英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【お取り寄せ】京都河原町「富小路 やま岸」のおうち懐石 秋の節

2023年(令和5年)10月14日(土)

 

4月と7月にお取り寄せした京都河原町にあるミシュラン一つ星の名店「富小路 やま岸」のおうち懐石があまりに美味しかったので、3度目の取り寄せ「秋の節」です。

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春夏秋冬3ヶ月ごとにメニューが変わり、9月から「秋の節」。1日5台の限定商品です。一度に食べ切れないので、確実に土日在宅できる日を模索していました。今回はお取り寄せサイトの一休.comお取り寄せではなく、 OMAKASEでしか扱いがなかったので、OMAKASE手数料390円が必要。36,960円+送料800円+OMAKASE手数料390円=38,150円でした。

木箱の三段重。京都河原町富小路 やま岸は大将おまかせのコースが74,800円、姉妹店二条 やま岸の鍋懐石でも22,000円なので、2人前で36,960円は決して高くありません。なんといってもこのゴージャスさ。

 

秋の節に相応しい詰め合わせ方。前日には日本酒も調達しているし準備万端。土曜日の昼から日本酒を脇に置き、どこからいただこうかとそわそわしています。

 

秋の節のメニューはこちら。

 

松茸・菊菜・菊花お浸し 松茸はお出汁で炊いてあったように思います。

酢橘に詰められた筋子鮑やわらかに酢茗荷紅白なます エリンギかと思うような厚みの鮑。紅白なます筋子の下にあったかな。

 

車海老旨煮・サーモン絹田巻・鰻八幡巻・唐墨・丸十シロップ煮・青唐

定番の車海老。唐墨は若干塩味が強かったですがこれで何杯でも日本酒OK。鰻の八幡巻きなど、隠れてしまっているものはお皿にのせてアップすればよかったな。美味しすぎて次の味が何か気になって余裕なし(笑

 

鯛昆布締め・小芋煮・生麩田楽・絹さや・子持ち鮎甘露煮・渋皮栗

小芋煮の美味しさは、出汁によるものでしょう。せっかく鰹節削りを買ったのだから、私も修行したい。田楽は山椒風味のお味噌でした。渋皮栗の箸休めも嬉しい。

 

出汁巻き玉子・真名鰹幽庵焼き・鴨ロース・松葉銀杏

出汁巻き玉子はお出汁のきいた甘くないタイプです。大好きな一品。幽庵焼きや味噌漬けのようなものが上手にできると、家での食事ももっと充実するのだろうと毎度思います。

 

鯛昆布締めは1人前ずつ2パック。昼と夜とでそれぞれいただきました。焦るワタクシ、毎度お造りの向きが違いますね・・・

 

春の節のときには入っていなかった笹巻菓子。メニューにはなかったので、今回念のため問い合わせてみました。

 

すると価格高騰などで入れなかった時期があったとのことでした。HPの表示を訂正していなかったのは申し訳なかった、と。いえいえ、私だけが食べられなかったわけではないなら問題なしです。


でも、お茶の味のつるりとした食感は捨てがたい。

 

鍋は夜にいただきます。今回は甘鯛と秋野菜の鍋

 

たっぷりのお出汁とともに届いています。大根と人参は薄く長くスライスされています。あとは蕪と白髪葱、菊菜。

 

今回のポイントは赤いふたのボトルに入っている塩ポン酢でした。お出汁に味がついているのでそのままでも問題ないのですが、味を変えるためにつけるといいと書いてありました。

 

塩ポン酢はさっぱりとした柚子の香り、そしてまろやかな昆布の味がして、前回以上に感動的でした。思わずレシピをあれこれ探して私も作ったのですが、甘味のあるタイプだったので、なくてもいいかも。まだ柚子は取り切れないほど生っているので、しばらく模索したいです(やま岸のお取り寄せに梅塩ポン酢というのがあるので、梅も入っているのかも。それとも各種バリエーションがあるのかな)

 

このお出汁は、今回素麺を入れていただいています。母が遺した素麺の在庫がまだ2箱ほどあるので、当分おうどんの取り寄せは自粛して、すっかりひねになっている素麺を消化しなくちゃいけないのです。

 

最後の炊き込みご飯は翌日。こちらも甘鯛ときのこの炊き込みご飯です。到着日が賞味期限ですが、毎度自己責任ということで次の日にいただいています。

 

甘鯛の身の分厚さは炊き込みご飯にもったいないぐらい立派なもの。

 

椎茸の厚みも、ぷっくりとしたしめじの質の良さもわかると思います。あ、土鍋、ひどい欠け方をしていますが、毎朝ご飯を炊くのに使い25年ほど使用しているので、よく持っているほうかと・・・

 

炊き上がりの様子。とても良い香り。ここに酢橘も搾ります。

 

出汁で味付けされた壬生菜も加えて出来上がり。一度には到底食べられず持ち越しましたが、冷めるとまた違う美味しさがあるのでこれも楽しみにしています。

 

冬の節も12月に始まっているので、在宅できそうな日を調整中です。次でひと通りまわるのですが、たぶんこの先も、季節ごとのちょっとした贅沢なこのお取り寄せは続けていくだろうと思います。

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