さて。ドゥブロヴニク空港へ向かう朝です。
ドゥブロヴニクへ行くのにすごく悩んだのは、空港バスでした。
行きは飛行機の到着に合わせて出発するし、降車もピレ門なので簡単なんです。
でも帰り。
問題点はいくつかありました。
1.帰りのバス乗り場は宿から徒歩10分弱のケーブルカー乗り場
2.バスの出発時刻は早朝5時前
3.時刻表は3日前まで不明
4.始発で満席の場合、ケーブルカー乗り場からは乗られない
当初、ピレ門から乗るものとばかり思っていたのに、帰りはケーブルカー乗り場から。
しかも早朝5時前って・・・
真っ暗闇の中、外国でそれは危険なんじゃないか。
もうひとつは、バスの出発はケーブル乗り場が始発ではなく、ラバット地区のグルージュ港なのです。
そこからもう一駅停車したあとに、ケーブルカー乗り場へやってくるので、もしこの時点で満員だったら乗られません。
しかもこのバスの時刻、3日前までわからないのです。
フライトに合わせているということと、フライト90分前に出発するということだけが手がかり。あとは直前にアトラス社のHPをチェックします。
これまでの出発時刻を追ってみると、恐らく空港到着は1時間前着。
国内線とはいえ微妙だなぁ・・・
もし乗られなかったら?間に合わなかったら?
でも、心配は杞憂に終わりました。
4時半前には宿を出ました。
部屋の鍵はつけたままでいいと言われていたので、そのまま出発。
外へ出るとこの明るさ。
狭い路地まですべて明るい。
プラツァ通りに至っては、昼間のように明るい。

時計は4時30分を指しています。

ここは、プラツァ通りにある世界で3番目に古い薬局。
追記:と思い込んでいましたが大間違い!ちゃーんと修道院の中にあるんだそうです。入ってないから勘違いしてたんだね〜
きのう下見をした階段を見上げると、ここも明るい。
上りきって下を見ます。
スーツケースを持って上がるのは大変。

プジャ門の横を見ても明るい。このとおり、どこを歩いても明るくて安心です。

ドゥブロヴニク行く場合、夜中着のフライトのことが多いのですが、まったく心配ありません。レストランは24時まで開いているし、街は路地に至るまでいつも明るいです。
プジャ門から向こうを見ると、ケーブルカーのチケット売り場が見えます。
門を出て振り返ると城壁の外。とうとう旧市街ともお別れです。
ケーブルのチケットを買ったのは、左側の自販機が見えるところです。
気づいていませんでしたが、ケーブルもバス乗り場もこの先との標識があります。
駐車場を抜けることもできますが、そちらから行くと階段なので、坂を少し上ります。旧市街の外へ出てもやっぱり明るい。

こんなことを呑気に撮っていると、到着したときは既に10人以上待っていました。
チケット売り場はバス停の向かい側にあり、既に営業しています。
バスの時刻は4時45分ですがそれはグレージュ港の出発時刻のはず。
ケーブル乗り場までは10分ぐらい。
でも、心配しなくてもチケット売り場の人が出てきて、全員のチケットを持っているか尋ねてもくれたし、バスの到着も知らせてくれました。
全員が荷物を積み、出発したのは5時過ぎです。
座席はまだ悠々。
乗らない人たちもいたので、路線バスでどこかへ移動するのでしょう。
旧市街の夜明けはもうすぐ。
このあたりへ夜明けの写真を撮りに来ると、薄紫色の旧市街がとても美しいそうです。ただ、道路に歩道がないので、ちょっとコワゴワになるかな。
空港はかなりの人でした。
1人当たりにかける時間がすごく長いんです。10人ずつほど並んでいて、すぐに終わると思ったのに一向に進まない。
発券はまだだけど荷物を預けなければならないし、自動チェックインをする意味はないと思ったのですが、
向こうのドロップオフのカウンターがスムーズに進んでいるのが見えました。
自動チェックイン機で発券したときには、既に出発30分前を切っていました。
焦りつつセキュリティーチェックへ。
ここがまた長蛇の列。
呑気に前にいる日本人家族を眺めていて、アクシデント。
その人たちについて行ってたら、出入国審査だったんです。
だから、ほぉぉ~ ここでもチェックするんだ~と思っていたら、大失敗!
スタンプを押した税関職員がやにわに立ち上がり、
「ここはインターナショナル。あなたは国内線だね?ここで待っていなさい。」
そう言って、
私のパスポートを持って立ち去ってしまったのです。
飛行機に間に合わないかも。でもパスポートもない。
待つしかない私。
しばらくすると、押したスタンプの消印手続きをした税関職員が戻ってきました。
「ドメスティックはあっちね」
「ハイ、すみません」
親切なイケメンの税関職員さん、お手数をおかけいたしました。
少し戻ったところに非常階段のような出口から国内線乗り場へ行く通路がありました。
時刻表はココ。きっちり出ているので安心です。
8時のバスには乗れると思っていたのに、9時発になってしまいました。
泊まるホテルを聞いていたのは、降車場所を教えるためだったようです。
このバスは、かなりたくさんのバス停に停車し、地元の人も多く利用していました。
中央バスターミナルへは35分ぐらいで到着しました。
雨は空港とは違って小雨になっていて、傘も必要がない程度にしか降っていません。
気が急くので、バスターミナルの撮影どころではありません。
でも、翌日はプリトヴィッツェ国立公園へ行くのにここのバス停なので、また戻ってきます。