2024年(令和6年)6月16日(日)
チェックしていたお取り寄せが軒並み休止となっています。期間限定なのか、恒久的なのか。そんな中、父の日限定で合わせて「能登牛と加賀野菜のすき鍋仕立て」か「天然鱧と加賀野菜のしゃぶ鍋仕立て」を各15食限定22,000円で販売しているのを発見しました。どちらも魅力的~!!!能登牛も魅力的だけど、関西人の私たちにはやっぱり夏は鱧。
販売しているお店はレストランではなく加賀温泉郷山中温泉にある「花紫」という5つ星の旅館。1泊2食40,000円/人は下らないという高級宿で、評価も抜群に高い名店ということがわかりました。注文から20日足らずを指折り数え、日本酒を用意して心待ちにしていたことは言うまでもありません。
同梱されていた旅館のパンフレットも素敵。
一度は泊ってみたい・・・今は改装中でお安く泊まれる部屋もあるようだけど、術後の相棒は当分温泉に入れません。残念。
不織布に包まれた主役。
お出汁類も別に丁寧に包まれていました。
鱧ですからね、ポン酢のほかに梅肉も入っています。
包みを開けて1段目の蓋を取ったとき、思わず声をあげました。きれい~ 美味しそう!
下拵えされたたっぷりの鱧と加賀野菜。へぇ~ これも鍋に入れるのかという驚きの食材たち。
天然鱧はかなり大ぶりで食べごたえのあるサイズです。大葉が添えられているということは、これも鍋に入れるのか?梅肉と共に食べるということか?酢橘も切り込みを入れて絞りやすくしてあります。破竹も美味しそう。
下段には加賀野菜が葉蘭に区切られて丁寧に納められています。
中味はこちら。見慣れない食材もあるけど、これも鍋に入れるわけ?という驚きの食材は、今回とても参考になりました。
下段の食材がわかりにくいので逆から撮ってみました。手前の湯葉も相当量が入っています。アスパラガスや茗荷を鍋に入れるという発想が私にはなかったので驚き。
椎茸はかなりの肉厚。アスパラガスも茗荷も鍋に入れてもまったく違和感なしでした。
ささがき牛蒡の隣にあるのが唯一知らなかった金時草(キンジソウ)という野菜です。表が緑で裏が紫色。加熱するとぬめりが出て少し苦味のある葉物です。モロヘイヤに似た感じかな。白ネギもたっぷりです。
お出汁が温まったらその金時草以外を鍋に入れ、温まったら金時草も入れて、そこからが鱧の登場です。
お出汁だけでも美味しいのですが、ポン酢のお味も素晴らしいので、あれこれ味を変化させながらいただきます。なんといっても絶品だったのは梅肉。裏ごしされていると思われる梅肉は滑らかで、鱧にきれいに絡みつき一体感があって素晴らしい。大葉もさっとゆがいて鱧と共にいただくと、香りも逃げずさらに美味しさが増しました。
花紫では、毎月のようにこういった限定品を出しているようです。この先、チェックするお店が増えました。楽しみです。