英語も話せないし飛行機も苦手、それでも個人手配で海外旅行

交通費嫌い。飛行機は苦手だけどヨーロッパ大好き。空港ラウンジ目的でSFC修行済み。休暇の取れない勤め人。

【長野】高評価に納得!安曇野の宿「なごみ野」-施設編

2022年(令和4年)12月

 

今年最後のお出掛けは、やっぱり安曇野。これで3度目です。まだまだ訪れる彼の地でいい宿を見つけたいもの。評判の高い2軒をピックアップし、今回はその2軒目「なごみ野」へ向かいます。

 

特急あずさに乗って松本へ向かいます。列車のお供はやっぱり必要。燻りほや。クセのある味で有名なほや、初トライでしたが案外いける。

 

なぜか押寿し系はつい買ってしまいます。小鯵、中鰺、小鯛の3種。

 

紙コップを忘れたので、アルコールは特急車内で買い求めました。キオスクだとコップを置いていないのよね。持ち歩き必須です。もしくはmyおちょこ、ね。

 

2週間も空けずに来ているというのに、すっかり松本駅の様相は変わっていました。雪かきの跡が残っています。

 

車内で食べたけど、夜まで時間が空き過ぎるので軽くおそばを食べましょう。駅ビルに入っている榑木野。10数年前に来たときにも入ったことがあります。

 

店内は混んでいましたが回転よく、さほど待ち時間はない模様。

 

壁には干支のお皿が飾ってあります。山小屋風の店内の雰囲気は、昔もこうだったような。

 

回転がいい理由のひとつは、このタッチパネル式オーダー。会計もここで行ってからレジでお支払いするシステム。

 

ずらりと日本酒。さすがは長野。

 

頼んだのは、普通の盛りそばとくるみだれのおそば。くるみだれは半分こしました。濃厚なナッツのお味もなかなかなもの。

 

食事のあと駅ビル地下へ行くと、お土産物店には日本酒でもワインでもずらりと揃っています。

 

一応、そこからミニボトルワイン馬肉のひとくち燻製を購入し、電車に乗りに行きます。

 

松本に到着した折り返し信濃大町行きの電車には、雪が積もっています。そりゃ、松本に積もっているんだから、大町はさぞすごいでしょうよ。

 

道中も、雪による曇天で前回のように安曇野の山々を望むことはできません。

 

後方に常念岳が見えるはずなのだけど、こうなったら何が何だか。覚えたはずの山の記憶も自信がなくなってきます。


所用を終え穂高駅へ行くと、宿の送迎バスがお迎えが待ってくれていました。この日のお宿「なごみ野」へ向かいます。前回の「にし屋別荘」とは徒歩5分ぐらいの場所。

見るからに雰囲気のいいお宿です。全15室のはずですが、広い敷地にいくつもの棟が見えました。

 

表には正月飾り。クリスマスはすっ飛ばしなのね。

 

中へ入るとすぐラウンジで、赤々と薪ストーブが燃えています。チェックイン直ぐの時間だったので、館内がかなり冷えていました。

 

手前の長椅子に座ってウェルカムジュースのりんごジュースをいただきます。さすがは長野。おいしい・・・

 

寒々とした外の景色。スタッフさんが「明日の朝は景色が一変するかもしれませんよ」とおっしゃっていました。まさか、雪?

松本では雪が積もっていましたが、穂高から宿にかけてはありませんでした。山との位置関係によるちょっとしたことで違うんだそうです。このあたりはそう積もらないのだとか。

 

ラウンジスペースから振り返ると入り口脇のフロント。

 

その前をまっすぐ行くとお食事の各部屋。そして手前側にお土産物が売っています。

 

お土産物は二手に分かれていました。こちらが工芸品やお菓子などが置いているメインの方。

 

ワインをはじめ、長野の特産品が充実しています。客室数15部屋の規模の割に品揃えがいい。

 

もうひとつが、館内で使っているコスメ類や作務衣なども置いてあるコーナー。

 

お値段が手ごろでセンスもいい。メイド イン ポルトガルやペルー。

 

初めてでも和めるお宿、それが「なごみ野」かなと思います。スタッフの物腰も穏やか。押し付けがましさもなく居心地のよい雰囲気にあふれていました。

 

 

山形県東置賜郡 後藤酒造店【辯天】

2022年(令和4年)12月22日(木)購入

 

日本酒の禁酒は新酒が出るころには止めるのだけど、去年は再開しないまま12月に入っていました。このまま飲まずに終わるかと思ったところへ、知人から4合瓶2本が送られてきました。

 

栃木県大田原市 菊の里酒造 超辛口純米「大那」

新潟県佐渡市 逸見酒造㈱ 純米生酒「至」

 

相棒も年越し用に1本買ってきました。顔なじみの販売員がいないのを見て素通りするつもりいつもの酒屋さんで、通ってみると鉢合わせだったそうで(笑

9度目の登場、辯天。前回は6月。

fuwari-x.hatenablog.com

 

【辯天】山田錦 特別純米無濾過生原酒

 

でも、たったこれだけで、年を越せてしまったのだな。

 

【長野】安曇野で評判の高い「にし屋別荘」-食事~帰宅編

2022年(令和4年)12月

 

所用で安曇野へ来ています。

評判の高い宿から「にし屋別荘」をチョイス。前回は温泉編。

fuwari-x.hatenablog.com

 

今回はお食事編。評判が高かったので期待。全5室、それぞれソーシャルディスタンスが取れる場所にテーブルが設けてあります。入り口近くの囲炉裏端のある部屋にふたつ。

 

到着時にお茶をいただいた場所がひとつ。

 

そしてもうひとつがドリンクカウンターのある部屋。お風呂の入り口前にある場所です。

 

ここはひときわ天井高の高い場所。新潟の古民家を移築してきたのだそうです。

 

見上げるとダイナミックに構造を見せてあり、当時の自然なままの梁がワイルド。

 

私たちの席は右側のテーブル。それぞれ翌朝の画像です。

 

あまり多く食事ができる体調ではなかったので、食べきれるかどうかどうかが心配でしたが、彩り豊かな季節の前菜を見て少し気持ちが明るくなりました。

 

空いたところに温かい生麩田楽が運ばれてきました。これで、お盆が完成です。器に入っているのが、ふぐの白菜ポン酢。そして・・・

 

本日のメニューはこちら。気持ちを引き立てるように、ひとつずつ確認しながら食べ進めます。

 

体調が、と言いつつずらりと揃った日本酒。これで食欲も増すといいな。生酒を尋ねると2種類ありました。順番を尋ねると、飛騨高山の純米酒天領を先にするのがいいとのアドバイス

 

お猪口はここから自分で選びます。私が選んだのは志野焼、相棒は唐津焼。部屋の名前もそうですが、焼き物に凝っているお宿のようです。

 

さて、季菜を続けましょう。鶉玉子海老包みから時計回りに、里芋だったかな、銀杏、揚げた蓮根に隠れているのがチーズ豆腐。これ、美味しかった。

 

アツアツの生麩田楽は生麩が2種類ならお味噌も2種類。織部のお皿も感じがいい。

 

豚の角煮水辛子。甘めのお出汁とホロホロに仕上げられた角煮。上品でいてしっかり味が入っているあたり、食欲が湧く一品でした。

 

海老真薯揚げと青唐。大好きだけど、家で作るには手間ばかりという海老真薯。揚げたてが嬉しい。

 

蒸物は玉地蒸しきのこ餡。長野県のきのこの豊富さは、ランチの一休庵でも知ったけれど、ふんだんに使われたきのこがいいお出汁を出しています。

 

あらま。ランチに続いて岩魚の塩焼き登場。ただしこちらは2時間かけて焼いてあり、骨まで食べられるという一品。ほぉぉ・・・噂には聞いていましたが、これは美味しい。隣の囲炉裏で私たちが到着したあと焼き始めたということね。頭から丸ごといただけます。

 

旬菜の白和えはほうれん草と旬の野菜。だから、その「旬の野菜」ってなに?と聞いてみたんだが・・・きのこかな。

 

日本酒は、お隣の池田町の純米酒福源をいただきます。小さな酒蔵であまり多くのところに卸していないそう。地元ならではのお酒です。ただ、お猪口はそのままなのね。

ここで、今日のメインのお披露目とお肉の焼き加減を聞きに来られました。これから炭火で焼いていくとのこと。どどーんと牛ヒレ肉。た、食べられるだろうか・・・

 

お吸い物が登場。

 

蟹真丈、隠元、茸のお吸い物。真丈も美味しいし、柚子がよく効いているところがさらいにいい。お出汁も美味しいです。

 

炭火焼は椎茸から。断面を見てわかるとおり、さっと炙った程度。ジューシーというよりはもっとじっくり味わうような焼き加減です。

 

笹寿司と白がり。笹の香りにイクラ、きれいに作られたお寿司。満腹に近付いていても酢飯とくれば食べられる。工夫のきいたお料理の数々は申し分ありません。

 

三河牛の炭火焼き。わさびの産地らしくすりおろしが添えられています。これはウェルダンの方が、より美味しいかも。牛乳の旨みがより感じられる気がしました。

 

炭火焼きの長ネギとピーマン

 

稲庭うどん。信州でお蕎麦ではなく稲庭うどんとは、逆に新鮮かも

 

塩丸イカの酢の物。よくここまで食べられたよ。ひとえによく考えられた美味しい献立のおかげでしょう。

 

ご飯とデザートは辞退しました。お隣の席の人はおにぎりにしてもらっていましたが、私たちにはもう無理。この体調でここまで食べられたことに感謝でした。

 

大満足の食事でしたが、再訪するのに躊躇する点がひとつ。とても慌ただしいのです。古民家ゆえ、歩くと軋むとはいえ、そもそものスピードが早すぎるんでしょうか。食べ終えると間髪入れず下げるのは、たった5部屋だからこそ目が届くというもの。だとしても、優雅な食事を味わうペースではないところが、とても残念。

 

朝ごはんに続きます。これもまた、過不足のないお膳。

 

あとで運ばれてきたのが手作りの堅豆腐。

 

納豆は辛子ではなくわさびというのが安曇野スタイルね。

 

テラスには忙しなく鳥が遊びに来ていました。もう少し、落ち着いて歩いてもらえると、申し分のないお店になることでしょう。

 

送迎はありませんが、代わりにタクシーにも使えるクーポンを2,000円×2人いただきました。

 

お迎えをお願いしました。時間があるので山麓線を走ってもらいましょう。柏矢町駅近くで右から有明山、雪を頂いた燕岳、横通岳、常念岳が見えます。

 

隣の豊科駅から。手前の山に雪が積もるのはもう少し先。いわゆる北アルプスの一角には雪が積もり、これから6月の雪解けまで冬山で、GWまでは林道も閉鎖されています。

 

一駅過ぎるたびに刻々と表情を変える北アルプス。胸に迫る姿。

 

前回はまだ開店前だった高速バス乗り場を覗きに行きました。観光でなくてもやっぱり地域クーポンはもらえるものね。

 

地下のお土産物売り場には、地ワイン売り場。ワイナリー巡りをしたときに、このうちのいくつかに行ったことがあります。

 

信州味噌の売り場も。

 

でも、買ったのは駅売店鱒寿司(笑

つい酢飯ってほしくなるのよね。

 

あずさの車内用に、なぜだか選んだこんなものたち。

 

晩ご飯のときに教わった福源酒造の純米生酒をお供に、安曇野を後にしました。まだまだ、たびたび訪れる彼の地。

 

ちょうど全国旅行支援と重なり、安価に泊まることができました。送迎がないので、タクシーで片道3千円程度かかるのが難点ですが、かなりお得感のある宿だと思います。食事の慌ただしさだけは覚悟のうえ、訪問してくださいませ。

また、インターネット環境が悪いです。旅行目的ではない都合上、パソコンを持ち込んでいましたが、すぐに切れるので使えませんでした。ほかの部屋の場合は不明です。

 

1泊2食    19,800円×2=39,600

ポイント即時利用             -1,584

全国旅行支援クーポン -10,000

    計                     28,016

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【長野】安曇野で評判の高い「にし屋別荘」-温泉編

2022年(令和4年)12月

 

所用で安曇野へ来ています。

評判の高い宿から「にし屋別荘」をチョイス。前回は施設編。

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今回は、3つある温泉についてご紹介します。

にし屋別荘には大浴場はなく、3つ温泉があります。ひとつは本館、あとは露天風呂と離れにあるお風呂です。予約制ではなく、空いていればいつでも入ることができます。

館内の見取り図はこんな感じ。

 

到着してすぐは冷え切っているので、まずは本館にあるひのき風呂から入ります。到着時にお茶をいただいた隣がその入り口。

 

ダイソンの冷温風機、Panasonicのナノケアドライヤ―など、美品はいいものを揃えています。

 

屋内にあるので寒さはあまり感じません。湯気で外が見えないのは残念だけど、まずここから入るのはたぶん正解。

 

家族で来ていてもシャワーは充分。

 

主に身体を洗って使って温まることを目的に入るといいと思います。

 

続いては新館にある備前の湯に向かいます。本館に2部屋、残り3部屋は外を通って行きます。温まってからでないと真冬は寒い。

 

階段を数段降りて、まずは扉を開けます。

 

備前の湯備前という部屋の前にあるので、ここに宿泊している人はちょっと落ち着かないかも。

 

だから備前の湯だけは、22時までと朝6時から。そりゃそうだよね。

 

ほら、振り返るとそこが備前のお部屋。もしかすると、備前の部屋だけが使えるようにしていたこともあったのかしら。

 

備前の湯はこじんまりとしています。お湯が違うってことはなかったように思うので、本館のお風呂とどちらかでもいいかも。

 

カランはふたつ。

 

ただ、外に湯浴みのコーナーもあったので、季節が違えば過ごし方も変わってくるかもしれません。

 

さいごはやっぱり露天風呂。この門の時点で開いているか締まっているかを判断します。鍵はナシ。

 

一応、建物にも扉はありますが、ちょっと前へ歩き過ぎると通路から見えるという場所。アブナイ、アブナイ。

 

露天風呂の醍醐味は、冷たい空気と外の雰囲気が味わえるところ。この露天風呂は特に何も見えないので、夜にはちょっと不向きかも。ただ、星のとてもよく見える日でした。

 

そうして、朝、出直してみました。木戸があって暖簾が掛かっています。一応あの木戸は閉めて入ります。そうしないと、すぐ見えちゃう。

 

木戸の向こうはすぐに脱衣所。カランはないので、ここは浸かりに来るだけのお風呂です。

 

外の景色は木立ち。解放感が味わえます。雪が積もればまた雰囲気が一変するので、冬に来るのもおススメかもしれません。

 

お湯につかって眺めた景色はこんな感じ。樹々のざわめきを感じながらゆっくり浸かるには、やっぱり露天風呂が一番ですよね。

 

5室の宿で3つのお風呂、ほぼかち合うことはありません。露天風呂は使用中もありましたが、次に通ったときには空いているというぐらい、利用時間もまちまちで、うまくいっていたと思います。

 

温まったからといって、あまり外をウロウロすると危ないのは、すぐそこが新館へ行く通路だから。露天風呂から見た本館がこちらで・・・

 

露天風呂を通り過ぎて新館へ下りる階段がすぐそこ。湯船につかっていれば大丈夫ですが、あまり大胆に動き回ると、ここを通っている人に見える可能性あり。どうぞお気をつけくださいませ。

 

雨の日に露天風呂へ行くのはちょっと足元が悪いですが、どのお風呂もそれぞれ楽しみました。本館は歩くと軋むので、そうっと歩いても割と存在感が出てしまうので、次に泊まるとしたら備前を除いた新館の伊万里織部かな。

もう一度泊まってもいいと思える旅館なのだけど、ちょっと食事には難がありました。次回は食事編としてその話を。

 

【長野】安曇野で評判の高い「にし屋別荘」-施設編

2022年(令和4年)12月

 

またしても安曇野へ。今度は少し選ぶ時間があったので、評判の良い2軒をチョイス。まずはそのうちの「にし屋別荘」へ行って参りました。

 

この日も夜行バスで到着。曇天の前回とは打って変わって晴天の北アルプスが出迎えてくれました。

 

豊科駅で降りると、前回の穂高駅とは見える山の姿がかなり違います。

 

もっとも高く見える山が、このあたりでは馴染みの常念岳。右横が横通岳です。もっと右に見える白い山が大天井岳(おてんしょうだけ)

 

10日前に来たときは曇天から時折見える姿にこんな雪は見えませんでした。すっかり雪山になっています。凛とした姿に心が奪われていきます。哀しいほどに張り詰めた空気。

 

駅舎は穂高駅とはまた違った山小屋風。

 

穂高駅では見える燕岳(つばくろだけ)は見えず、有明も脇役。ここでの主役は常念岳です。

 

車窓から見える手前の山には、まだまだ積雪はありません。右側で白く顔を出しているのが燕岳穂高駅に近づくと見えてきます。

 

穂高駅ではまた前と同じ一休庵。今日はちょっと飲んでもOK(笑

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このあたりでは出足が遅いのか、12時前の到着だと誰もいませんでした。このあと続々到着しましたが、それでも回転率はとても高い。

 

前回とは違うものを食べようと注文したのが、きのこのお浸し550円。なめこやヒラタケ、名も知らぬ茸がふんだんに入っていて、思いのほか満足。

 

岩魚の塩焼き880円は、どちらを手前にして写すべきか悩む向きに焼きあがっていたけれど、香ばしくておいしい。新鮮な魚には出会えない長野と思っていましたが、侮れません。

 

熱燗を頼んでゆっくりいただきました。

 

〆は手打ち煮込みうどん1,100円を半分ずつ。お蕎麦だけでなくおうどんもまた美味しいです。

 

チェックインにはまだ時間がありました。にし屋別荘は送迎バスがないので、てくてく歩いてみました。燕岳へ上る中坊温泉登山口の方角へ向かって歩きます。

遠く大町の方に見える立山連峰や白馬の方角はさらに真っ白に雪化粧。雪の量は遠目にもこちらの比ではありません。

 

1時間ほど歩いて「にし屋別荘」に到着です。途中、へこたれてコーヒーを飲みに入りました。腹ごなしで歩いたはずが、気の毒がったお店の方がシフォンケーキをサービスと言って出してくれました。お気遣いに感謝。

 

たった5室の宿。初秋の安曇野に似つかわしい建物。

 

どっしりとした構えで迎えてくれます。

 

中へ入ると重厚な柱と梁。

 

囲炉裏のある部屋。こちらにテーブルがあり、奥の部屋はドリンクカウンターのある部屋。

 

私たちは隣の和室に通していただきました。アンティーク家具が合います。

 

和洋をうまく組み合わせて雰囲気のいい仕上がり。

 

スタッフが作ったという手作りのお菓子とお茶でお出迎え。でも、私たちは直前に食べたシフォンケーキがお腹に残っていたので、部屋へ運んでもらいました。

 

にし屋別荘では平日の3,000円/人のほか、送迎バスがない代わりに交通機関専用のクーポン1,000円/人も出してもらえました。

 

 

部屋は本館2階「丹波」です。

 

格子を開けるとハンガーが掛けてあり、荷物を置いてその奥の部屋へ入ります。

 

和室に低いベッドを置いた部屋。狭いけれどいい雰囲気です。

 

今日も作業が待っています。コタツは重宝しました。カウンターになっている奥に冷蔵庫がありますが、ここは持ち込み厳禁で追加料金を取られる仕組みです。

 

でも、私たちは日本酒を持っていました。飲むか飲まないかは別にして、買うよね。酒蔵の多い長野に来ているんだもん。

 

タツの上には、先ほど食べられなかったお菓子。あとでいただくととても美味しかったです。

 

ポットが置かれていますが、安曇野の宿はどこもお水は水道水を推奨されます。そりゃそうだろうね。

 

ふすまの奥がトイレと洗面所。

 

ここへ来ると結構冷えます。バスタオルは部屋のものを持って行くスタイル。

 

トイレも狭いけれど、明るいので開放感がありました。

 

前5室のうち、丹波益子が本館2階。部屋は向かい合わせなので、格子の扉を開けるときには部屋のふすまを締めておかないと丸見えなのが注意点かも。ただ、益子はメゾネットタイプなので、すぐそこにいるというわけではなかったようです。

 

次回は、温泉をご紹介します。

 

【長野】ホスピタリティ溢れる「安曇野穂高ビューホテル」

2022年(令和4年)11月

 

所用があって、このところ何度か安曇野へ出掛けています。大阪在住のころ、安曇野の風景に魅かれて訪れて以来。

夜行バスで早朝に松本へ着くと、始発電車にちょうど間に合います。

 

もし、戻りも高速バスならば松本駅からすぐ向こうに見えるDELiCiA(デリシア)から出発します。片道3,500円という格安。

 

松本駅からは、安曇野のほか上高地へも行ったことがあります。ここから長野へ足を延ばしたことも。

 

所用を終えて穂高駅のお蕎麦屋さんへ向かいました。かつてもここで食べた記憶がありましたが、その記憶のとおり今もお店がありました。一休庵です。

tabelog.com

 

箸袋には穂高駅から見える北アルプスの山が描かれています。でも、電車に乗っていると同じ安曇野でも一駅違うと見える山もまったく違うので、きっと「地元の山」もそれぞれ違うんじゃないかと思いました。

 

お昼の時間はとうに過ぎていますが、それでもお店はほぼ満席。観光シーズンが過ぎても人気店です。

 

注文したのは天ぷら盛り合わせ2,200円。海老、舞茸、かぼちゃ、白身魚など。なかなか美味しい天婦羅です。しかも安い。

 

もりそば770円。観光に来ているのではないので、お酒もなし。でもさすがは信州。とても美味しくいただきました。わさび農園もすぐ近くだしね。

 

曇天の安曇野安曇野穂高ビューホテルへ泊まります。送迎バスを予約していましたが、早くに所用が済んだので時間を早めてもらいました。そのとき対応してくれたスタッフさんが「夕食なしのプランになっていますが、こちらには何もないので用意してくださいね」と声をかけてくれました。

それはなんと!持ち込みOKをこんなに丁寧に説明してもらえるとは驚き。近くの西友で買い込んで、穂高駅でお迎えのバスを待ちます。

 

安曇野へ来たら、たぶんたいていの人は穂高駅か2つ手前の豊科駅で下車するでしょう。私もここからわさび農園や山麓線などを巡りました。

 

送迎バスは一ノ沢登山道へ向かう林道へ入って行きます。こんなにも森の中なんだ・・・ホテルまでは20分ほど。

 

全国旅行支援の影響もあって、晩秋の安曇野にも宿泊客は多く訪れています。

 

森の中にチャペルもあるという、このあたりでは大きなホテルです。

 

評価はそこまでよくないけれど、どうかな?

 

でも、中に入ると大きなマントルピースがあり、なかなかの雰囲気。思っていたよりも落ち着いていて、森の中のホテルという雰囲気が出ています。

 

ラウンジの脇にはワインコーナーがあり、フロントで500円玉をコインに交換してもらって、ワインを楽しむことができます。

 

お土産物も充実。全国旅行支援の金券があるので、ここで使いました。

 

目的が旅行ではなかったので、ワインコーナーで一番高いワインを買って終わりにしようと思ったら「これは地元ワインの紹介で売り物ではないんです」。すみません。引っ剥がしてレジへ持って行っちゃいました。

 

森の中にあって、直前だったため食事がついていません。足のない私たちは出掛けることも無理。事前に送迎バスを予約したときに、フロントの女性がそのことを伝えてくれていたので、食料を調達して乗り込みました。

部屋は和洋室。古いホテルですが、落ち着いています。

 

この和洋室の部屋は、フロントからかなり遠いです。しかも、大浴場は敷地の両端にあるので、どちらのお風呂も遠いのが難点。

 

浴衣とタオルが用意されています。バスタオルは部屋から持って行かないと、お風呂場には置いていません。

 

和室は6畳。これだけあればゆっくりと過ごせます。事実、ここへ籠りっきりで2番パソコンで作業していました。インターネットはサクサク動きます。冷蔵庫は空で開放してくれています。

 

一応、バスルーム付き。温泉があるから使わなかったけれど。

 

洗面所には、石鹸とドライヤーが備えてありました。コスメ類は大浴場にのみあったはず。

 

トイレは入り込んで取れるほど広くなかったのですが、まぁ及第点でしょう。

 

エレベーターに掲げられた安曇野ガイドマップ。北アルプスがずらりと名を連ねています。ここから近いのは常念岳。ホテルから林道を突っ切って、一ノ沢登山口から登る山です。

 

常念岳は、日本百名山にも数えられている標高2,857mの山です。曇り空ではその美しいはずの姿が物悲しく感じましたが、地元のシンボルの山のひとつです。

 

夜のラウンジ。こんなに人の集まるラウンジも珍しいというぐらい、皆さんワインを片手に寛いでいました。

 

私も取り敢えず一仕事終えて、一杯だけ楽しみました。森の中のホテルでの過ごし方に相応しい空間、落ち着きが素晴らしい。

 

ほとんどのスタッフは、よい距離感を保ちながら気配りが行き届いており、ホテルに泊まる醍醐味を感じられました。普段のように、泊って帰るだけであれば気づかないことも、缶詰め状態だと感じられるんですね。

 

外はグランピング用のテントが2張。晩秋とも初冬とも言えるこの時期の落ち着きを味わえる空気に満ちていました。

 

もっと星がきれいな夜であれば、グランピングの醍醐味はさらに増したことと思います。

 

残念ながら翌朝は雨交じりの天気。でも、グランピング施設の雰囲気の良さは、ちょっと感じられるんじゃないでしょうか。

 

旅行でもないのに、旅行支援を受けるというのはなんとも複雑な心境でした。一番高額のワインが12,000円だったので、それを購入して終わりにしようと思ったら、商品を紹介しているだけで売り物ではないと言われたので、その中でもっとも高かったものを。

 

あとは片っ端から食べそうなものを買い込んで戻りましたが、作業中にシードルを飲んだ以外は今も開封せずに置いてあります。

 

こちらは、徐々にいただきました。「ブルーベリーな気分」はポソポソしていていまひとつでしたが、わさび味のあとふたつは安曇野らしさがあってお土産としては良かったと思います。

 

まだまだ安曇野へは泊まります。とりあえず同じホテルは避けますが、ここはリピしたい。今度は夕食付きで戻って来たいです。

ただ難点は大浴場で、遠いうえにシャワーがすぐに水になるところ。ほかの人の様子を見ながらお湯を出してもダメ。カランの数も多くなかったのに、なんでだろ。

 

朝のバイキングも悪くなかったです。旅行で来ていたなら、もっと楽しめたんだろうけど、ね。

 

2泊2人朝食付き33,000円×2泊=66,000円

全国旅行支援          -20,000円

ポイント即時利用等       ‐14,691円

   計           31,309円

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【山梨】初秋の昇仙峡&「生そば きり」で絶品鳥もつ煮

2022年(令和4年)10月22日(土)

 

全国旅行支援をきっかけに、何度も計画しては断念していた中央アルプス千畳敷カールへ行ってきました。諏訪湖畔泊を経て、前回は5年ぶりの再訪となった石和温泉「華やぎの章 慶山」の宿泊が、最悪だった話を書きました。fuwari-x.hatenablog.com

 

でも、石和温泉に泊まらなければならない理由がありました。今回の旅行の目的は「千畳敷カール」「諏訪湖の鰻」「昇仙峡」を網羅することにあったのです。甲府駅周辺で泊まるよりもやっぱり温泉と思って予約したのが運のつき。

 

早々に旅館を出発して石和温泉駅へ向かいました。昇仙峡へ行くには通常、竜王駅か甲府駅からバスに乗るのが一般的ですが、10月第3土曜日から11月30日の土日祝は紅葉シーズンに合わせて石和温泉駅から快速便が出ているのです。(山梨交通HP)

 

9:05石和温泉駅発のこのバスは、電気バスでした。環境保全を意識しているのね。車内にはUSBポートも完備。

 

快速便では通常のバス停よりもより遊歩道に近い天神森バス停で降車できます。

 

ふむふむ。遊歩道のスタートはここからなのね。どこまで行けるかわかりませんが、とにかくスタートしましょう。

 

9:05石和温泉駅のバスで9:56に天神森バス停に到着しています。これは、泊まっていなければスタートできない時間帯なので、遊歩道で出会った人もほんの数組。

 

紅葉にはまだ少し早い昇仙峡。徐々に気配が感じられる時期でした。

 

遊歩道から見える奇岩の説明は、QRコードで読み取れるようになっていました。ここは大砲岩と書いてあります。Wi-Fiがないので説明は読みませんでしたが、ここはわかりやすそう。

 

ズームしてみると、円柱が横たわっている様子がなんとなく大砲を思わせます。うん。この命名は納得できるな。

 

猿岩。なるほど目と口が付いていてサルっぽい。

 

奇岩が連なる昇仙峡。命名も悪くないし楽しめます。

 

これなんかいかが?大佛岩です。私の写真スキルが低いのでわかりにくいかもしれませんが、まさに大佛様でした。

 

寒山拾得。唐の高僧、寒山と拾得のおふたりが並び立つお姿。中国の脱俗的な人物である寒山、拾得の姿に似た岩だと言われています。

 

ここまで写真を撮りながらのろのろ歩いて30分弱。奇岩群の終わりに近づいています。

 

飽きることなく歩き続けてきました。橋を渡れば弘法大師空海の作と云われる岩正五百大阿羅漢の木彫像などが安置されている羅漢寺へ行くこともできましたが、寂しい道なうえに人が少な過ぎるのでパスします。

 

天鼓林という山梨県の天然記念物にも指定されている景勝地です。林の中の限られた場所に立って足を強く踏み鳴らすと地中からポンポンと鼓の音に似た共鳴音が還ってくるそうですが、紅葉に気を取られて場所についての豆知識なしで素通りしています。

 

いわゆる「昇仙峡」と呼ばれる場所を指すとき、どの画像をイメージするのだろうかと思い出しながら歩いていました。奇岩のラッシュに心を奪われているうちに、元のイメージがなくなってしまったぞ。

 

石門をくぐります。巨大な花崗岩に囲まれた石門は先端がわずかに離れています。

 

むむ!今にして思えばこれが天狗岩。覚円峰の対岸に位置しており、天狗岩と覚円峰をセットで写すのが必須だったみたい。帰ってきてから知る私にありがちな失敗。

 

張り出した岩の下を抜けたあたりでそろそろ1時間半。旅行3日目だし、このあたりで終了でもいいかな。

 

と思っていたら、目の前に滝が現れました。最大の見どころである仙娥滝(せんがたき)です。滝上バス停からアクセスがいいので、観光客はここに集まっていました。

仙娥滝:滝の名である「仙娥」とは、中国神話に登場する月に行った女性嫦娥のこと。
富士川水系の荒川上流にある、山梨県を代表する景勝地の一つ昇仙峡の最奥部に位置する。 この滝は地殻変動による断層によって生じ、花崗岩の岩肌を削りながら落下している滝で落差は30m。

 

富士川水系の荒川上流にある、山梨県を代表する景勝地の一つ昇仙峡の最奥部に位置しており、滝の名である「仙娥」とは、中国神話に登場する月に行った女性嫦娥のことを指しています。滝の落差は30m。

 

この先にはまだ昇仙峡ロープウェイもあり、お食事処やお土産物などはその道中にあるようでした。でも、私たちはこれでおしまい。

 

昇仙峡HPには、モデルコースが紹介されており、遊歩道Mapなどがダウンロードできるようになっています。私のように見逃さないよう、熟読してから行くことをおススメします。

 

さて。甲府駅へ戻ってきました。ランチは北口から徒歩5分足らずのところにある「生そば きり」へ向かいます。

 

12時半を回ったあたりでしたが、最後にテーブル席に滑り込みセーフ。人気店のようです。でも、全国旅行支援による地域クーポンが使えないお店だとわかったので、ビールすらケチる私たち(笑

 

おろしそば800円を注文しました。

 

私たちのあとで1人お店に来た女性が、次々料理を頼んでいます。「おひとりさま」が多いのは知っていますし、娘がそのタイプ。「こうして楽しんでいるんだろうねぇ」と話しながらその人を眺めていると、壁に見つけたポスターに甲府鳥もつ煮 B-1グランプリ全国制覇」とある。どれどれ、とメニューを見ると700円と安い。

 

追加で注文した鳥もつ煮。いやぁ美味しい!!!鶏肝は家でも炊きますが、もっと甘辛くていかにも酒の肴的な味付け。そうか、ここまで濃厚な味もいいね。

 

最後は大満足で終わることができた2泊3日の旅。

 

お土産は、上諏訪駅なとりさんちのたまごや工房のタマゴヤのマヨネーズ630円。特大過ぎていっこうに減らない~。焼き菓子もとても美味しかったので、買って帰ればよかったと出発後に気づきました。オンラインショッピングもできるので、ぜひぜひお試しを。

 

2泊目は土日だったので地域クーポンは1,000円×2=2,000円。甲府駅売店で大急ぎでGETしたのは以下の3点。超甘口だったマルスワインの巨峰にごり1,090円。娘がほうとう好きなので権六ほうとう702円、山梨シャインマスカットブッセ700円にそれぞれ充てました。