今回の旅行を計画したとき、パリの日程がタイトだったので、
もしかすると行けないかもしれないと思っていたのがモンマルトルの丘でした。
パリからの景色を一望できるとあったので、ぜひとも行きたかったのですが、もっとメジャーな場所をとりあえず廻る必要もありました。
無事、モンマルトルの丘へ向かえたことに、ホッとしました。
既に17時を回っているのでメトロに乗り、Anvers駅で下車。
人並みに合わせて歩いていくと、サクレクール寺院が見えてきました。
残念なことにバッテリーが残り少なくなっていたので、あまり写真がありませんが、ずーっと上まで階段が続いています。
その階段のほとんどに人が座っており、眺めを楽しんでいるようでした。
ケーブルカーフニクレールを使ってのぼることもできたのですが、思ったほど大変そうではなかったので、歩いてのぼりました。
上からの眺めには本当に見とれました。
似顔絵を描く画家がたくさんいるはずでしたが、そのテルトル広場の一つ手前で路地を曲がってしまったので見られず・・・
ストラスブールで見たような描き手がいたら書いてもらえばいいと思っていたので、今思えばちょっと残念でしたが、それよりも探している場所があり、そのときはすっかりそのことも失念していました。
やはりグーグルマップだけでは不充分。
ガイドブックは恐らく上手にポイントを押さえて載せているので、目的地に着きやすくなっているのではないかと思いました。
疲れさせてしまうと行けないので、私がひとり探し回っているあいだに、その場所を娘が訪ねてくれたようでした。
それでも、上から降りてきた場合は振り返らなければならず、通り過ぎてしまうところでした。
これがその探し求めていた壁抜け男。
徒歩でのツアー客が到着する直前でした。
もう少し後だったら、写真を撮るのに時間がかかったはずです。
みんなに手を握られているのでしょう、金色になっていました。
さらに下って行き、途中で振り返ると風車。
映画アメリのカフェも通りました。中には映画のポスターが。
共感できる映画ではなかったので内容はまだら覚え。
ただ赤と緑がくっきりときれいな映像だったことは印象的でした。
このまま坂を下りきってしまうとムーラン・ルージュ。
さて。Blanche駅から凱旋門へ向かいました。
最後に残ったのは、シャンゼリゼ通り。
凱旋門の上から眺めたとはいえ、歩かずに帰国するのは心残り。
歩いているのは、観光客が大半ではないでしょうか。
恐らく、かつてから考えるとかなり格も下がったのではないかという気がします。
ファストファッションのブランドなども入り、憧れのシャンゼリゼ通りという感じではありませんでした。
それでも、これでパリも最終日。
駆け足で廻りましたが、とりあえずめぼしいところは見ることができました。
もう19時を回っています。
ストラスブールで買ったパンがあるので、あとは途中でサラダやワイン、ハムなどを買い、ホテルへ戻りました。
スーパーでビールが売り切れていたのが残念で、ホテルへ戻るまで、どこかにないか探し求めていました。
近くのケバブの店に見つけたので、割高ではありますが買って戻りました。
過ごしやすい気温ではありましたが、歩き回っての1日だったので、まずはビールでのどの渇きがうるおせたのが何よりもの幸せでした。
なんとも質素な旅行です。