2021年(令和3年)8月
長年の憧れだった、屋久島の旅も最終日となりました。前回までは4回に渡って周遊ツアーの様子をご紹介しました。
当初、夕方便で屋久島を出発する予定でしたが、前日のツアーで一緒だった人のフライトに天候調査が入ったことが気になっていました。最終便より1本前の便を予約しているものの、いずれにせよこれ以上私たちが自力で回れるところは特にありません。台風に見舞われやすい時期だったこともあり、変更可能な航空券を予約していたので、早々に帰ることにしました。雲が立ち込め、なんともすっきりしない天気が続きます。
出発前にこんなメールが届きました。
屋久島 → 鹿児島
出発予定時刻 11:35発 - 12:10着
鹿児島空港 視界不良のため種子島空港へ向かうことがあります。天候の状況によっては、運航に影響が発生する可能性もございます。ご不便・ご迷惑をおかけいたしますことを、心よりお詫び申し上げます。
え、もし種子島に着いたとしたら、どうするわけ?
ムッチョム岳が見えるはずのホテル前ですが、上空はまったく見えません。
それでも、海側は青空も覗いていて、そこまで悪天候ではありません。吹きっさらしの島ならではの風が吹くのでしょう。
ホテル前のバス停。ほとんど信号がないので渋滞はしないとガイドさんに聞いていましたが、時刻表どおりでも、フライトの26分前にしか到着できません。それより前だとあの小さい空港に1時間40分も前に到着する便しかないのです。
天候も不安、間に合うかも不安、でも、きっと行けるんでしょう。無理でも国内、何とかなるさ(笑
バスの車窓からは、サルがいる公園を見つけました。ヤクシマザルの被害にも遭わず、うまく共存し、愛される存在なんでしょう。ただ、最近は観光客の餌付けもあるようで、徐々に住民を脅かす存在になっているようです。
屋久島空港へは時刻表どおりに到着しました。まだ搭乗待ちの人が大勢並んでいたので、余裕あり。ただ、チェックイン手続きを終えていなかったので、呼び出されてしまいました。
搭乗してみれば、天候が問題なのは鹿児島空港の方だそう。そうか。飛ぶけど、着かないかもしれないのか。種子島に下ろされたらどうするんだろう?船?いや、ついでだから1泊しちゃうとか?
そんな心配もありましたが、厚い雲をかいくぐって無事に鹿児島空港到着。続くANA便も早い便に振り替えられたので、ランチでも食べて待ちましょう。
鹿児島空港の大空食堂でいただいたのは、大空定食1,200円。黒豚豚カツとチキン黒酢南蛮のセットです。めったに食べない揚げ物ですが、なかなか美味しい。しかも、ビールが飲めたんですよね。鹿児島万歳!
出発まではラウンジも利用しました。
ラウンジでも、やはりビールが飲めました。当たり前だったはずのことが、こんなに嬉しいなんて。
さすがは鹿児島、焼酎も置いてあります。
ソファーのコーナーは人が多かったのですが、こちらのデスクの方は空いていました。
もし晴天であれば、まだまだ屋久島に滞在していただろう時刻に到着という便に乗ります。座席は満席でした。
そうでなくとも雨が多いという屋久島。思うように過ごすことはできませんでしたが、それもまた魅力のひとつなのでしょう。毎月山を登りに来る人がいる、そんな話にも頷ける気がします。
さて。お土産編です。
こちらは空港で購入したお寿司。このバッテラ・焼きサバ623円は行きに娘が食べたんだそうですが、なかなか美味しかったです。笹の葉鮨691円。
前回、中津へ鱧を食べに行ったときも購入した7食入りラーメン(ANAバージョン)1,500円。めったに食べないラーメンですが、これは気に入って再び購入しちゃいました。結局、私は5つの味を楽しみましたが、宮崎の辛麺が好みかなぁ。
屋久島のふるさと市場で買った塩黒糖360円、あご昆布600円。
さつまぼっけもん540円は、ピーナッツ入りのお煎餅で予想外に美味しかったです。テッパンのかるかん1,080円と期待外れの薩摩芋タルト680円。ぽて豆けいく680円も当たり!
こちらはお土産用に買ったスイートポテトン350円、完熟マンゴーゼリー1,080円。
屋久杉プレート2,750円は、娘が買ったもの。香りがすごくいい。
しっかり、屋久杉と刻印されています。高価なものは木目ももっと美しかったようです。樹脂が密に入っているので朽ちずに長く使えるそう。娘は屋久杉のお箸も買っていましたが、乾きが早いと言っていました。
いくつかの山を登りに再訪したいのですが、食べ物に楽しみが少ないので相棒が乗り気になってくれません。いつ行けるかなぁ・・・
終わり。