老 姿も美しい

 

タラの芽 山菜は大好きです。こういうのを好んで食べるのは日本人だけじゃないのかな。

 

富山産のホタルイカと春キャベツの酢味噌和え 今年はホタルイカが豊漁。

 

これは、もう大好物。福岡産の筍とこごみを木の芽味噌で。筍は皮もめくって食べられるところまでいただきます。

 

日本酒は飛鸞に移ります。淡路産玉葱。淡路島の玉ねぎは昔から有名なのだけど、最近は関東でも名前が通り始めてブランド化されていっています。

 

根菜の上にのっているのが人参の葉っぱ

 

きれいに葉っぱが開いた状態で揚げられているのが素晴らしい。

 

それを除けると人参、蓮根、サツマイモが登場。

 

大分産原木椎茸。添えられた山葵ととてもよく合います。

 

蕗の薹。春の天婦羅が楽しみなのは、なんといっても山菜。うーん次は秋を目指して来ようかな。

 

ブラウンマッシュルームはトリュフ塩で。個性の強いトリュフ塩は、素材の味に勝ってしまうかもしれないけど、知った味の食材を新鮮な味に変化もするのでとても好み。

 

白魚の大葉巻き ちょっと巻くだけで淡白な味が引き立つのは大葉の良さ。

 

福岡産アスパラガス 新鮮なので根元を剝かずに全部いただけてしまいます。

 

そして、撮り忘れていた4種類のお塩がこれ。新潟の花塩藻塩トリュフ塩、そしてカラスミ。このごろは、特におススメを言われないものについては、お塩も好きに使っています。

 

梅と大葉を巻いた鰯と宮崎県佐土原産茄子 そういや店主は宮崎のご出身。

 

太刀魚は肉厚。

 

宙に浮いて泳いでいるかのような稚鮎。味もそうだけど、姿までもが素晴らしい。衣の薄いしつこさのないおばたさんの天婦羅は、いつまでも食べていられるぐらい。

 

福島産メヒカリの一夜干し メヒカリは娘に教わってからお気に入りの魚のひとつ。苦味のある魚は好み。

 

魚のオンパレードはメゴチに続きます。

 

日本酒もまだいただきます。而今(4,180円)に移行。さっぱりと能登のもずくと毛蟹が出てきました。こういうところが食べ飽きない点です。

 

ノドグロ

 

独活の先っちょです。下の方は先にいただいています。

 

最後は穴子。大満足のコースでした。

 

今回はご飯もかなりの充実度でした。筍ご飯帆立と芹のかき揚がのせられています。さらにイクラ!!!

 

いつもは少なめをお願いするのですが、今回はするすると普通サイズでいただいてしまいました。後半は天茶で。美味しかったなぁ。

 

デザートは、抹茶の葛寄せといちご、甘平です。甘平(かんぺい)は私の好きな蜜柑で、紅まどんななどと同じ愛媛県の高級柑橘。

 

最後にお誕生日ということで銀座WESTのモザイクケーキを振舞っていただきました。お隣も同じくお祝いだったようで同様に。おめでとうございます。

 

毎度飽きさせることなく、美味しいものを出していただいてありがとうございます。小さなお店ですが、お人柄もよく気遣わずにリラックスして過ごせるお店です。

8,800×2+生ビール小×2+日本酒(みむろ杉・飛鸞・而今)=35,420円

ただ、これがなぁ・・・前回は同じ8,800円コースだったからともかく、前々回の11,000円コースのときよりも高かったので、お会計のときに一瞬怯みました。料理の価格は据え置きで、お酒を値上げしたっていうことかな。昨今のことだからしょうがないね。きっとまた行くよ。