この旅行で、最後の最後まで迷っていたのがオタワのホテルでした。オタワで行きたかったのはリドー運河。その傍には、ケベックシティでいうシャトー・フロントナックと同じように、フェアモントホテルがその象徴のように建っているのですが、そこはやっぱりお高い。でも、リドー運河が目的でオタワへ来ているのだから、近くないと困る。ケチな私が折り合いをつけるのに最後まで迷ったのが、ここByward Blue Innでした。口コミの評判はいいのですが、この見てくれからもわかる安っぽい雰囲気。ホテルの高いオタワで、2人2泊朝食付きで28,154円。確かに安いけど、ビクトリアの4つ星ホテルが同じく2泊で24,784円だったことから考えると、オタワのホテルが高いってわかるでしょう?
恐る恐る入ってみます。
階段を上がるとすぐフロントで、撮りにくかったので写真はパスしています。私たちの部屋はフロントからまっすぐの1階。突き当りに見えるドアがそれです。
Blue Innという名前の通り、ホテル全体がブルー。
ドアを入ってすぐ右手が、荷物置き場。いかにも安っぽいInnです。すみません、しょぼいスーツケースで。ガウンは使っていいのか謎。かつてニュージーランドへ行ったとき、クイーンズタウンのホテルでかかっていたガウンが売り物だったので、手を付けませんでした。でも、スリッパを入れてあるんだから使ってよかったんだよね。すごいサービス。
手前側にテーブルがあります。
テーブルの前には電子レンジと冷蔵庫。ほら、ビクトリアに続いてまた電子レンジがありました。戸棚にはワイングラスやお皿、ボウル、カトラリーも揃っていました。きっとこのホテルの人気はここにあるのでしょう。
ベッドは裾がメイキングしていないのが、かえっていい。あれを外すのはいつも面倒だもん。
窓の外はテラスがありました。手前の空調設備は配線されていなかったので使用不能。真冬だけ使うのかな?
ドアを入ってすぐが洗面所でした。暖房はトイレの足元にあるものが効いていました。
謎だったのが、このシャワーカーテンのメイキング。真ん中でねじねじしてあった・・・ シャワーヘッドはちょっと角度が変えられるだけ。
このホテルが至れり尽くせりなのは、このレベルなのにアフタヌーンティータイムがあるんです。早速行ってみましょう。
フロントの隣の部屋はラウンジ。
そこにコーヒー、紅茶。クッキーやチーズなどが用意してありました。ちょっとのことだけど、嬉しいですよね。
レストランの方で休憩します。でも、朝のVIA鉄道からずっと食べっぱなし。
まだ明るいうちにバイワードマーケットへも行ってみます。すぐ隣のブロックから始まりますが、いまひとつよくわからない。「マーケット」と思って見るからかな。
ここはベーカリーですが、入口の看板にオバマ前大統領が写っています。
店内にもオバマ前大統領。こういうのも宣伝効果があるのね~ 名前まで付けられちゃって。
ちょっとばかり露店が出ていたので見に行くと、メープルシュガーがありました。スーパーで買うとやたら量が多いので、200gのをここで買いました。
そのとき、荷台に貼っていたのがこの写真。メープルはこうして採取するんですね。それで、VIA鉄道の車窓から見た装置が、メープルだったと気づきました。
レストランがほとんどで、もっと野菜や魚も売っているかと思っていましたが、私の「マーケット」のイメージじゃない。ただ、下に見えるイタリア食材店のLa BOTTEGAには何度も足を運びました。私、イタリア人かというほどイタリアン大好きです。
VIA鉄道から散々食べていたので、夕食はこのイタリア食材店の量り売りでオリーブなどを詰め、割引になっていたクスクスを買って帰りました。あとは、こちらでも見つけたスーパーmetroでチーズなども。アルコールは専門店じゃないと売ってなくて、metroの隣にあったLCBOで調達。
左からオリーブやアーティーチョークのマリネ3.2CAD、クスクス3.99CAD、お土産に持って帰ったニョッキ1.99CADで計9.38CAD(792円)。
リドー運河はバイワードマーケットからすぐのはずですが、翌日に回して酒盛りです。