英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【長野】やっぱりね...「休暇村リトリート安曇野ホテル」ー夕食編

2022年(令和5年)1月

 

今年最初のお出掛けも、やっぱり安曇野。新しく泊まるところは徐々に減って来ていて、今回チョイスしたのは2020年4月にオープンしたという休暇村リトリート安曇野ホテル。前回は室内をご紹介しました。

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食事時間は到着順に希望を聞いていくので、私たちは選択の余地なく19時スタート。階段の右横にレストランの入口があります。

玄関前のファイヤースペースで行われるイベントである星空観察は20時スタートだったので、こちらも必然的に参加できません。

 

前半の夕食時間だった人たちは、そろそろ終了。星空観察に参加できるのはちょっと羨ましい。

 

レストランの雰囲気はまあまあ。休暇村ということを考慮すれば、充分いい雰囲気。(もっとダサいと思っていた私、すみません。)

 

飲み物のメニューはとても充実しています。地元長野県の国産ワインは3,630円と8,800円の価格設定。同じく地元長野県の日本酒はグラスで990円、4合瓶で3,960円と4,400円といったところ。

 

1月の献立はこちら。信州ジビエと黒毛和牛60gをアップグレードする方法もあり。でも、100gも私は食べないので、そのままでいきます。

 

はじめにアミューズが運ばれてきました。

 

そば粉のガレットとひじきのサラダ マスタードソース

 

前菜 冬の原風景、取れたて安曇野産わさびの香りとともに

●ハムとチーズ・蕪の饗宴 ●茸の白和え ●わかさぎの南蛮漬け ●鮮魚造り二種 ●安曇野野菜アンチョビソースを添えて

 

鮮魚は、信州サーモン、大岩魚でした。一見きれいな盛り付けで美味しそうなんだけど、なんというかふつう。そしてもうひとつ不満だったのが、わさびが用意されていたのだけど、摩り下ろすのにものすごい労力がかかるほど固い部分なの。のの字になんてのんきにすってられない。渾身の力を込めて力づくよ。

 

飲み物は赤ワインで。お肉のアップグレードの紹介があったから、はじめからそっちへシフトね。塩尻市のワイナリー㈱アルプスの松本平ブラッククイーン2020。辛口です。

 

子持ち昆布 ワサビkリームチーズ。相棒の好物の子持ち昆布も一工夫されています。食器もそう悪くないんだけどね。

 

でも、こうくるとなんだか味気ない。

 

しかも開けるとさらに味気ない。器のチョイスってやっぱり大事だよね。鱈の白子と白子豆腐の椀物

 

見せ方はたぶん悪くないと思うんだけど、なーんとなくもうテンションは下がって来ました。悪くないけど、よくない。食事に楽しみがないのって、どんなに部屋が心地よくてもリピなしだよね。

 

魚料理は日本海産鱈のグリル、蒸し野菜。胡麻と蜂蜜、安曇野産リンゴを使ったアップルビネガーソース。まぁそれっぽくは作ってある。

 

鍋料理は鰤しゃぶ 地酒大雪渓とりんごの香り。このインパクトはいいよね。

 

脂ののったきれいな鰤。旅行の経験値が低ければ、かなり満足できる雰囲気は出していると思うんです。でも、料理に力がないって言うんだろうか。全体になにかが足りないの。

 

大雪渓に林檎を入れて、アルコールを飛ばしてから鰤しゃぶをスタート。工夫も悪くないとは思うんだけどね。

 

肉料理は信州ジビエと黒毛和牛の饗宴

 

黒毛和牛はレアに焼かれており、右の熱々に焼かれた石の上で、しっかり焼いていただくのもおススメとのこと。ね、いい工夫でしょう?でもね、ふつうなの。なにか意思のようなものが足りない。

 

信州生坂村さん特別栽培米「滝沢さんちのお米」こしひかり100%

赤出汁・香物(野沢菜・茎ワサビの佃煮)

ご飯は少なめにしてもらいました。やっぱりお米は美味しいのよね。

 

リトリートのおもてなしデザート

 

バウムクーヘンは、きっとお土産に買ったあれと同じでしょうね、木って長らく放置されていただろうグレープフルーツも柿も、ここの料理を総括してる、そんな感じ。

 

これまでのにし屋別荘なごみ野のお料理がいかによかったかということを再認識することとなった休暇村リトリート安曇野ホテルの夕食。たぶん画像にも表れているように、こぎれいなんだけど力がない、そんな料理の数々でした。部屋数は30室と多くないとはいえ、規模が大きくなると仕方がないのかな。

周りの人の反応は、見る限り概ね満足に見えたので、これも私が経験値を増やしてしまった弊害なのでしょう。かつて好んで泊まっていた1泊2食18,000円レベルであれば、これで充分だったはずですから。

【長野】侮るなかれ「休暇村リトリート安曇野ホテル」ー室内編

2022年(令和5年)1月

 

今年最初のお出掛けも、やっぱり安曇野。新しく泊まるところは徐々に減って来ていて、今回チョイスしたのは2020年4月にオープンしたという休暇村リトリート安曇野ホテル。前回は館内施設をご紹介しました。

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さて。いよいよ部屋へ向かいます。いまどきの案内は、まっすぐ行ってエレベーターで上がってね、と口頭で説明されるのみ。私はそのほうが気楽でいいけど。

入ってまず無駄がないと感じたのが、三和土は自動消灯を取り入れていました。いちいち点けなくても、もしくは消さなくても、いいタイミングで明りが点くのでとても快適。入って左側がトイレと洗面所。

 

トイレもドアを開けると点灯します。そしてなにより引き戸というところが私の好みです。

 

今回はシャワールームがある部屋をチョイスしています。お風呂付の部屋もありますが、大浴場へ行くので不要。

 

もちろんシャワーも不要ですが、どちらかを選ぶのだったからちょっと見てみたかったの。

 

そうしたら、思った以上に充実感のあるシャワールーム。夏場の滞在にはかなり有効だと思います。コンパクトながら、いかにも快適そうなシャワールームに相棒も感心していました。

 

洗面所の水回りも無駄がなく、かつ清潔でポイント高し。

 

部屋へ足を踏み入れるとこの広さ。これでスタンダードクラスなのだから、この休暇村のクオリティの高さがわかるというもの。

 

ただ、ベッドの奥にクローゼットがあるのですが、ここはちょっと狭くて使い勝手が悪かったです。

 

浴衣や丹前、タオルはこちらに準備されています。でも、ベッドとの隙間に建ってあれこれするには狭いし勝手が悪い。

 

夏用の電子蚊取りなども置いてありましたが、近ごろどこにでもある大浴場に行くときのバッグや袋類がないのは意外と不便。金庫は一番下にありましたが、ここ、狭い隙間だしね。

 

でも、多少の物足りなさよりも、部屋の広さと清潔さには大満足。

 

人数が増えれば畳スペースにお布団を敷くのでしょう。でも、ソファーでもいけそうなぐらい余裕。

 

ミネラルウォータとウェルカムスイーツ。おいしい和菓子でした。休暇村価格をオンしていなければ、これだってウリのひとつなのに。

 

冷蔵庫はフリーで使えます。

 

お茶の用意もおしゃれな用意。

 

寛ぎサイズのソファーといい、お部屋には大満足です。

 

クローゼットスペースが狭いことが以外はマイナスポイントがない休暇村の施設があるなんて、侮るなかれ。

 

送迎バスもあり、定宿にしたいほど満足度の高い室内でした。

 

お部屋の窓からは木立も見え、ホッと一息。長期宿泊も想定しているところもポイントが高く、趣きには欠けるものの「国民休暇村」と考えていたクオリティを覆せた宿となりました。

 

あとは食事。気になるのは、こんなに素晴らしい施設なのに、楽天トラベルのポイントが高くないところ。でも、安曇野ビューホテルもポイント低めだけど私的には概ね満足できたから、なにを求めるかの違いと思うのだけど・・・

 

【長野】侮るなかれ「休暇村リトリート安曇野ホテル」ー館内施設編

2022年(令和5年)1月

 

今年最初のお出掛けも、やっぱり安曇野。もちろん、新しく泊まるところは徐々に減って来ていて、今回チョイスしたのは2020年4月にオープンしたという休暇村へ向かいます。

時間が中途半端だったので、行きの特急あずさを昼食時間に充てることにしました。

 

百貨店で調達したのは、九州から出店していた博多すいとうとの鯖の棒寿司やアナゴの押し寿司などが入った寿司弁当。稲荷寿司は詰めるんじゃなくて巻くのね。

 

松本駅から大糸線に乗ると、常念岳と横通岳が出迎えてくれました。前回のように地上に雪は積もっていません。

 

北アルプスだけが冬の装い。神々しい山々。

 

刻々と見える山が変わっていくので、どの駅からどの山が見えるのか電車内にも紹介されていました。下から上へ北上しており、雪の量もまったく違います。

 

15時のチェックインに間に合うように、送迎バスを予約しました。この日は混んでいて、2台配車されていました。予約の遅かった私は2台目。

 

保養所だった施設を買い取り2020年4月にオープンしたという休暇村。

 

私たちは到着が遅かったために夕食時刻と重なってしまって参加できませんでしたが、入口前の屋外ファイヤースペースでは星空観察のイベントもあるの。しかも、マシュマロを焼いて食べるんだって。

 

中に入ってもなかなか贅沢な造りです。どこの保養所だったかは、なぜかスタッフによって言うことが違ったのでどちらが正解かは不明。この雰囲気からすると、ひとつ聞いたハウスメーカーのほうが合っているような気がします。

 

チェックインの順番まで好きなソファに座ってお待ちくださいとのこと。休暇村といえば、もっと昭和のカオリがするかと思っていたら、なんのなんの。

 

中庭を見ながら座っても落ち着く。

 

さらに、暖炉の前ならばもっと雰囲気がいい。冬の寒さが厳しい安曇野のホテルはどこもマントルピースが必須です。

 

火はわずかにしか起こされていませんでしたが、やはり人気は火の周り。皆がここを陣取っていました。

 

傍らには、コーヒーや紅茶も自由に飲むことができるコーナーも用意されており、チェックインの順番待ちへの工夫もされています。

 

奥には、願いを託して鶴を乗せツリーも用意されていました。久しぶりに千羽鶴を折ると、忘れているのね。あれだけは覚えていると思っていたのに。

 

 

ショップもそこそこ充実。ただ、帰りに松本駅に到着して同じ商品を見たら、休暇村価格がオンされていたのにはぐったり。なんだ。やっぱりこういうところで購入するのは損なのね。そう思わせるほうが損だと思うんだけどな。

 

外に用意されたハンモックに揺られるのもOK。座ってみると案外寒さも感じずにゆったり過ごせます。これまでのこじんまりとした宿とはまた違う充実度に、期待が膨らみますね。

 

ハンモックの向こうに見える庭にも、少し趣向を凝らしていました。ちょっと過剰な演出かも^^

 

ハンモックのほかにも椅子が置いてあります。休暇村から歩いてすぐのところに農産物の直売所や日帰り入浴施設などもあり、便利な場所です。ただ、直売所は早い時間に閉まっていたし、翌朝の開店時刻も送迎バスの時間に重なってしまって行けなかったのは残念だったけど。

 

この場所は、夜になると明かりが灯されていてまた違う表情を見せてくれていました。

 

厳冬下だからそそくさと戻りましたが、違う季節にはいいかも。

 

夜のラウンジも素敵でした。でも、私は最初に泊まった安曇野穂高ビューホテルのラウンジの落ち着きが好きだったかな。

 

「休暇村」という名前からくるイメージをいい意味で壊されて、ちょっとワクワク感が増しました。特に相棒は泥臭いよりもスマートであることを好むので、こういうホテルのほうが好み。部屋も満足してくれるといいのだけど。

 

【長野】高評価に納得!安曇野の宿「なごみ野」-朝食~帰宅編

2022年(令和4年)12月

 

今年最後のお出掛けは、やっぱり安曇野。これで3度目です。まだまだ訪れる彼の地でいい宿を見つけようと、毎度違う宿をピックアップしています。前回は今回選んだ「なごみ野」の行き届いた夕食をご紹介しました。

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さて、朝になると、まさに景色は一変していました。安曇野でここまで雪が積もるのは珍しいそうです。山の配置のおかげで、雪かきが必要なほど降ることは年に数えるほどだということでしたが、まさに銀世界。神様からの贈りものかのような、心と美しい景色で朝を迎えました。

まずカーテンを開けると部屋から見える温泉棟の屋根がこれ。

 

下に降りて休憩室からの景色。

 

泊っている場所は同じなのかというぐらい、一晩であたり一面を違う場所にしてしまった雪。

 

朝食もまた、指定時間にラウンジへ向かいます。私たちは7時半。

 

奥の方にも食事棟があります。皆、少しずつ離れた場所に案内していただける楽しみがあります。

 

今度の私たちの部屋は、テーブル2つがある部屋でした。

 

でも、あちら側のテーブルには誰も座らなかったので、時間差か、もしくは今は宿泊客の人数制限をしているかもしれません。いずれにせよ、充分に距離は開けられていました。

 

朝食のセッティングは既にされています。暖房があまり効かないのがこの部屋の難点で、備えられていた巻きスカート式のひざ掛けが重宝しました。ガラス越しにすぐ外なので、朝食の時間帯ではまだ暖房も温まり切らないのかもしれません。

 

品数はそう多くなさそうですね。

 

ふたを開けると、高野豆腐の炊き合わせと、手作り豆腐がお目見え。

 

ふむ。朝食のメニューは時期によって同じなのでしょう。メニューはパウチしてありました。

 

焼き魚は確か、信州サーモンではなく鱒だったと記憶しています。いずれにせよ、美味しいんだよね。玉子焼きは関東風に甘い。

 

ご飯はとても美味しく炊き上げられていました。七穀粥と選べるようになっていて、ふだんだったらお粥にしたに違いないのだけれど、絶対お米が美味しいはずだと白米を選択しました。

 

あとはお味噌汁と香の物。

 

デザートはヨーグルトのババロア風。そう品数は多くないように思ったのですが、それでもお腹いっぱい。朝ご飯もおいしくいただきました。

 

食後はショップ傍にある喫茶スペースに場所を移し、コーヒーをいただきます。この椅子がちょっと冷たい・・・でも、後を気にせずゆっくり過ごせるのがいいところ。

 

送迎もあるので、私たちのように足がない場合でも行きやすいのでポイントが高いです。直前の2ヶ月分ぐらいしか一休.comに出さないようなので、公式HPからの予約が確実です。

 

送迎バスで到着した穂高駅も真っ白な雪景色。道中でもあちこちで雪かきしていました。でも、安曇野はあまり雪が積もらない場所。事実、年が明けてから行ったときはほとんど跡形なく融けていました。

 

新年の準備をした穂高駅は神社のよう。送ってもらったのはいいけれど、電車は大町駅付近の大雪で40分遅れとアナウンスがありました。

 

ここでこの積雪であれば、大町駅はどんなだろう・・・行きには外国人を含め多くの観光客が穂高を通り過ぎて先へ向かっていました。たぶん、スキーやスノーボード目的だったと思います。

 

40分遅れの電車ではなく、その前の電車が到着しました。あまり待たずに電車に乗れたのは助かりました。そのあとの電車もさらに10分後ぐらいには到着できるとのことで、混乱はこの時間帯だけだったかもしれません。

 

柏矢町駅を出てすぐの踏切。ここをまっすぐ行くと一ノ沢登山口への林道に入ることができます。常念岳や燕岳への縦走を目指す人たちで、夏になると賑わうのでしょう。

 

あんなに積もっていた雪も松本を過ぎると気配すらありません。富士山は右に左にと車窓から見えますが、甲府付近でキャッチしました。

 

個人的には富士山は静岡側からの姿のほうが好きですが、やっぱり見えると嬉しいですね。

 

今回も旅行ではないので、お土産は地域クーポンを使っただけ。松本駅売店で購入した地元池田町福源酒造の蔵出し無濾過原酒。

 

てまりやのバウムクーヘンは美味しかったので次回も購入しようと思ったらありませんでした。りんごのホイル包みは箱から出してしまっています。期待外れにポソポソしていました。

 

安曇野産かと思って購入したら、静岡県産だった・・・しかも、今まで気づいていませんでした。安いからいいか。

 

個人的な目的地から少し離れるので積極的には選べない立地ですが、是非再訪したい宿となりました。

 

1泊2食    23,100円×2=46,200

ポイント即時利用             -1,848

全国旅行支援クーポン -10,000

    計                     34,352

www.ikyu.com

【長野】高評価に納得!安曇野の宿「なごみ野」-夕食編

2022年(令和4年)12月

 

今年最後のお出掛けは、やっぱり安曇野。これで3度目です。まだまだ訪れる彼の地でいい宿を見つけようと、毎度違う宿をピックアップしています。前回は今回選んだ「なごみ野」の温泉をご紹介しました。

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大満足のお風呂のあとは、食事の時間です。チェックイン時に指定された時刻は18:20。時間差を作るための方法なのでしょう。ラウンジでに赴きます。

 

少し早めに行きましたが、どなたともかち合わなかったためかすぐに通されました。ま宿泊棟とは逆の方向に食事棟があり、私たちの部屋はすぐそこ。

 

食後に撮った画像ですが、秘密の部屋のように仕上がったこちらへ通していただきました。

 

掘りごたつの下もホットカーペットできちんと温められていました。ときどき、掘りごたつは楽なんだけど、足元が寒いっていうのがありますもんね。それでも寒ければひざ掛けも用意されています。

 

テーブルに用意されていたのは前菜。

 

本日のメニューが名前入りで用意されていました。

 

今回の宿泊には各自飲み物が選べる特典がついていました。ビールやワイン、日本酒などがあり、日本酒を選んだらまさかのこのサイズ。2合ほど入っていたんじゃないでしょうか。なんと太っ腹なサービス。

 

前菜は、クリスマスっぽくもお正月っぽくもある冬の景色です。

12時の位置から

●鮟肝ゼリー ●雪輪蓮根 その下に合鴨ロースとチーズ自家燻製 ●川海老素揚げ ●兎百合根 ●石川芋塩蒸し ●南瓜糝薯 ●珈琲丸十干柿見立て、中央にフルーツ白和えと枸杞の実紅葉人参と木枯らし煎餅、松葉素麺

 

この鮟肝と、合鴨ロースとチーズの自家燻製が印象的な美味しさだったな。

 

きれいな塗りのお椀が運ばれてきました。

 

ふたを取って、おや?この取り合わせはなんという・・・

 

アボカドがお吸い物の具材に入っていました。これがまた意外に合うんです。焼いた白子もまた香ばしさが加わって美味しい。

 雲子豆腐 焼雲子 つの字海老 酢立 アボカド

 

長野で美味しいお造りに出会えないというのは間違い。特に岩魚の洗いには興味がそそられました。

● 岩魚の洗い ●信濃雪鱒 ●信州サーモン焼霜 ●ラディッシュ・蓮芋・紅心大根・妻一式

 

同時に運ばれてきたのが山葵。最後まで置いてくださったので、なんにでもスリスリして使えました。長次郎作の鮫皮おろしは優秀で、ほんとスリスリ下ろせてしまいます。ふんだんに山葵を使って、まずはお造りをいただきましたよ。

 

凌ぎ 料理長自家手打ちの信州蕎麦 蕎麦の実・蕎麦の芽・針海苔

つるつるっといただいてしまいました。記憶が・・・乏しい。

 

焼物 メインが並びました。眼に楽しい盛りつけ。これは、本調子には程遠いとはいえ、アルコールを追加するしかないよね。

 

ハウスワインをいただきます。カラフェで1,700円は良心的な価格。

 

お肉のメインは信州和牛パイ包み焼き。

 

お箸でサクッと割れちゃう。エシャロットもアクセントになって、工夫された一品。

 

添えられているのは、真菰竹・長芋・小茄子・茗荷甘酢漬け。

 

続く温物。鰤大根と銘打った敷朴葉の上の魚料理。

 

鰤の下には柚子が敷かれ、下には出汁のしゅんだ大根。舞茸・パプリカ・ししとう・銀杏・紅葉麩・白髪葱が彩りを添えています。丁寧に作られた料理の数々と、落ち着いたスタッフの振る舞いが、寒い冬の一日の終わりを温かくしてくれました。

 

最後の食事は、牡蠣雑炊。こんなところにまで気配りされているのは嬉しい。おけさのり・ぶぶあられ・けしの実・木の芽とともにいただきます。

 

デザートは、柿プリン・りんごワイン煮・シャインマスカット。いちごも添えられていました。最後まで気を抜かないなごみ野の料理長は神社正樹氏。そのまま「じんじゃ」とお読みするんですって。なんともありがたい苗字ですよね。

 

どなたとも顔を合わすことなく、静かにディナータイムは終わりました。前回のにし屋別荘の食事もかなり高得点だったと思いますが、落ち着きという点で、なごみ野はぐんと軍配が上がりました。両邸は徒歩数分の距離に場所にあります。2泊してどちらも宿泊してみるのがおススメかも。

 

このときはまだ、雪は降っていませんでした。深々と更ける夜のあいだに、景色は一変していました。

 

【長野】高評価に納得!安曇野の宿「なごみ野」-温泉編

2022年(令和4年)12月

 

今年最後のお出掛けは、やっぱり安曇野。これで3度目です。まだまだ訪れる彼の地でいい宿を見つけようと、毎度違う宿をピックアップしています。前回は今回選んだ「なごみ野」の室内をご紹介しました。

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さて、いよいよ温泉編です。温泉は3ヶ所。内風呂、貸切露天風呂、露天風呂です。全15室の小規模な宿といえども、貸切風呂はすぐに埋まるかも。覗きに行ってみましょう。

 

ふむ。あちらの棟が温泉3ヶ所がある場所です。ちなみに、この外の景色もちらりと記憶しておいてください。

 

私たちの部屋のすぐ下は休憩室。落ち着いた空間で居心地が良さそう。

 

書棚があり、興味深い本が何冊もありました。借りて部屋へ持ち帰ってもOK。

 

ティーコーナーではお茶、紅茶がいただけます。

 

優秀なマグがあるんですね。茶葉を入れて、ふたをして蒸らしていただきます。

 

あまりにも寒かったので、まずは内風呂で温まることにしました。脱衣室は3ヶ所とも同じ設えで籠の数が違うだけです。

 

バスタオルだけでなく、タオルもこちらに備えてありました。

 

ドライヤーはふたつ。すっきりきれいに整えられた洗面所は好感が持てます。

 

シャンプー類とクレンジング、洗顔料は売店にも置いてあったもので、ハーブ系の好みのタイプ。

 

カランは5つだったと思います。

 

お風呂自体はカランの数の人数でいっぱいになりそうですが、2日間でかち合うことはありませんでした。

 

次にお隣の貸切風呂へ向かいます。

 

家族で入る想定の籠の数。使用済みタオルは下の籠へ入れます。

 

洗面所もコンパクト。ドライヤーもひとつです。ふんだんに用意されたタオル類が嬉しいですね。私はどこへ行っても貧乏性なので、持って歩きましたけど(苦笑

 

シャワーは1ヶ所。でも、半露天風呂なので冬場ここで洗うのはちょっと寒いです。

 

雰囲気のいい貸切風呂なのですが、難が一点ありました。

 

そこに見える石の凹凸をものすごく残して埋めてあるのです。気をつけないと足をくじく、そんな感じ。(ぐねるって言葉は方言かしら?)

 

続く露天風呂はさらに奥です。

 

さ、寒い。外気に当たるので、ちゃんと温まってからでないと寒くて入る気にならない場所にあります。

 

でも、脱衣室から見える解放感はかなり魅力的。

 

おお~!!!これはいい。適度に整えられた雑木林に囲まれて、小さいながらにゆったりした露天風呂です。それでも5名ぐらいは楽勝かな。

 

シャワーはこちらにはありません。底には貸切風呂と同じく石が埋められていますが、こちらは危険度なし。

 

ゆっくり浸かって、ぼーっとし続けていました。お湯加減もほどほどで、いつまでも森と一体化していたかったです。

 

露天風呂の手前の部屋には、マッサージチェアを置いてありました。たいていどこでも使用中で試したことはなかったのですが、人気のはずですね。なかなか心地よかったです。ただし、レッグ部分が上がったまま下がってくれないの。使い方は不明・・・

 

いいアイデアだなと思ったのが、廊下に置かれた浴衣と帯のコーナー。作務衣式の館内着より、綿の浴衣はさっと着て次の温泉へ行くにはちょうどいいし、汗が引くまでのあいだにも快適ですからね。

 

さて。翌朝のお風呂をご紹介したいと思います。

スタッフさんがおっしゃったとおり、翌朝は景色が一変していました。安曇野は山の配置の加減で積雪は多くなく、近年では10cmぐらいだそう。雪かきをすることもほとんどないはずが、この日はまさに「一変」していました。

 

朝には内風呂と露天風呂が男女入れ替わるのですが、ここで刻々と夜が明けていくのを楽しみました。

 

この寒さの中、小鳥があちらこちらからやって来るのです。人慣れしているのか、お湯の音がしてもそう驚くことはありません。

 

積雪で軋む枝の音、木々に積もっては雪が散り落ち、この日も朝からひとり長く浸かり続けていました。

 

内風呂もせっかく入れ替わったので入ってきましたが、特に違いはありません。雪で外がぽっと明るく染まっているのを楽しみました。

 

露天風呂に雪。またとない贈り物だったように思います。朝食の後にも、出発までの時間を惜しんで入りに行きました。森に溶け込んで鳥たちと会話できるような、そんなひとときでした。

 

お風呂からの風景をはじめ、バスタオルや浴衣の用意など大満足のお風呂でしたが、お年寄りには少しつらいようでした。温泉棟までに長い距離があるうえ、階段も続きます。冬場はビニールでカバーしているといえども廊下は外を通るので寒いし、特に最後の露天風呂は雪や雨が降れば階段が濡れるので滑る心配もあります。私が出会った一群の中には、もう足を運ぶことすら億劫そうなご年配の方もいらっしゃいました。そういった意味では、足腰に不自由がない人が快適な温泉、ということになるかもしれません。

 

【長野】高評価に納得!安曇野の宿「なごみ野」-室内編

2022年(令和4年)12月

 

今年最後のお出掛けは、やっぱり安曇野。これで3度目です。まだまだ訪れる彼の地でいい宿を見つけようと、毎度違う宿をピックアップしています。前回は今回選んだ「なごみ野」の館内をご紹介しました。

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予約した部屋は洋室。外から見た敷地はゆったりといくつもの棟があったとおり、部屋も点在していて洋室は一番遠い場所にあります。

 

でも、その一番遠い棟のさらに先に温泉があるの。その温泉入口の上に洋室3室が配置されています。でも、人の気配がなかったから、使用されていたのは私たちの部屋だけだったと思います。

 

右手の階段を上がってすぐの「いなほ」に通されました。

 

この工夫はいいなぁと思ったのがスリッパに部屋番号のシールをその場で貼ってくれるんです。これだと間違えないよね。

 

靴の形をした籠に鍵をふたつ入れて手渡されました。オートロックではありません。地域クーポンもGET。ここは送迎があるためか、前回のにし屋別荘でもらったタクシーなどの交通用クーポンはありません。

 

部屋は思ったより狭かったです。山小屋風にしてあるので居心地よさに感じられるかもしれない。

 

これで目一杯。窓の向こうに見えるのが温泉のある棟。

 

新しい宿ではないけれど、かといって古さも感じさせないのは山小屋風だからかもしれません。

 

窓辺に座ると外気の寒さがかなり感じられるので、冬場にここでのんびりというのはちょっと難しいかも。

 

なにげなくテーブルに置かれたメニューを見てみると、飲み物が安いの。

 

ほら、これね。ビール小グラス200mlとはいえ400円って、普通ない価格設定じゃない?

 

さらにページを繰ってみると、地酒は1合650‐1,250円。ハウスワインならカラフェ360mlで1,700円という手頃さ。料理がウリでお酒が安いとなると酒飲みには嬉しい。

 

さて、室内の紹介をもう少し。入口入って右手にクローゼット。タオルは持参しなくてもよく、温泉に置かれているという案内。部屋着は浴衣ではなく作務衣系。この下の段には金庫がありました。

 

クローゼットの隣が洗面所とトイレ。過不足なく、という程度。

 

冷蔵庫は空です。持ち込みOKといことね。私はこのスツールが気に入ったな。

 

身体は冷え冷え。とにもかくにも温泉へ行きましょう。館内図は以下のとおり。わかりにくいけど、左のページの上が私たちの部屋。その下が右ページにあってオレンジ色が3ヶ所ある温泉の脱衣所。

 

全15室は多くないけれど、貸切風呂はすぐ埋まっちゃうよね。まずは温泉で温まることにします。