2023年(令和5年)5月23日(火)
前回、予約サイトのOMAKASEからお取り寄せしたのは富小路やま岸のおうち懐石でした。贅沢で豪勢で美しいお料理の数々に魅了され、すっかり虜に。
実は当初取り寄せを予定していたのは、比良山荘の花山椒鍋でした。しかも、よくある牛しゃぶではなく猪。ジビエ大好き。ただ、このときはすでに割烹茂幸で花山椒鍋を予約済みだったこともあって回避。
そんな折、割烹茂幸を紹介してくださったブロ友のこにゃくうさんが、その回避した花山椒鍋のレビューをアップしていました。や、やっぱり・・・美味しそう。そこへ花山椒からじゅんさいに季節を移していた比良山荘から、3日間限定で花山椒の最終追加注文のメールが届いてしまいました。ポチるよね、つい。だってこんなビジュアルだし。それまでも何度もチェックしてきた憧れの鍋だし。
美しい山菜とともに紹介された花山椒鍋は単品で21,000円。送料1,500円とOMAKASEへの手数料390円を支払うのであれば、いっそもっと注文したい。
そこで、山の鹿ロースト山椒オイル付きのセット24,500円にしてしまいました。こにゃくうさんも絶賛していたし。
割烹茂幸でも花山椒を食べることが決まっていたこともあって、提示された3日のうち一番遅い日を選択。届いたのがこちら。
HPの画像から期待したとおりの美しいビジュアル。
山菜も筍も大好きなので、ワクワク感がハンパなし。
作り方も同梱されているので、心配ありません。なんといってもストレートで使えるお出汁も入っているから、鍋さえ用意しておけばOKだもの。
花山椒もたっぷり。レシピによると、まずは花山椒を半量を入れて鍋を開始。
次に、猪肉を入れてしゃぶしゃぶ。クセもなく、上質な豚バラ肉に近いかしら。柔らかくてとろける。個体差のせいか部位の違いか、こにゃくうさんの猪肉とは脂の量が全然違う。あちらはバラ肉、こっちはロース肉と若干バラ肉って感じかしら。猪肉は脂身が多い方が美味しい気はするけど、これも文句なく美味しい!!!
猪肉をある程度いただいたところで、山菜も入れていきます。筍は穂先と根元とふたつずつ。
セリは季節も最終でちょっと黄変してきていましたが問題なし。蕨も入っています。
こちらはクレソン。三つ葉も隠れています。
なめこはとろみがつくし花山椒にも絡んでいい働きをしてくれます。
夢中になって食べていて、しゃぶしゃぶしているところは撮れなかったけれど、概ねHPの雰囲気に出来たかと。日本酒は、直前に挙げた「望」と「山笑楽」のうち、このお鍋には圧倒的に山笑楽が合いました。
山の鹿のローストは、とてもしっとりした出来でした。どうしてもパサッとしてしまうんじゃないかと思っていたのですが、それは素人考え。フレッシュチーズと合わせたりもして楽しみました。
猪も山鹿も、ジビエが苦手だとしてもまったく気にならないと思います。新たなお味にデビューするにもお勧め。次回は比良山荘で気になっている近江シャモもポチる予定です。